劇場公開日 2013年4月26日

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「事前知識の有無関係なく面白くは無い。」ジャッキー・コーガン Opportunity Costさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0事前知識の有無関係なく面白くは無い。

2014年5月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

寝られる

本作の内容を理解するためには或る程度の予備知識が必要。
全編通して2008年の米国から発した金融危機~大統領選挙を取り扱っており、その知識が無いと序盤から置いて行かれます。

ただ残念なことに。
予備知識があっても面白くはない。

原作はジョージ・V・ヒギンズの1974年の小説「Cogan's Trade」。
それを無理矢理に08年の話にしているため、話の雰囲気と監督が推し出したいテーマに乖離があり無理が生じています。
古臭い雰囲気の中で差し込まれる近年の選挙演説は違和感しか生み出していませんでした。

良かったのはジェームズ・ギャンドルフィーニことミッキーの殺害シーン。
非常に官能的で魅力的でした。

あとはドラッグシーンの酩酊感を表現した場面。
ただ映画「フライト」における同様の場面の方が格段に面白かったため、本場面のみでは劇場に足を運ぶレベルではありませんでした。

監督の自慰作品という印象の本作。
自慰作品自体は大いに結構なんですが、この程度の自慰では金を取ってはいけない気がします。
もっと刺激的でもっとアクロバティックじゃないと。

官能的で魅力的なミッキー殺害シーン、約2分間のみ。
オススメです。

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Opportunity Cost