劇場公開日 2014年3月14日

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「全体的には、面白い方の映画と思うけど、プロモーションビデオが、この映画の一部ではなく、ほとんどすべてと言ってもいいような映画でした。」アナと雪の女王 Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5全体的には、面白い方の映画と思うけど、プロモーションビデオが、この映画の一部ではなく、ほとんどすべてと言ってもいいような映画でした。

2014年3月18日
PCから投稿

泣ける

悲しい

単純

吹替え版にしようか、字幕版にしようか迷ったけれども、アニメとラブコメは、吹替え版の方がたいていいいので、2D吹替え版(3D版は上映していなかった)で見た。

映像は素晴らしかったけれども、3Dでなければならないようなところは、特になかった。

声優さんの演技も、特によかったわけではないけれど、別に違和感はなかった。

歌はどうか?と思ったけど、問題はなかった。

むしろ歌詞が直接、頭に入ってくる分、よかったかもしれない。

ただ一つ残念だったのは、小さい子供(だいたい女の子)が多くて、うるさかったこと。

このパターンで見るなら、夜の回の方がいいかもしれない。

内容は、期待しすぎたせいか、そんなに悪くはないけれど、期待通りではなかった。

前半はすごい名作風で、素晴らしいのだけれど、後半は急に失速して、少し眠たくなった。

王女のエルサが城を出るところあたりまでが、面白いところかな?

インターネットで配信している、何本かのプロモーションビデオが一番面白いところで、それ以上面白いところは出てこない。

もしかしたら、プロモーションビデオの映像が、この映画の一部ではなくて、ほとんどすべてと言ってもいいかもしれない。

ラストも盛り上がりに欠けていて、感動できなかった。

テーマ的には、”ありのままでいい、真実の愛が一番大切”ということだと思うけど、説得力がなく、ベタなテーマなので、見ていて恥ずかしいような感じがした。

「ヤマアラシのジレンマ」じゃないけど、針が邪魔して近寄れないけど、針をとってしまうと、食われてしまうということもある。

近くに座っていた女子中学生らしき二人組が、映画が終わってから、感動した風でもなく、「愛が一番大切よね?」などと言い合いながら、笑っていた。

最近いつも思うのだけれど、米国アカデミー賞の選考基準が、よくわからない。

これだったら、同じくノミネートされていた「風立ちぬ」の方がはるかに上のような気がする。

Push6700