「待たせたな!調査再開だ!」探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点 ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)
待たせたな!調査再開だ!
やーやー良かった良かった。安定した面白さでしたなぁ。
2で最早おなじみキャラ!的なファミリー性が出来あがってますよね、これ。
前作を無理して予習復習する必要はないのだけれども、多分前作観てないとキャラクターの微妙な縦横の繋がりが理解し難いんだろうなー、ていう。
理解し難いっていうか、あれですよ。相関関係やらの説明が1で全部済まされちゃってるから、2ではもうやってくれないという。だったら1から観ても損にはならないよね、ていう。ていう。
こういうシリーズの、何て言うか、安定して変わらない面白さを追求した作品てやっぱどの時代にも必要で、別に製作陣もやたらと高いハードル無理して上げることはないんだけど、恐らくは自らにかなりの課題課してめっさ高いハードルを設定したんだなあと思いましたよね。邦画のK点超えてやる!みたいな。
大分気合い入れて頑張ってた気がします。肉弾戦やら銃撃戦やらカーアクションとか。おいおいアンタそれ結構無理あるだろ?て観客のツッコミも織り込み済みで。
ま事件や謎の展開なんかは火サスレベルなんですよ。ただ見所はそこじゃない。
かなりハズした大泉洋のハードボイルドを楽しんだり、相棒高田のどこか超然的で飄々とした言動に笑ったり、彼らを取り巻くキャラクターとのやり取り、その妙味に爆笑したり。
そういう楽しみ方がすっごい詰まってるんですよね。
この映画ってひょっとしたら 男はつらいよ や 釣りバカ に匹敵する国民的ポテンシャル秘めてるかもしれんですぜ?
是非年1回シリーズ化のご検討を!
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