探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点のレビュー・感想・評価
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迷シーン多し
前作が大分気に入って2が公開されるということでぜひとも劇場で見たかったが見ることが出来ず、やっとレンタルでの鑑賞となった。
おおざっぱに感想を言えば、前作より大分つまらなかったかなという感じです。
ラストシーンのドンデン返しみたいなのも前作のほうが良かったですね。
後、今作は前作に比べて無駄にエロシーン多かった気がします。笑
期待してたが・・・ザンネン
大泉洋さんのファンで、松田龍平さんの探偵物、お父さんの松田優作さんを思い出させる。 龍平さん優作さんに似てきたって思ってた。Part1とても面白い作品だったので、Part2は絶対観ようと決めていた。
Part1の出来が良すぎたのか・・・ 期待外れでした。
ストーリーもアクションもジョークもイマイチ
期待しすぎた分 ガッカリ度も大
Part3の計画もありそうだけど 観るかどうかはわからない
待ってたぜ、調査再開!
探偵“俺”と相棒“高田”、カムバック!
久々の本格ハードボイルド映画として最高に面白かった「探偵はBARにいる」の待望の続編!
続編らしく、アクションもユーモアもお色気も前作増し。サービス精神過剰なくらい。
探偵=大泉洋と高田=松田龍平の名コンビぶりもますます脂が乗り、ちょっとしたやり取りもニヤリとさせ、格好良さを感じさせる。
前作から引き続き登場の面々やお約束事もきちんと踏まえ、まだ2作目ながら、この定番は安心して楽しめる。
探偵と高田の二人に加わるのは、原作には登場しないオリジナルヒロイン・弓子。
巷で人気の美人バイオリニストで、口を開ければ関西弁で食ってかかる。そのギャップと、三人の掛け合いは絶妙。
今引っ張りだこの女優・尾野真千子の魅力と言えよう。
前作は本格ハードボイルド・ミステリーの醍醐味充分だったが、今回は謎解きの要素がちょっと弱い。
事件の真相も真犯人も唐突で呆気ない。(真犯人のクズゲスっぷりは探偵と同じく本当に憤りを感じるが)
それでも飽きさせないのは、作品の楽しさと面白さ、根底にある真面目さだろう。
優しい心を持ちながらも無情に殺されたマサコちゃんは悲しい。(ゴリが好演)
“一番の応援者”だったマサコちゃんの為に行動を起こす弓子の秘めたる過去。
かつてマサコちゃんと関係があり、事件に絡む橡脇の政治家としての利権と立場、一人の人間としての葛藤。
橡脇とマサコちゃんの関係をもみ消そうとする政界の傲慢。
それら様々な思惑と愛憎が波紋を広げ、副題の“大交差点”さながら交錯する。
そんな交差点に翻弄されながらも、金や脅迫に屈せず、熱い正義感で亡くなった友の為に真相を追い求め、身を犠牲にしてまで依頼人を守る探偵の姿にしびれた。
今回も満足。
ユーモアと格好良さと哀しみが交えるこの作品世界がやっぱり好きだ。
第3弾の製作も決定したとか。また探偵と高田に会えるのは何とも嬉しい。心待ち!
