劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語のレビュー・感想・評価
全38件中、21~38件目を表示
挑戦的な内容をどう受け取るか
アニメーションについては文句なしです。途中まではある程度先が読める展開ですが、ある場面からまさにテレビシリーズへの結末への叛逆が始まります。その点をどう評価するかは、鑑賞した人間しだいとなるのでしょう。
シナリオの意図としては、テレビシリーズの結末を壊さずに5人生存エンドをつくったとき、どうなるか、可能性をひとつ提示してみたことです。
テレビシリーズの結末にしっくりこないなら、こうなるよ、という挑戦ではないでしょうか。
その上で、今回の結末はいかがでしょうか、それぞれの立場で考えてみてほしい、ということです。
さらに、この続きがあるならば、それは皆さんがほむらとなって、思考をループさせて考えてくださいと、言っているように感じました。
ほむらの言う愛は、独占欲や依存心が優っていると思いますが、この年代の少女なら、間違うこともあるだろうと、許してあげたいのが、二週間考えた私の感想です。
ほむらとまどかが対立していった先の結末を考えるのも面白いです(労力はいりますが)。
良くも悪くも期待はずれ
もちろんいい意味での期待はずれ。
まず、目線がほむら。つまりはまどかのハナシではない。
パラレルワールド(結界)、時間操作。この二点がそろい踏みなので実際ストーリーはいかようにも作れる。
「なんでもあり」は「なにをやってもよい」とは意味が違う。その辺をはき違えると、タダの難解な作品になってしまう。
前後編を鑑賞せずに観たのは間違いだったかもしれない。TV版は全部観ていたので、前後編は総集編と思い、観なかった。
しかし劇場版はTV版から独立し、あくまで3部作になっているのかもしれない、と感じた。
オタクに媚びすぎでは?
前編・後編はアニメの総集編だったという情報から前の2作品を観ずに鑑賞。すると自分の知っているまどマギの続きとは違うことの連続で最初は「えっ前の2作品総集編じゃないの?パラレルワールド的な?」と少し戸惑いを覚えた。物語は進んでいき,自分の感じていた違和感は正常なものであることがわかる。じゃあこの現実と齟齬のある世界を作り出したのはだれか?ということをほむらが主人公となり明らかにしていく。
実はこの世界を創り出したのはキュウベェ含むインキュベーターであり暁美ほむら自身であった。暁美ほむらの濁りきったソウルジェムをこれ以上濁らせないように結界をはるインキュベーター達。暁美ほむらの抱える心の闇は増幅され,結界内で魔女になるに十分な良に達したとき暁美ほむらは魔女になるが結界内で守られているのでまどかの願い(円環の理)に導かれることもなく魔女のまま存在することになる。ではなぜそんなめんどくさい結界をインキュベーター達は創ったのか。それはほむらが魔女化することで魔女の魔法によりまどかが創り出され,概念化したまどかを操作するためであった。ほむらが結界を壊さずにこのまままどかのいる世界で魔女として生きることを選択すると踏んだキュウベェ。しかしほむらと魔法少女たちはこの魔女によって創られた結界を破壊することを選択する。
結界をこわしたほむらは円環の理によってまどかが迎えに来る。しかし,ほむらは円環の理に導かれることを拒み,逆にまどかの記憶部分だけを現実世界に引きづりおろす。愛の力で。それにより円環の理は完全なものではなくなった
叛逆の物語とは暁美ほむらが神である鹿目まどかに対する叛逆する物語であり,神に刃向う存在となったほむらは自身のことを悪魔と評する。
愛の力で魔女の上位,悪魔となったほむらは鹿目まどかを含む魔法少女たちと敵対することになるかもしれないがまどかがいるならそれでいい。だって愛だもん。とヤンデレ化する。
魔法少女まどか☆マギカは新しい物語を作りにくい物語であると思う。なぜならアニメの中で物語は一度完結するし,そもそもまどマギがなぜここまで評価が高い作品になったのかというと,うめてんてーのかわいいキャラデザであるアニメが「えっこんなに重い話なの?」「こんなにかわいいキュウベェ,ドクズやんけ!」という所に視聴者は驚き,興奮し,また絶望しかない展開を最後秀逸に回収するという所が評価の高いポイントだと思う。そのアニメの続編ということは魔法少女がどういう存在で,キュウベェがどういう存在かを視聴者が知っているにも関わらず,まどマギである以上さらに驚かせないといけない。これだけの前提条件があるということを加味すればストーリーはよく練られたものなのかもしれない。
しかし新しいキャラ・ナギサの存在意義がほとんど感じらなかったり,齟齬のある世界のナイトメア(魔獣)を全体で攻撃する所がなぜあの形にしたのかもよくわからない。それら含めて「なぁ。まどマギかわいいやろぉ?新キャラもかわいいやろぉ?」とオタクに媚びている感じを受け,不快だった。(実際に評価が高い人の話を聞くとそこの評価が高かったりするわけだが)
そのため,ほむらが愛の力で悪魔化するという話の根幹も,「お前らどうせ百合とか好きやろ?望みかなえたるでぇ」という風に意図しているように感じてしまう。そういうのは二次創作で結構です!
