劇場公開日 2014年9月13日

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「アベンジャーズ?そんな奴ら知らねぇ!俺たちは、“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”だ!」ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0アベンジャーズ?そんな奴ら知らねぇ!俺たちは、“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”だ!

2014年9月13日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

マーベル・ヒーロー最新作。
初めて予告編を見た時、余りにもコミカルなノリに、今度のマーベルはコケそうだなぁと思っていたら…!
アメリカでは今年最大のヒット。評判もすこぶる良い。
そしたら俄然見たくなってきた調子のいい自分。

面白かった!
ストーリーは至って単純。宇宙のならず者たちが銀河の危機を救う、痛快なSFアクション・アドベンチャー。
スケールの大きい冒険、迫力のアクション、VFX、個性的なキャラクター…『スター・ウォーズ』をリアルタイムで見てた方は、その時の興奮が蘇るかも??
従来のマーベル映画と違うのは、コミカルな要素が多い。かなり笑える。最初予告編で心配したこの要素が映画をさらに楽しませる。
そして、70〜80年代の楽曲の数々。これら名曲と宇宙がこんなにも合うとは!
サノスやコレクターなど、他マーベル作品とのリンクにニヤリ。
勿論、恒例の“スタン・リーを探せ!”も。今回は原作者ではないから出ないと言ってたのに(笑)
ノリ良くテンポ良く、エンタメ映画好きは必見!

本作の最大の魅力は、5人の“銀河の守護者”である事に異論は無い筈。
パッと見『ファンタスティック・フォー』みたいだが、キャラの濃さは『アベンジャーズ』にもヒケを取らない。
銀河の“地球人”トレジャー・ハンター、ピーター・クイル。
美貌の暗殺者、ガモーラ。
怪力自慢のドラックス。
だけど何と言ってもこの二人が最高!
見た目はキュート、中身は凶暴、アライグマのロケット。
ロケットの相棒、気は優しくて力持ち、樹木型ヒューマノイドの「私はグルート」。
まるで、ハン・ソロとチューバッカ。声を当てたブラッドリー・クーパーとヴィン・ディーゼル、グッジョブ!

私利私欲で動き、正義感はまるでナシ。口を開けば喧嘩ばかりだが、実は5人共、それぞれ悲しみを背負っている。
クイルは子供の頃に母を亡くし、宇宙に連れ去られた。ガモーラはある凶悪最強キャラの養女で、言わば“犯罪者の娘”。ドラックスは妻と娘を殺された。ロケットも遺伝子操作された身。
悲しみと苦しみを抱えたリアルヒーローだからこそ、不思議と共感し、芽生える絆に感動させられてしまうのだ。

それにしても、マーベルは外さない!
また一つ、マーベル映画のお気に入りが増えた。
マーベル世界は面白く広がっていく。

エンディング後のオマケ映像にまさかのあのキャラ登場!
知ってる方は大爆笑必至!

近大