劇場公開日 2012年12月8日

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プリズナー・オブ・パワー 囚われの惑星のレビュー・感想・評価

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2.0ロシア版アメコミ?

2017年6月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

アメコミみたいな始まりと、ロシア語の荒い口調に圧倒されました…。

宇宙船が故障し、不時着した星の親衛隊に捕まったマキシム。

彼も親衛隊になりこの星を守る任務を授かるのですが…。

なんとも独特な話の展開についていくのが精一杯でした。

ヒトラーのような上司は、ドイツを皮肉っているようにも感じさせますが、青年が熱血すぎてその上司の姿が霞んでしまいました…。

血と汗のドロドロした世界に、精も根も尽き果てた感じです。

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ガーコ

1.5C級惑星の悲惨

2017年5月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

寝られる

ロシア製SFアクションで、本国では大ヒットしたらしいが…
凡作。
原作は名作らしいが、やっぱりSFってのは作り手のセンスだよね~。

隕石の衝突でロケットが他惑星に墜落、主人公は独裁政権と戦うレジスタンス活動に身を投じていく…。

原作発表時も映画公開時(2008年)も当時の政権への批判が込められているのだろうが、SF映画として普通に面白くない。
CGのクオリティーはこの際別にいい。SF映画のレベルはそれじゃない。その世界観だ。
他惑星感がまるでゼロ。地球の荒廃した近未来じゃん。「ブレードランナー」や「マッドマックス」の…いや、敢えて言うまい。
他惑星なのに、特殊メイクを施した者は一人も居らず、皆地球人と同じ顔をしてる。…あ、いや、これは地球型惑星としておこう。
他惑星に墜落したのに、何故か普通に酸素呼吸してる主人公。何故かこの惑星ではちと強い主人公。
ストーリーよりツッコミ所の多さの方こそ気になってしまう中、その最たるは、やたらと目立つ金髪碧目細マッチョイケメンの主人公のルックス。
美女との絡みもあるが、かと言ってそれがフューチャーされてる訳でもなく(って言うか、全然…)、主人公のヒーロー的な活躍って感じでもなく(最後ちょっとあるくらい)、SFアクションの形を借りたもののその面白さに欠け、ただ政治的メッセージだけを反映させたチープ感。

これなら「ジョン・カーター」の方がエンタメSFとして面白いし、独裁政権と対するメッセージ性も「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」やウルトラセブン第43話「第四惑星の悪夢」の方が優れている。

元々2部作を一本に縮めたんだから、面白味が無いよ…。
良かったのは、アメコミ風のOPタイトルかな…(^^;

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近大

1.0激しいわりに寝てしまう

2014年5月10日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

難しい

ぱっと見てわかるのはHDR風の映像なのだが、映像全体に同一のエフェクトを掛けるから肌や空が場面ごとに違う発色をしていて品がない。
好みうんぬんではなく映像処理がずさんなのだ。
ストーリー?よくわからん。
異星人ということだが、言葉は通じる?、まあ、深く考えずスルーしたのだが、あほらしくなってくる。序盤、捕虜のわりにへらへら笑っているあの演技には、こいつあほなのか、と思わずにいられない。
肉弾戦の無骨で荒々しい感じは独特で悪くないと思う。

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okaoka0820

1.0編集者出てこい!

2013年10月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

寝られる

ロシアSFを満喫、とめったに食べないポテチを用意して楽しんだものの…。
もともと二部を一部にしたっての、誰が編集したん?中学生か?女子高生か?なんにしろ映画への愛とかそーゆーのはないんかね?
脚本は少し稚拙な気はするけど、文芸大国ロシアの巨匠の作とあり、世界観は面白いしあのキンザザを生んだロシアのSF、油泥臭そうな感じが堪らないのだしかし、スーパー編集者がチョキチョキやったら本編自体がトレーラーみたいな感じ。入っていけない映画はゴミと同じ。こんなもんを世に送り出してどうすんだろう?

