逃走車のレビュー・感想・評価
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手法は斬新でした。
なんでしょうか、これ。
年間新旧問わず映画を見る中でおそらくはワースト3争いをしそうな予感のある作品。
映画のクオリティは一つの視点で決められるわけではないことはもちろん承知だが、基本的なところで幼稚だったり、浅はかだったりすると単純に、下手だなあ、と見ながらに思わされてしまう。
まず、どうしてその行動を取るに至るかのプロセスの組み立てが出来ていない。彼は彼女に会いに行こうとしているだけである。レンタカーの車中にとらわれながらアホかと思う女性とのやり取りを、とても正気の大人が疑問も抱かず見れようはずもない。矛盾を孕むことに無自覚なのと、わかった上でナンセンスを撮るのは別次元の話だ。
リュックベッソンがやりたいのか知らないが表層だけすくい取っても映画の本質は捕らえられない。
唯一、車をペイントするくだりのみ評価。
はっきり駄作と言い切れる久々の映画。
ポールの車窓から
ポール・ウォーカー主演のカーアクション…と思って、自身出演の人気シリーズのような快作を期待したら、ちょっと違った。
仮釈放中のアメリカ人男性マイケルは、南アフリカ・ヨハネスブルグのアメリカ大使館に勤める別れた妻とヨリを戻す為、異国の地に降り立つ。手違いで別のレンタカーが手配され、仕方なく乗ると、車内には見知らぬ携帯と銃、そして拘束された女性が…!
話的には、よくある異国の地での巻き込まれ陰謀サスペンスに、カーアクションを少々味付けした趣向。
ユニークなのは、全編車載カメラによる映像である点。
なので、追い詰められた主人公のスリリングな逃走劇を、まるで隣に一緒に乗っているように体感出来る。
しかし、ずっと車載カメラからの映像なので、迫力のカーチェイスの醍醐味は薄く、肩透かし感も。
ツッコミ所も多々。
一番のツッコミ所は…さっさと車降りればいいじゃん!
でも本当に降りちゃったら話がそこで終わってしまうので、最後まで車を降りないというご都合主義…いやいや、律儀な主人公。
また、“最も危険な街”を舞台にしながら、これまた世界のどの街でもよくある警察の腐敗というのも新味ナシ。
さほどハードル上げず、B級アクションとして見ればそれなりに。
今は亡きポール・ウォーカーが全編出ずっぱりなので、彼のファンには堪らないかも。
設定に無理がありすぎ。
先が見えない展開
意外といい!
面白い!
名作インビクタス以来の南アフリカが舞台の映画。南アフリカはその深い歴史・社会背景からしてもあらゆる意味で映画性がある。
舞台はアパルトヘイトの爪痕による貧困、エイズ、麻薬などから1日に400件以上の強盗、100件近い殺人、200件近い性犯罪が蔓延る南アフリカ最大の都市- ヨハネスブルク。
その悲劇の街をベースにアングロサクソン人種が巻き込まれるというストーリーに無理や違和感がなく、劇中にも問題提起するような貧困や汚職、治安問題が随所に散りばめられている。
『ワイルド・スピード』のポール・ウォーカー十八番のカーチェイスにその拘った撮影手法も魅了。単なるカーアクションものの視点で観るのもいいが、ヨハネスブルクの上記した背景を知って観れば深いエンターテイメント性を感じることができると思う。
撮影の方法がスピード感を殺しちゃったみたい。
‘イントゥザブルー’でポールウォーカーを見たとき、カッコイイな〜!と思ってから数十年…
ワイルドスピードや南極物語とか、主役の映画はいっぱいあってどれもかっこいいのになぜ薄い…存在感。
今回の映画はチョット不思議なカーアクション映画でした。
物語は別れた妻を追いかけて仮釈放中にもかかわらずルールを無視してヨハネスブルグまでやってきてしまい、そこでレンタカーを借りたら、さるぐつわされた女性が一人隔離されていた。そこから始まるカーアクションなんだけど、全編車中から撮影されているの。
当の車の外見はウィンドウに反射した画面見て確認するだけ。
カーチェイスのスピード感もダウン。
おかげでポールウォーカーの顔のアップが全遍で拝めちゃいますよ。
ず〜とアップの顔見ていて気がついた。
ハンサム顔だけではやっぱりすぐ飽きる…のかしらと思ってしまいました。
ラストのシーンもどうなんだろ?
‘ようやく車から出たぞー’ってのをあらわしたかったのかしらん。
ポール、頑張れ!!!
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