「 【急逝した母の遺したレシピが、残された家族にもたらしたもの】」四十九日のレシピ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【急逝した母の遺したレシピが、残された家族にもたらしたもの】
喪失から、家族の再生を優しい目線で描く邦画の良作。
・妻、乙美が作った最後のお弁当をぞんざいに扱ってしまったことを悔いる夫、熱田良平(石橋蓮司)
・離婚問題を抱え、帰郷した百合子(永作博美)。幼い頃、再婚相手だと亮平から紹介された乙美の手作り弁当をわざと拒否した事を思い出してしまう。
・依存症の少女たちの更正施設で乙美に世話になったという自由奔放な”イモ”(二階堂ふみ)は乙美から自分が死んだら、皆で楽しく呑んで、食べて「四十九日の大宴会」を開いてくれ、と頼まれたという。
・”イモ”の友達ハル(岡田将生)も加わり、準備は進む。夫々、複雑な思いを抱えつつ・・。
<パンフレットに掲載されたレシピがどれもとても美味しそうなのだ。食事は大切。皆で食べる食事は美味しいのだ・・・。
又、”買い物の法則レシピ:食材選びに困ったらパトカー+信号”とか、”毎日のお掃除レシピ”も成程なあ、と思った作品。>
<2013年11月10日 劇場にて鑑賞>
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ミカさんのコメント
2021年6月6日
こんばんは。平日は仕事なので、割と軽めな作品ばかり帰宅してから鑑賞してしまうのですが、本作の様な作品だと優しい気持ちになりますね。弔い方なんて、何でも有りですよね。結局は、残された者が如何に納得するかですから。