劇場公開日 2014年4月19日

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「日本語吹き替え、英語字幕でも見て欲しい」キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー みっくさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0日本語吹き替え、英語字幕でも見て欲しい

2020年2月28日
Androidアプリから投稿

私は通常は音声英語、日本語字幕で見る。
子供と見るときは、日本語吹き替えだ。

でも、日本語字幕で見た後は、日本語吹き替え、英語字幕でも見て欲しい。
本作の脚本の巧みさが分かると思う。

1 冒頭の台詞「on your left」
日本語訳は「左から失礼」だったかな。
このセリフは「エンドゲーム」でも出てくる。
その時の日本語訳は「左を見ろ」
とても感動するシーンだ。見るたびに号泣しちゃうぐらい。

2 サムが相棒を失った話をする中で、相棒を「ウイングマン(WINGMAN)」と言う。相棒を英語に訳すと、バディとかパートナーがパッと思いつくが、ウィングマンという言葉もそういう意味があるのだろうが、後でサムがウィングスーツで出てくることを考えると面白い。
キャプテンとサムとの間で「パイロットとは言ってないぜ」というやり取りがあるが、ここでウィングマン、って言ってるじゃん、ってことかも。

3 ラストで、ナターシャが自ら電撃を流し、レッドフォードの機械を無効化するシーンで、起き上がったナターシャの「しびれたわ」みたいなセリフの一部に「スティング(STING)」という単語が出てくる。
これは明らかにレッドフォードの代表作「STING」をかけたジョークだろう。

他にも、英語字幕とは関係ないが、

4 キャプテンのキスの話から、お互いの人生観につなげたり、
(このやりとりが、エンドゲームのラストにつながる)

5 ストライクチームがキャプテンたちを捕らえ、護送中に逃げられるシーンで、ラムロウが「(彼らを埋める)穴を掘れ」と命じた直後、
キャップたちに穴を掘って逃げられる、

などなど、脚本が秀逸だと思わせるシーンはいくつもある。
本筋とは関係ない部分でもね。

とにかく、アクションだけでなく、ストーリー、セリフ、キャラクターと色々な楽しみ方がある作品。

みっく