痛快娯楽映画としてみるのがいいかと。
前作は劇場公開中に観られなかったので今回はと思い劇場鑑賞しました。
最初のくだりから面白シーンでしたが、探偵が女に入れ込むシーンは正直いらないと思った。お色気が入れたかっただけ???逆にその後の真面目にマサコを殺した犯人探しをするストーリーが茶番に感じてしまう。マスク集団との闘争シーンはちょっとやりすぎ感満載で、バットで探偵屋高田を思いっきり殴ってたけどフツー死ぬよ(笑)
尾野真千子演ずる弓子のハチャメチャさは原作通りなのかなと疑いたくもなるけど、ラストに向かうまでの謎解きがいい感じだったと思います。
パート1に比べていろいろ盛りだくさん過ぎて折角メインの話が面白いのに下らないお色気シーンが随所に挟み込まれてて興ざめしてしまった点が残念。ハードボイルドになりきれない痛快娯楽映画として観る分にはいいか。もうちょっと真面目に作れば探偵物語っぽい雰囲気あるんで更にファンが増えるような気がする。
高田がやっぱりいいね。
キャスティングが面白い
前作もキャスティングに技あり感でしたが、今作も。脇を固める役者さん達が曲者感満載なで盛り上げてくれます。結末はちょっとスッキリしないかなぁとも思いますけどね。
前作に比べてパンチがない
一人称で語られる〈俺〉こと探偵が札幌ススキノを中心に活躍するシリーズ第二弾。切羽詰まった状況に置かれた絶体絶命のシーンをオープニングに持ってくるのは前作と一緒。
新聞記者の松尾や桐原組の相田、客引きの源ちゃんなど、お馴染みの顔ぶれが今回も登場して楽しめる。
ただ、シリーズのファンへのサービスがやや過剰なところも見受けられる。
ナポリタンを出す喫茶店「モンデ」の看板娘・峰子がしつこいぐらい尻をまくるのにはゲンナリ。前作の花岡組の残党とのカーチェイスは唐突で意味もなく、それでなくてもしつこいマスク集団と被ってしまい、前作の軽快なドタバタがただのゴチャゴチャになってしまった。ひとつひとつだとそれなりに面白いカットも、通しで観るとまとまりがない。初め大泉洋と松田龍平ふたりだけのカッコよかったポスターが公開が迫った2枚目で、あれもこれもてんこ盛りになったのに似ている。
もし3作目を制作となったら、1作目の痛快さとテンポの良さを取り戻してほしい。〈俺〉と高田ふたりから主役の座を奪うような輝きのある女優も必要だ。
今作では〈俺〉を邪険に扱う看護師とのやり取りがいちばん笑える。大泉洋も松田龍平もイジられる方が合っている。
なんだかんだ言っても3作目が観たいのだ。北海道を舞台にした本シリーズをもう少し続けてほしい。
ん~~なんか後味悪くすっきりしない感じかな
アクションに系は嫌いなんですが、前作が意外に面白く感動もありで好きでした。
なので今回2を見に行ったわけですが・・・
なんでしょう、エロシーンとか無くても良いような物が多くはっきり言って気持ち悪い。
昔風のハードボイルド系なんでしょうが、なんか違う。
浮いている感じで流れとしておかしな感じに映りました。
前作よりも明らかに内容が薄っぺらいのは気のせいでしょうか?
大泉洋さんが好きなんですが、さすがに2はちょっと・・・
演技も若干前作よりキャラが違うんじゃないかと思いました。コンビ間も前作より関わりが無いような気がしました。高田全然しゃべって無いような 笑
あまり期待していくとガッカリします。
おもしろかっこ良い☆
大泉洋ファンにはたまらない「探偵はBarにいる」シリーズ。
前回の話がとても綺麗でかっこ良すぎた。これに尽きると思います。
ただ、2本目はやはり難しくなるのは仕方ないかな〜とも感じつつ、
大泉洋ファンの私は楽しめたし、かっこいいなーとつくづく思ってしまいました(^ ^)
探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点
前回みて北海道民でない私でも、北海道でしか作れない極上の作品だと思っていいた。
大御所の西田さんの格別演技やヒロインこ小雪さんの優雅でせつなく、やるせない役どころ、本当にす出来でした。
ですが今回は史上最悪、ヒロインはみすぼらしくパスタを口に頬張りはみ出し、演技はどへたくそで大阪のヤンキー、ばあばあ。
とにかくスクリーンにでるだけで映画のストーリーを破壊しまくる演技でした。
バイオリンを弾くシーンも全くできてない、よくあれで練習しましたと宣伝できましたね。
他のお笑いにでてましたが食べ方が乞食、汚い、不快でした。
この調子で3作やりますといいますが、完全に質が前作よ地の底までおちてますよね。それでも作るという制作側の意図がしれません。
