劇場公開日 2013年4月26日

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「物語とは全然関係ないブッシュやオバマの演説、政治経済のニュース報道...」ジャッキー・コーガン よねさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0物語とは全然関係ないブッシュやオバマの演説、政治経済のニュース報道...

2018年5月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

物語とは全然関係ないブッシュやオバマの演説、政治経済のニュース報道等がずっと背景にあってこれはどういうつもりなのかと思いましたが、要するにアメリカ経済の現状を皮肉っていたんですね。表の世界も裏の世界も強者が弱者から搾取する点は変わらないが、表の世界では善良な市民に無意味な投資を呼びかけて私腹を肥やした悪党は莫大な報酬を得て何のお咎めもないが、裏の世界で賭場をチンピラに荒らされた元締は全くの無実であっても粛清される、さてどちらが狂っていますか?という問いかけ。そういう構造であることを拾い損ねたらヤク中とアル中が下品な下ネタをヘラヘラ笑いながらダラダラ喋り、ちっとも惜しくない人が自業自得でバンバン死んで行くだけで、デート映画としては全く不向き。実際後ろに座っていた女性が「ちょっと何これ・・・」と絶句していました。ジェームズ・ガンドルフィーニとレイ・リオッタの怪演もあってまあまあ楽しめましたけどスクリーンで観るのはしんどい作品でした。

よね