劇場公開日 2015年7月4日

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「人類は進化出来るのか。空前のスケールで描かれる“愛”の物語。」アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5人類は進化出来るのか。空前のスケールで描かれる“愛”の物語。

2015年7月7日
PCから投稿

悲しい

興奮

難しい

【賛否両論チェック】
賛:規格外のアクションが圧巻。人類滅亡を回避すべく、自らの危険も顧みずに立ち向かうヒーロー達の姿が、痛快かつ感動的。
否:テーマや展開も案外考えさせられるので、子供にはやや難しいかも。静かな映画が好きな人には、当然不向き。

 アクションは文句なく、“壮大”“桁外れ”“ド迫力”という言葉がピッタリです(笑)。アイアンマンやハルクといった、言わずと知れたヒーロー達が勢揃いし、人類滅亡という未曽有の危機に立ち向かっていく姿が、痛快であり感動です。前作の知識はあった方がよさそうですが、最悪無くても問題はないかと思います。
 また、例えばパーティーの余興で、ふさわしい心を持つ者しか持ち上げられないというソーのハンマー“ムジョルニア”を、スタークやスティーヴが持ち上げようとするシーンがあり、“キャプテン・アメリカ”のスティーヴが少し持ち上げそうになって、ソーが慌てるシーンなど、今回も結構コミカルなシーンが多めですので、その辺りも楽しめそうです(笑)。
 滅亡を恐れる人類が、自らその元凶となるウルトロンを作り出す等、皮肉な風刺も盛り込まれています。果たして人類は、愛する者を守るために進化出来るのか。その行く末を、是非映画館でご覧になってみて下さい。

映画コーディネーター・門倉カド