細かな部分にも工夫があり,一度観ただけでは気づききれない箇所があるようだが,それはDVDでいいや。
納得
本作を観て色んな感じ方をする人がいるだろうし、賛否両論あると思うが、良くも悪くも「玄淵このやろー!」という感想です。
内容について語るような不粋な真似はしたくないので控えさせてもらいますが、望んでいた結末ではなかったな、と。
それでも『人としての性』が描かれていたことには好感が持てましたし、何より望んでいた描写がたくさんあったので、星4.5です!
評価が分かれる理由はご自身の目でお確かめください。
叛逆の物語に対する私の叛逆。
最速上映含めて何度も見に行き、だいたい言いたいことがまとまってきたのでレビューをしたい。
まどか☆マギカという作品は既にTVシリーズからしてオリジナルアニメという挑戦的な作品だったが、今回のこの映画も非常に挑戦的な作品となっている。
どう挑戦的かというと、シナリオもそうだが見る人が映画、シナリオ、演出、劇中の音楽にどれだけ理解や共感できるかということである。そのことについてレビューしていきたい。
まず、ネットでは、TVシリーズとしてのまどか☆マギカはTVシリーズとして完結しており、前編後編はあくまで資金回収、などと言われてはいたが、
この映画を見てハッキリ感じたのは、TVシリーズのまどか☆マギカは既にTVシリーズとして簡潔しており、
総集編といわれる前後編からの続きがこのまどか☆マギカである、そう強く感じたことである。劇中の演出の随所に前後編からのつながりを思わせる演出があることからも、前後編・叛逆と、TVシリーズは別物と考えた方が、映画というジャンルで考える場合理解しやすい。
もちろんシナリオはTVシリーズも前後編も本筋同じなので、映画を見る際内容を理解できないなんてことはない。が、言いたいのはそういうことではなく、あくまで“映画”として見ていくと、この作品の長所と短所が見えてくるだろう。なので、前後編もなるべく見ておくことをオススメする。
それでは本格的に内容にふれていくので、ネタバレが嫌な人は一番下の総評だけをご覧ください。
(ネタバレ部分)
叛逆のレビューをする前に、ひとことだけ。
テレビシリーズおよび前後編では、
“鹿目まどかを起点とした運命からの脱出”を軸に表の主人公まどか、裏の主人公ほむらとして本編が描かれていたが、
叛逆の物語ではほむらが主人公となっている。それは叛逆という言葉(権力や体制に抗うこと)から既に推察できるので、これはもはやまどかの物語じゃない!なんて言われたらそんなの当たり前だ。
だが、スピンオフとは言い難い。ほむらだって立派な主人公なのだから。
さて、ストーリー、演出、音楽の順に語っていこうと思う。
・ストーリー
今回の叛逆の物語は、暁美ほむらが自身の魔女結界(理想)から抜け出し、どんな手を使ってでも鹿目まどかを救い出す”物語である。
というと、前作のループと同じじゃねぇか!と言われるかもしれないが、今回の見処はそこではなく、他レビューにもあるように、
ほむらのまどかに対する愛が妄執に変わっていく過程が見処だ。
前作の最後で、まどかの思いをいつまでも継ぎ続ける約束をしたほむらが、結局はほむら自身の心の弱さに負けてしまう人間らしさが素晴らしい。まど☆マギの超現実主義的な部分が垣間見える描写だ。虚淵氏のインタビューに「ほむらがまどかに救済されて終わり」という予定だったそうだが、現実がどこまでも突きつけられる本作においてこの段差は飛び越えてしまうべきだ。
現実をどこまでも突きつけられる本作のスタンスとしては、飛び越えていかねばならぬハードルだからだ。
また今までにはなかった、映画前半部の魔法少女としての理想を描いてみたのは素晴らしい。ふつうの魔法少女モノだったら、というシーンは間違いなく本作の見処だ。セリフ回しも巧みで、自分の言った言葉がブーメランとなって帰ってくる。
もはやシナリオに言うことはないだろう、素晴らしい脚本でした。
・演出
