「♪愛って何だ？ためらわない事さ！」アナと雪の女王　智哉さんの映画レビュー（感想・評価）

実写とは異なるCGアニメの表現力に癒された。

氷の城や雪の質感、色彩鮮やかな情景も素晴らしかったがそれ以上にとろけそうになったのが、アナとエルサの可愛さ。

触れるもんならそのお顔を触らせて欲しいと思うほどにリアルな表情の豊かさ。

そしてテーマ曲を含めた劇中歌の素晴らしさ。
失礼ながら実写のミュージカルには死ぬほど拒絶反応を示してしまうが、この作品に関しては全く嫌な印象を受けなかった。

男女の愛を描いた映画なら腐るほど世にあふれているが、こう言ったアプローチで真実の愛を描いた作品もそうないのではないか。

原作準拠による内容か、それとも新たに書き下ろしたシナリオかは知るところではないが、愛を描かせたら右に出るものはいないとでも言わんばかりに、ディズニーは新たな普遍性をこの作品で築いたのではないだろうか。