「主題歌押しCMの勝利 (物語はオマケ」アナと雪の女王 はち公さんの映画レビュー(感想・評価)
主題歌押しCMの勝利 (物語はオマケ
物語自体は、終盤の展開がやたら唐突なのを除けば、どこかで聞いたような何の捻りもないお話です。
よくある「エルサには、人に言えない秘密があったのです」みたいな宣伝だったら、おそらく見なかった。
ストーリーを楽しみたいなら、昨年のシュガーラッシュの方が細かい部分まで凝っていて面白いと思います。
「真実の愛」というキーワードも何のことかはすぐに見当が付きますし、中盤以降のストーリー上の興味は”二股をどうやって解消するのかなぁ…”くらい。
ミュージカルと言うことで何かと比較されますが、昨年ヒットした”レ・ミゼラブル”の感動にはとても及びません。
そんな訳で、これはミュージックPVとして鑑賞するのが正しいと思います。
ディズニーですので絵は綺麗ですし、歌は申し分ないです。
ただ、見所はズバリ宣伝で流れている主題歌部分で、そこで八割方という感じです。
一回は見ておいて損はないけど、これだったらPV見ながら家でサントラ聞いててもいいかなぁ…と思わなくもなく。
映画館の宣伝で流れている25ヶ国語分の主題歌を全部収録したサントラって発売してくれるのかしらん?
同時上映のミッキーマウスの短編映画は個人的にツボでした。
主人公目線で走る・飛ぶ、巨大建造物が崩れる…といった手法でしか3Dを活用できていない残念な作品が多いので、こういうのはアリだと思います。
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