劇団イヌカレーさんの演出においてもまた、素晴らしかった。引き込まれる世界観、何度見ても発見のあるシーン作り、コミカルなナイトメア、魔女と、本作においても遺憾なく発揮されている。
しかし、新房氏の采配にはいくつかミスがあったと思う。
例えばほむらとマミの戦闘シーン。アクションは見処ではあるが、冒頭ナイトメアとのシーンで散々アクションを見せたのに、また繰り返すとはどういうことか。
叛逆本編の結末が分かりづらいと多くのレビューがあるが、そうなってしまったのはここの比重の多さが一つ原因だ。パンフによると虚淵氏の脚本ではこの場面は数行しかないのに、そこに時間を欠けすぎたのは明らかなミスだ。
また、狙いすぎたシャフ度もかえって寒い。
前後編では特に衝撃的な部分に限って使われていたのでインパクトとキレがあってよかったが、今回は使いすぎである、それならば新しい演出を入れて、観客をゾクッとさせるべきではないか。
ただ、ほむらの表情が終盤鬼の面のような形相になるあの瞬間は素晴らしく良かった。
音楽
序盤から終盤になっていくうちに暗くなっていく曲調で、他レビューを見ると案外批判的な意見が多くて驚いた。
カラフル、そして君の銀の庭の、物語の展開と歌詞のミスマッチを指摘している人が多いようだが、本当にただミスマッチしているだけだろうか。
普通の映画(主に洋画)では、キャラクターの口笛や手癖(指ならし)、キャラクターのテーマがその物語の結末や暗喩になっている事が多い。
例えばG.I.ジョーなんかでは、話の序盤で一回だけ口笛を吹くキャラがいるのだが、物語の結末でもう一度同じ口笛を吹くキャラがいるのだ、それが誰かは映像では表現していないのに!つまり、この場面では口笛がこのキャラが実は終盤で再度重要な役につながってることを暗喩しているのだ。(それがG.I.ジョー2に繋がる)
つまり、ここでのミスマッチもまた見処なのである。本編をなぞって話すと、ほむらがまどかを捕らえ、きゅうべぇからも現状守りきった本作は、図らずも一つの“ほむらにとっての救済”の形を成してしまった、だからこそのカラフル、銀の庭の歌詞である。歌詞から思い起こされるまどかとほむらそれぞれの救済、そして観客側としての“ほむらがまどかに救済されてほしい”という救済をうまく描いてあると思う。
TVシリーズから歌詞にも、そして曲にも意味があるので、もしただミスマッチだーとだけしか感じなかったのなら、どんな場面でどんな風に曲が流れたか、もう一度噛み締めてほしい。噛み締めていくうちにまた見方が変わるはずだ。
(総評)
私個人の感想としては、
ストーリー☆5、演出☆3、音楽☆5、総評☆4.5(もし次回作がなければ☆1)です。
本作は間違いなくアニメ史に残る出来映えです。いや、映画としても誇るべき作品です、日本の底力をみせつけられました、まだ見ていない人は劇場にてその感動を味わってください、やっぱり家で見る映画と劇場で見る映画とでは音響と没入感が桁違いですので。
ところで、もし次回作がなければ☆1、なんて書いてますが、それに2つ理由があります。
一つは、
本作で完結する、そう考えていた人は多かったはずです、しかし、映画はハッキリ言って続編だった!私は続くだろうと踏んでたので、ショックとも惰性とも思わず、
むしろ「TV版はTV版として完結したし、前後編から続く新しい物語が始まるんだ!」とワクワクしていたのですが、ここも人によっては畳んだ風呂敷をまた弄るように感じる人もいるでしょう。
そうならないよう、製作側はあらかじめエヴァみたく「全○部作で完結するよ~」と 告知しておくべきでしたね。
今回は作品に対し、そういった細かいアラが気になってしまったのは少し残念です。
そこでのもう一つ!今回、これほどの素晴らしい作品を作り上げたのだから、ぜひ、今までの魔法少女モノにはなかった、新しいアニメとしての可能性を見せてほしい!
本当の意味での「救済」を彼女たちに与えてほしい!
むしろここでまど☆マギが終わってしまったらあまりに不完全燃焼すぎるでしょう!