完全に大一作で終わりにして、シリーズやめるべきです。
3作は絶対に見ない、見る価値がない作品です
大勢暴力の恐ろしさ。
前作を観た時もそうだったんだけど、
今作を観る前に大泉洋は俳優だ!と15回は頭に擦り込んで、
頭の中から「どうでしょう」の芸風(お笑い)を放り出したのち、
ちゃんと向き合わないと(普通そこまでしないか)辛い作品。
一緒に観た友人が、この人ルパン三世みたいな感じだねぇ?と
言っていたが、はぁ~そういう観方もいいかもしれないな^^;
大ヒットした一作目も、個人的にはそれほど感動しなかった。
やはりどこかで、エ~?なんか洋っぽくないとか、おかしな批評を
繰り広げてしまうからで、原作ありきの一応ハードボイルド小説
なんだからと、自分で切り替え、切り替え、観ていかないと辛い。
二作目ともなると、だいたいの設定が分かるため(監督・脚本)
今回はかなり落ち着いて観ていられた。
前作よりも笑いの要素が増えている(アドリブか?)せいもあって、
特に退屈は感じなかったが、相変らず冒頭から中盤にかけての
ノロノロな展開には、けっこう眠くなった…(汗)
何だろう、後半で盛り上げるタイプの(毎回)お話になってるのか、
どうでもいいような下らないエロやアクションシーンがテンコ盛り。
これはワザとなのか、計算ずくなのか、そろそろくるぞ~vと思う
ところでビシーっ!とまたキメにかかってくる。
だったら90分くらいでビシーっ!とキメてくれてもいいんだよ?と
思っちゃうけど、マサコちゃんの過去と事件の真相…なるほどねぇ、
やっぱり今回もこう持ってくるのか。と、そこまでの引っ張りへの
不平不満を払拭する人情話が繰り広げられる。
じゃあ探偵の失恋話って何だったの?なんて、ここで誰も思わない。
でも今になって思い出しちゃったりするのよね^^;下らない場面って。
大泉&松田コンビは今回も絶好調!?という感じで、相変らず
緩いのか太いのか分からないような微妙な繋がりがけっこう面白い。
ヒロイン尾野も関西弁を駆使してハジケまくり。政治家の渡部も
後半ギリギリまで怪しさを醸し、さぁどうなる?と思ったところで
意外な展開を見せてくる。
蓋を開ければ、あ~やっぱりね。そうきたか。のありふれた人情話も
これだけ引っ張られると、そうかなるほどね…となるから不思議。
で。
今回の意外な犯人像も特筆モノだったけど…^^;
やっぱり特筆に値してしまうのがこのお二人。波岡一喜と安藤玉恵。
それ、演技なんですか?アドリブですか?…まさか素だったりとか?と
聞きたくなるくらいの大熱演。意味が分からない、のは当然なんだけど
もはや絶大な存在感を醸すこのお二人を本編から省くワケにいかない。
大泉が彼女に発する言葉(何語?)も不思議なテンションで場をさらい、
お前はスタントマンか!?と見紛う波岡くんのテンションに絶句する。
今時そのマフラーか?の松重さんもステキだし、トモロヲも女々しい。
というわけで豪華なテンションの脇に支えられ、何とか2も滞りなく…。
しかし、なんて根深く怖いのが人間の持つ憎悪。
先日の「藁の楯」もそうだけど、何であの行動になっちゃうんだろうか。
大物政治家がこの政策をやり遂げるためには…と語るシーンでは、
かの「リンカーン」を思い出させる。一市民でもあったマサコちゃんが、
誰に何の迷惑をかけたというんだろう。大勢が加担する暴力の凄まじさ、
恐ろしさに、アンタら正義の味方にでもなったつもりなの?と問いたい。
(電車のシーンは笑える反面エラく怖かった。撮影も苦労しただろうね)
ま、こんなモンでしょう
この映画は、原作イメージをどこまでスクリーンで再現できるか、と言う実験と考えているので、大泉洋、松田龍平、ゴリってキャスティングで完全に成功していると思う。
これが1作目ならば「面白い実験だった。」て事で4.0くらい出したんだけど2作目で、主役2名が前回と同じ、てのがよろしくなかった。
そもそも原作自体、映画でシリーズ化する、てのに向いてないんじゃないですかね?アレは基本的に文面がハードボイルド調と言うだけで、中身カラッポでどれ読んでも話の内容に代わり映えが無いので、同じ主役で原作をそのまま台本にしちゃうと、キャラクターに新鮮味は無いし、話はつまらない。つまり今回みたいな結末になるんじゃないかなぁ。
今後も同じキャストで続けるなら、台本を何とかしないと長続きしないと思います。キャラだけもらって短編でバリバリ書ける作家に話作ってもらうとかできないんですかね?