まぁ、ロシア映画は面白そうだということを伝えるには成功しているかも。
映像とかを小間切れでも楽しめる通だけにオススメ。

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着る毛布

2.0私には、方法が解っているわ

2013年1月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

本作が日本公開初挑戦となるフョードル・ボンダルチェク監督が、本国ロシアで高い人気を誇るワシリー・ステバノフを主演に迎えて描く、本格SFアクション。

昨年世界的に大きな話題となった、キリストの肖像画を許可なく修復し、見るも無残な姿に仕上げた事件は、皆様の記憶にも新しいだろう。この「見事な」観光資源を作り上げた張本人を先日どこかのテレビで特集していたが、いざ現れた姿は、何とも優しさに溢れた老婦人。地元はちょいと名の売れた「素人」画家で、例の騒ぎのあと、彼女の描く絵は値段が跳ね上がっているという。

「・・・へっ」である。

彼女は、「私は人物画の修復はしたことがないわ。でも、方法は分かっている。あの絵は、下絵の段階だったのよ」と自慢げにうそぶいていた。「方法を知っている」事と「絵の意味を知っている」事は、似て非なる別物。それらしく筆を撫で付けても、本質は濁り、腐り、いずれは朽ちる。そんな事も分からない人間に、修復の何たるかを語る資格があるだろうか。

・・と、鼻息荒く怒りを吐露したのは、本作「プリズナー・オブ・パワー」にも同様の違和感、稚拙な良心がべったり塗りたくられていたためか。

「ナイト・ウォッチ」の思わぬ成功で、評価が少しずつ見直されているロシア映画。その「ゆるり」香る昭和の風情に似た手作り感あるSF世界と、人間の深遠へと潜っていく精神世界に独特のセンスを感じ、映画ファンは飛びついた。だが、続編「デイ・ウォッチ」の成績は振るわなかった。ある種異質でつかめない新味の世界に、観客が辟易してしまったのは否めない部分だ。

で、本作は壮大な2部作を

「インターナショナル版」

なる舌なめずり丸出しの商業ベースに書き換えて、興行に乗っけた。これが、いけなかった。「ナイト~」の温かみのある人間描写と、レトロなSF空間を踏襲し、力のあるロシア色全開の我が国万歳!ワールドにバカバカしさと共に、楽しさが満ち溢れる映画人好みの演出は見事だ。



どうも「インターナショナル」に物語を切り刻んだ一部の方々には、この世界の調理が出来なかったようだ。いや、世界ではなく、映画という表現の料理が向いていない。

ひたすらにイケメン主人公、美人ヒロインのアップカットをつなぐ事に必死で、人間のドラマ、感情の起伏の繋がりが感動するほどに引きちぎられている。つい一秒前まで愛を囁いていたカップルのラブシーンのはずが、いきなり兄が怒鳴っていて、ヒロインは泣いている。「あんまりよ・・・」って、その編集が「あんまりよ・・・」である。

人間らしい臭さ溢れる敵役も、何か悪い事の要約を述べるシーンのみセレクトされ、同情も憤怒もできぬ。「ダイジェストですので」と営業さんが笑顔で断っても、これではロシアに関心を抱く方も萎えるばかりである。

「インターナショナル」に本作を飾りたいならば、一流の映画文法を使いこなすプロフェッショナルに料理させよ。あまりに失礼な「日本人なら、こんなもんかしら」映画に、ただただ情けなさと憤慨を覚える危険な一本だ。

ちなみに、冒頭の彼女の話。エセ修復画が飾られた寺院は急に入場料を取るようになり、町は潤いを実感しているという。それならば、その修復画も少しは「残り」甲斐もあろう。だが、本作はどうか。行きながらえばそれだけ、「ロシア、ひどいね」と陰口がぽつり、ぽつり生まれて落ちる。作り手に、映画ファンに、そしてロシア本国に平謝りでも足りない。

足りないのだ。

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ダックス奮闘{ふんとう}