「映像と歌は良かったです」アナと雪の女王 粋さんの映画レビュー(感想・評価)
映像と歌は良かったです
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映像と歌はいいのに、肝心のストーリーがダメダメですね。
まず主人公をはじめ人物の感情の変化に対しての理由付けが全くなされていなく、感情移入が微塵もできません。
設定だけ決めて掘り下げることなく丸投げしたようなストーリーだと感じました。
せめてなぜクリストフがアナに好意を持ったのか?というところくらいは掘り下げて欲しかったです。
他にもアナの乗り換えの早さやクリストフに対しての自分勝手な振る舞い、エルサに対しての非情な言葉責めなど、見るに耐えません。真実の愛といいますが、本当にアナはエルサの悲しみ辛さを理解して言っているのでしょうか?最後まで自分の軽率な性格に腹を立てている、程度にしか思ってなさそうでしたが。
歌はいいと前述しましたがlet it goにも正直違和感を感じました。本来自分の力を忌み嫌い、心を閉ざすシーンで何故あんなに開き直っているのでしょうか?挿入する場所さえ間違えなければ名曲だったと思います。
家族愛をうたっていましたが、途中で中途半端な恋愛要素を持ってきたため、どちらも消化しきれず結局何がいいたいのかわかりません。
あげればキリがないのでここら辺で終わりにしますが、ストーリー、キャラ付けともにとにかく浅いご都合主義。せっかく題材や設定はいいのに活かしきれていない。
良くも悪くもディズニー映画といった印象です。
ラプンツェルやシュガーラッシュが素晴らしかっただけに期待していたのですが、残念です。何故これほど評価されているのか謎な作品。
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