うん。きっとそうだ。コレ、映画用に必要なトコだけピックアップしたら、30分くらいで終わっちゃいそうになって、仕方なくマスク軍団との抗争シーンとかをツナギでいれまくったんじゃないですか?それだけだと間が持たないし必要性もよくわからないので、原発問題を取り込んでみた。結果、お猪口一杯くらいのカラッポのお話が丼一杯の薄~くてなんでもない話になっちゃったと。
原作者のシリーズ読むとわかるけど、さっき書いたように文調がハードボイルド調と言うだけで、状況表現がその文調でクドクド書かれているだけなのと、周りをこき下ろして「俺って高尚!」て言いたいだけなので、話をそのまんま映像化しても限界は速いんでしょうね。(そもそもアレをハードボイルドと言う評論家もそれを黙認する作家も理解不能。上手い人は何ページも前とか前作にさりげなく張った伏線を一撃で展開して分からせるてのの連続。)
じゃあミステリーかって言うと、ミステリーファンに一番嫌われてるアンフェア展開してるしね。
むしろ、矢作俊彦のマンハッタンオプとかを肉付けしたほうが良いかもしれませんね。
あ、今思ったんですけどね、原作てか小説の世代交代みたいなの考えると、大藪春彦部門は谷月秀作、北方謙三部門は原りょうですね。本作の人はあえていえば、椎名誠の怪しい探検隊ってところかな?
(前作同様)ちぐはぐな作品
日テレ+ユニオン映画的というか、昭和五十年代ころに流行ったもじゃもじゃ頭の二枚目半探偵が主人公のコミカルなハードボイルド映画の二作目で、本作ではこれも昭和五十年代的な、角川アイドル映画のテイストも加味されている。
ただ、曲者感のあるキャストを揃えていて、それぞれキャラクターは魅力的なのに(こんな筒井真理子は初めて観た!)、それぞれ少しずつ物足りない。渡部篤郎にしても近藤公園にしても、もう少し伏線をはっておけば厚みが増すのにね。
矢島健一が演じた野球男にしても非常に面白いキャラクターだが、その面白さがシーン単発に終わってしまい、設定上の必然がなんら感じられないのは残念。
最大の問題は、この作品のリアリティの水準がめちゃくちゃだということである。
本作における主人公の動機、物語を推進するパワーはゴリ演ずるマサコちゃんの死である。その死に悲憤するからこそ大泉洋は事件の真相を明らかにしようとする。
つまり、この作品はキャラクターの死というものが観客にとっても重大に感じられるような、そんな作品でなければならない。RPG みたいに死んでも教会で復活できるような世界観だったら物語が成り立たないのである。
ところが、一方でこの作品は生き死にに関する表現が軽い。
たとえば前述の矢島健一がバットをフルスイングしても、松田龍平は「いてー」くらいで済ませてしまっている。百歩譲って松田が不死身の超人だとしても、篠井英介があの程度のケガで済むのはおかしいだろう。
この作品はこういうところがちぐはぐだ。他のところでギャグをやってもいいが(エロとか)、生き死にに関するところは一定のシリアスさとリアリティを保たねば物語が成り立つまい。これは監督と脚本家の責任だと思う。
それからヒロインの尾野真千子、見事な泣きの演技だったが、キャスティングとしてはやっぱりちぐはぐ。
彼女が演ずるのは世間知らずのバイオリニスト、悪気はないが短慮かつ自分勝手な行動で主人公を振り回すという、いうなれば「小娘」の役である。その昔の角川映画で三人娘が演じたようなヒロインだ。特に赤川次郎原作の映画でそんなのがよくあったと思うが。
それを考えれば、この役に尾野真千子はうますぎる。微妙な大阪弁はアイドル感がなくもなかったが、みようによってはあざとくもある。
あと、松田龍平のソバットのところでカット割るなよとか、細かい文句もあるが割愛。
文句もあるが、こういう作品が作られること自体は大歓迎で、今後の一層のブラッシュアップに期待したい。その期待の分、評価に 0.5 を加算。
それでもやっぱり好きなのさ。
正直、前作より劣ってるのかもしれない。
龍平クンの出番が増えたのは嬉しかった♪アクションシーンも興奮しました♪
が、犯人………。コレってどーなの!?そんなふざけた理由でマサコちゃんを殺しといて、店から逃げて車にひかれてあっという間に絶命ですか!?唖然としましたね。
でもやっぱりこのシリーズが大好きなのさ〜☆3に期待したいです(^w^)
期待しすぎないのが肝要
大ヒットした前作。
主演の大泉洋、まるで彼の為にあったのではないかという原作と、探偵<俺>。
高田役の松田龍平含め最高のマッチングであることは今作も変わりはないと思う。
ただ、なぜか今作は手放しでよかったと言えないから不思議。
面白くないことはない。
楽しくなかった、或いは笑えなかったわけでもない。
ひとえに、前作の出来に期待しすぎただけなのか。
