「私は楽しめました」逃走車 うそつきかもめさんの映画レビュー(感想・評価)
私は楽しめました
巻き込まれ式のハイコンセプト・ムービー。
手違いで借りたレンタカーに怪しげなケータイと拳銃が入っている。
さらには、トランクから縛られた若い女性が出てきて困惑する主人公が巻き込まれていくクライム・サスペンス。
トランスポーターを思わせる設定だが、比べるのは酷なほどレベルが違う。
予算がなさすぎて、舞台はほとんど車の中で、ポール・ウォーカーが出ずっぱり、共演陣も少なく、見どころは少ない。
でも、脚本は弱いものの、映画としてきちんと成立しているし、満足度は低くない。
以下、疑問点を列記しておくと、
・誰が、何のためにレンタカーにケータイと拳銃と拉致した女を置き忘れるのか。
・配車係は、全くチェックしないまま次の客に車を貸すのか。
・主人公は、拳銃に気づいた時点でなぜ警察に相談しないのか。
・ケータイで司令を送ってくる相手に従う理由がない。そのまま妻に会いに行けばいいのに。
・録音の証言で一発逆転が可能なほど強い証拠になるのなら、なぜあの女性は殺されることなくトランクに放置されたのか。
などなど、ポール好きでない人には辛いかもしれません。
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