「Captain's order. アベンジャーズでのキャプテン・アメリカの評価が変わる事間違いなしの傑作アクション!」キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
Captain's order. アベンジャーズでのキャプテン・アメリカの評価が変わる事間違いなしの傑作アクション!
文句なしに面白い!誰が味方かわからないサスペンス寄りになった内容、緊迫のアクションシーン、圧巻のVFXと王道ながらも数あるマーヴェル・シネマティック・ユニバース(MCU)の中でも1,2を争う面白さになっています。
色々とパワフルなアベンジャーズの中で強化人間というイマイチぱっとしないと思われがちなキャップ(ちなみにキャプテン・アメリカの事です)、しかし肉体を使ったアクションは他のアメコミと一味違ってとてもカッコよくなっています。銃に打たれてたりしたけど、あれアイアンマンだったらカキーンて跳ね返すだけで何の危機感も生まれないですしねー。キャップだからこそのピンチというカンジです。
何より皆に信頼されている人格者のキャップ。ラスト近くのシールド内での演説の後、「Captain’s Order(キャプテンの指示です)」と言って銃を突きつけられても従っていくシールド職員にキャップが尊敬の象徴である事が表れています。やー、周りからこう思われる人間になりたいもんですわ。
映画の内容も信頼していた組織が実は悪の組織に乗っ取られていたという意外な展開。MCU一作目のアイアンマンから始まり、ずっと正義の味方ポジションと思われていたシールドだから生まれる意外性でした。
前作でのヒロインだったペギー・カーターがおばあちゃんになって出てきた時は泣きそうでした。ちなみにキャップのお隣さんのエージェント13ことシャロン・カーター、原作コミックではペギーの姪でキャップの恋人になったり、洗脳されてキャップを撃ち殺したりしてます(もちろんキャップは後で復活しますが)。劇中ブラック・ウィドウがキャップとくっつけたがって名前を教えていましたが、キャップ3での正ヒロインへの前振りに間違いないです。
また今回出てきたウィンター・ソルジャーことバッキー・バーンズ、原作ではもともとキャップのサイドキック(相棒の意味)で大戦中事故で記憶喪失になり、ソ連に捕まり暗殺者になり、基本は冷凍保存されててミッションがある時だけ解凍されるので歳はあまり取らないという設定でした。前作ではスティーブの親友として出てきて谷に落ちて死亡した事になっていたのですが、今作で見事に復活します。原作でウィンター・ソルジャーは2代目キャプテン・アメリカを襲名していますので今後の活躍にも期待できます。
更に初登場のファルコン、原作ではキャップのサイドキックながらも単独でアベンジャーズのメンバーになったりもする重要キャラです。今回は原作の主要キャラそろい踏みで原作ファンも楽しめる内容でした。
しかし主演のクリス・エヴァンスが随分カッコよくなったものです。昔はチャラ男キャラやってたとは思えないぐらい真面目な青年が似合っています。スカーレット・ヨハンソン、相変わらず美人です。今回も見事なアクションを見せてくれます。サミュエル・L・ジャクソン、途中退場っぽくついにマーヴェルと契約切れたか!?と思ってしまいました。ま、そんな事は全然なく、その後もちゃんと活躍しています(^^;)何よりロバート・レッドフォードまで出ているのにはビックリします。うーん、さすがに年取ったな~。
MCUも9作目ともなれば、一見さんお断りになってくるのも仕方ありません。しかもアメコミってキャラクターの名前プラス俗称もあり、その時々によってキャプテンと呼ばれたり、スティーブと呼ばれたり、ロジャースと呼ばれたり・・・それが殆ど全部のキャラクターにあるのですから、知らないと誰が誰だか混乱を呼ぶ事でしょう。それでも良質のアクション映画見逃すのはもったいない!食わず嫌いなしで是非ご堪能あれ。さぁ、お次は「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー」だっ!