尾野の演技も良いし、配役にも納得。依頼の理由も明かされる。
それでも満足できない理由を考えると、
前作に比べお色気シーンやアクションシーンがやや間延びしていたのもそうだが、
それ以上に最大の要因はやはり真犯人の犯行の動機、そしてその残念な結末のせいだろう。
真犯人の犯行の動機に「だから犯行に及んだのか」と(罪は別として)理解できる部分があればよかったのだが、それが全くない。せめてその最期で納得させてほしかったが、結局なんだかなあという結末。
結果として事件の核心の淵で真犯人に踊らされ続けた探偵を“期待して見させられ続けた”こと、
つまり、先はまだか、真実はどこかと期待しながら見ていたそれぞれのシーンが、核心とは(極端に言えば)無関係だったことに対するガッカリ感がこの作品の評価を必要以上に低下させてしまっている気がする。
色々書いてしまったが、DVDまで買って楽しんだ、あの「探偵」のいるススキノの世界にまた出会えたことは素直に嬉しかった。
ススキノという街が持つ、夢と優しさと欲望と現実があわさったような不思議で恐ろしい魅力が画面からも染み出してきそうな、そんな作品だ。
個人的な欲を言えば、前作で大泉が列車のシーンで見せたような感情や思いがむき出しの場面が欲しかった。
ここで見放すには惜しいシリーズ。是非第3弾を見せてほしい。
楽しんだ感じがする・・・といった感じ。
一作目はDVDで何となく観たので、何の印象もなかったけど、今回、高田役の松田龍平さんが観たく、劇場へ・・・・
わざとらしい大泉さんと対照的な演技で楽しめました。
まほろぼコンビには敵わないですが・・(^_^;)
真犯人直ぐに当てたら、貴方は探偵事務所開業出来ます!
前作に比べると、今回は2時間スペシャル特番みたいな、感じがする映画でした!
2作目なので、つい期待した私に問題が有ったのかもしれない。しかし前作に比べると面白さは、半減していた。
ハリウッド映画でも、邦画であってもヒット作品の続編を作る事は非常に難しいものだ。面白い作品であると観客が気に入った事で、集客動員数が良くなり、ヒットするから、続編が出来るのだが、それだからこそ、続編は、初めからハードルが3倍4倍と、1作目より高い所から始まる分、1作目を越える作品を完成させる事はひたすら神業に近くなる。
そんなハードルが高くなり、その観客の期待に答えようとする関係者の熱意の想いの表れが、いきなり、あのジャンプ台のシーンからのスタートと言う事なのか?
スケールアップさせる事で面白さはアップすると考えるのは、普通の事だろう。
しかし、面白さは、キャラクターの魅力を前回より魅せる事だと私は思う。
映画なので、スケールアップの部分で、仕掛けと言う画的な満足度を上げる事も大切だが、それ以上に、前回で、キャラクターの面白さをお披露目したのだから、2作目は、そこで描ききれなかったキャラクターの内面を更に突っ込んで描いて見せないと面白さの裏付けが無くて、単なる、ドタバタ喜劇になるだけだ。
大泉洋が主役なのだから、ドタバタの喜劇で、内容や、映画のテーマは考えずに、只楽しめる作品を制作する事こそが狙いになるのだろうか?
確かにジャンプ台、役者もスタッフも苦労し、あれは大きな売りの1つだろう。そして路面電車のシーンや、後半の店での乱闘シーンも映画の売りなのだろう。
だが残念な事にそれらが、ことごとく総て裏目に出た感じだった。
店での乱闘シーンは、前半で出たので、2度目は長すぎて飽きてしまった。続編ともなれば、制作費もアップするので、そのアップした分ハデに壊せば制作費の消費は出来るのだが、その分観客には、食傷気味になるだけだ。
そして作品のテーマよりも、映像的に魅せる面白さを追求する事が、この映画の魅力であっても、時代を反映させ、観客へ訴えるものが無くては成らないのが映画だと思うのだ。
それがもしも、今の世相問題としての、脱原発・反核だと言うのなら、それを軸に話を描いていかなくては可笑な話になる。
311大震災後は、震災絡みの映画が多数制作されているけれども、それらの作品の殆んどが、取って付けたような震災話が多い。それなら、震災絡みの問題を入れない方が良い。
そして何より、この映画に失望した原因は、真犯人の動機が余りにも下らないもので有り、映画のそれまでの本質から外れていた事だ。ハードボイルドの探偵映画は、観客の犯人予想の裏をかく、最後のドンでん返しが面白さの決め手でも、犯人が単なる個人的な差別主義者で、しかも逆恨みの事件では論外だ。
この作品のテーマは、どんな人間にも見えない裏と、見える表の2面性が有る事を伝えたいのか?マサコの隠された善意と、政治家の裏表の2面性。そして更にこの2人が知り合いだったと言う裏表の関係? そして犯人の裏表の人間性?
