「人間って、そこまで悪くない・・・」嘆きのピエタ monaさんの映画レビュー(感想・評価)
人間って、そこまで悪くない・・・
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人間の体液の量…
そんなふうに考える方もいるんですね!
私には、あのラストシーンは、人間の罪をすべて背負って十字架にかけられたイエスキリストの血と涙の象徴だと思え、そして、それは終わりのないもの、人間とはなんと罪深いのかと感じさせられて、涙が止まりませんでした。
重い、暗い、とばかり言われているようですが、母と息子として痛ましいほどに嬉々として買い物を楽しんでいる場面、電話番号付きのウナギとか、ちょっと笑えるところもあり、
なにより、冷酷な男に優しさが生まれ、復讐の鬼と化した母にも、男に対する愛情が芽生えたり、やっぱり根っからの悪人なんていないんだ、と思わせてくれました。
今村昌平監督の重喜劇のような趣きもありましたね。
キム・ギドク監督、他の作品も見たくなりました!
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