決して犯人が語るような、逆恨みで人は殺されても良い人間など存在しないと言う事が隠されたテーマなのか?
勿論1作目の様に、歴然とした仇と言う復讐でも殺人は許されないのだから、ましてや被害者の様に、人間は表の見た目の部分とは違い、知らない所で人は善意の施しをしている事も有り、人は正に、見かけに因らないと言う事を伝える事がもしも真意なら、もっと違ったアプローチで描いて欲しかった。この真意が活かされていなくては、意味が無く残念。それとも、マサコを無残に殺害する事を描く事で、誰一人として殺されて良い人間など存在しないと伝えた上で、更に誰も原発で殺害されて良い人など存在しないと言う事なのか?この世に無駄な人間が存在しないと言いたいのだろうか?
ならば、もっと解り易く描かなければ、やはり失敗作と言うしかない。
とても残念な作品だ。次回は期待せずに、待つ事にしよう!でも3作目は出来るのだろうか?
それでもこんな映画は他にはない。
あちこちのサイトに書かれた感想で、「真犯人があっけない」という感想が多く聞かれます。確かに、地元の有力政治家を黒幕だと臭わせた割には、肩透かしの感もします。でも、この映画の脚本家をして、監督をして、そんな駄作を送り出すはずがない。
この筋書きを読み解くヒントは、この映画のテーマである、地元・北海道への愛、だと思うのです。主人公である「探偵」は、ススキノの場末で、もがきながら、肩を寄せあって、したたかに生きる人々に愛情を注いでいる。その、信じていたはずの「仲間」の中から、まさかの真犯人が出てしまった。その時の探偵の絶望感を、スタッフ陣は描きたかったのだと思うのです。
これがもし東京の新宿、六本木だったならどうでしょうか?そんな裏切りや殺人なんか、大都会の東京じゃああたりまえだよ、で終わりでしょう。
でもこの映画の舞台は、探偵にとっての愛すべき我が札幌、ススキノなのです。だからこそ、仲間に裏切られた時の探偵の心情を、表現したかったのだと思うのです。確かに、「殺しの真相」としては、スケールは小さかったのかも知れませんが、それが「札幌」を舞台にした映画だからこそ成立し得る物語なのだと思うのです。
そして最後に探偵はいいます。「マサコちゃんは素晴らしい仲間に囲まれて、最高の人生を送ったよ」、と。仲間から裏切られても、それでも探偵はススキノの仲間達を愛しているのです。悲しくて、素晴らしい、北海道ならではの映画だとは思いませんか?東京が舞台では、このストーリは撮れないと思います。そこにこの映画の価値を見出していただければ、と思うのです。
面白いけど、惜しい!
原作未読、無印未見ですが、十二分に楽しめました。
大泉洋はただのおもしろおじさん、松田龍平は大体何考えてるかよく分かんない役ばかりやる人というイメージで、
どうせ今回もそんな感じなんだろうと正直全く期待していなかったのですが、思い切り裏切られました。めちゃくちゃ面白かった。
笑いあり涙ありで、悔しいけどラストは泣いてしまいました。
終わったあとの友達と私の第一声が「大泉洋ってあんなに格好良かったっけ?!」。
アクションシーンも派手で見ごたえ十分。
探偵と高田の凸凹コンビ、容姿とは裏腹にはちゃめちゃなバイオリニスト弓子、とっても妹想いで優しいオカマのマサコちゃん、市民にもの凄い勢いで信頼され支持されている橡脇議員。
みんないろいろな想いや思惑があってそれぞれ動いていて、橡脇犯人説を推してあんなに引っ張ったのに、真犯人の正体と殺害理由には拍子抜けというか若干がっかりでした。
探偵の意外な細マッチョボディ、ぼろぼろの車で岬に行った帰り道、車の中で弓子の持つじゃがいもを運転席からかじる高田に萌えました。
全121件中、81~100件目を表示