やはり映画というものは、アニメというものは、魔法少女というものは、「最後は幸せな気持ちのまま劇場を出ていける」ような作品であるべきだから。
続きがもしあるならば、本当に期待しています。
楽しくない
理解できない部分が多すぎて映画として楽しくない。
なぜまどかが救ったことで存在しないはずの魔女がほむらが作った世界で存在しているのか、なぜほむらが世界を書き換える力を持っているのか、この2点が自分には理解できなかった。
テレビシリーズでは、まどかが世界を変える力を持った理由がちゃんと分かるようになっていただけに残念。
これが何回か見ることを前提にしたつくりなら、ファンが味わうべきカタルシスを犠牲にして、金儲けに走った作品にしか思えない。
新キャラも話題作りには役立ったが、劇中では矛盾を増やすだけで必要ない存在だったように思う。
さすが劇場版
シャフト特有の映像表現と、劇場版レベルの作画が絶妙にマッチした見応えのある作品だった
特に中盤のマミとほむらの対決シーンは、銃弾の軌跡、近接戦の緻密な描写や迫力のある音響もあって、個人的には作中屈指の作画だった
終盤のほむらの悪魔化は好みの分かれるところだと思う
個人的にはハッピーエンドが良かったが、結果は丸く収まりはしたものの、いい後味とは言えないものだと感じた
とにかく、ほむらが重い
伏線や謎めいたシーンが多々あり、1度の鑑賞では堪能しきれないので、複数回の鑑賞が望ましいと感じた
音響は劇場だと圧倒的な迫力なので、是非劇場で複数回鑑賞したい
ネタシーンも所々に散りばめられており、序盤はどこのプリキュアだよ、という感じだった
メディアミックスが展開され、雑誌での監督や脚本家のインタビューはもちろん、ファンによる考察や2度目以降の鑑賞ポイントなどもあるので、鑑賞に併せて適度に閲覧すると面白いと思う
白けた
とかく白けました。
序盤の「違和感」は、観客に「この物語世界はおかしいぞ」と思わせるための手法なのでしょうが、この時点でだいぶ白けてしまった。
さらに全体的な演出もクドすぎて、「もういいよ!スゴイのはよくわかったよ!」って怒り出したくなるほどクドい。
後半でも『円環の理』とか、イマイチわからない言葉を連発されてついていけない。
きゅうべえとほむらの会話が冗長すぎて白ける。
新キャラが頑張ってるけど、感情移入できなくてこれまた白ける。
クライマックスあたりのほむらの笑い方が気味悪くて引く。
ほむらが「『悪魔』になった」とか言い出して白けマックス。
後は腕時計で時間を確認して「早く終わらないかな」とイライラして終わり。
テレビ版はよかったのに、ここまで評価を下げた作品も珍しいです。良かった点は、マミとほむらのバトルシーンぐらいです。
造物主に叛逆する存在を悪魔と定義するなら
ほむらアケミはまさしく悪魔となった。
もう一度血と肉をそなえた生身のまどかに逢いたい。その願いを成就するためなら善悪の境も踏み越える。必要なら仲間を裏切り、世界の理をも破壊する。たとえその世界原理を創造したのがまどか本人であったとしても。
究極の自己中心的発想だが、恋愛には本質的に恋する二人以外の他者を排除しなければ成り立たないという特性がある。
ほむらのまどかに対する恋心(妄執)の激しさを思えば、こうした展開はテレビシリーズの中にすでに用意されていた。そんな気がする。
それにしても、一見子供向け魔女っ子アニメ風の絵柄キャラを使って、愛の暗黒面をここまで容赦なく描くとは。
そのギャップの大きさに、頭がクラクラする。傑作。
とてもよかった!
まどマギの新編、楽しみにしてました!
まどかたちの姿がまた見れる、それがとても嬉しかったです。
アニメ版よりも更に曲と映像が印象的で、クレヨン風に描かれた戦闘シーンは見ものです
少し予測していなかった展開だったので、もう一度見に行って解釈をしてみたいなと思いました。
こんな結末って…
音楽作画演出どれをとっても最高なのは間違いないです
近年見た映画では本当に一番だと思います
終盤アルティメットまどかがほむらを円環の理へと導こうとしてまどかを引き裂いてしまうほむらちゃんには唖然としました
重すぎる愛の怖さを感じるとともにほむらの人間臭さ、人間本来の欲は分からなくもないかな
純粋なほむらも好きだけどテレビシリーズから成長を経たほむらも人間味があって好きになれます
新編は好き嫌いが分かれるでしょうがそれでいいし、解釈の仕方も見た人の数だけあっていい作品だと思います
物語はメビウスの輪の反対側にきたのでしょう。
凄まじいラストシーン。
話はメビウスの輪の反対側に行ったかのごとく、ほむらの世界で繰り返すのでしょう。悪魔と化して、概念と化したまどかの実態を取り戻したのでしょうが、月が半分になった世界で当たり前に日常を取り戻せるのか?
ラストにキュウベイが弱っていたのはなぜか?何のエネルギーも産まない世界?無機質な世界でほむらはまどかと何を望む?
次回作があるなら、記憶若干残っているもの達の活躍に期待。次回作は必ずあるんだと思いますよ。
話はほむらが転校してくるところに必ず、必ず戻るはず。
お客さんはほぼ満員状態で9割男性でした。時間が立つのがまったく感じられず見入ってしまいました。
今年最高の映画だと思います。
ハッピーエンド
TV版が別れだったのに対し結果はどうあれ出会いの物語と言えるのではないでしょうか?
この監督が好きな人であれば納得の終わり方ではないでしょうか?
戦闘シーンのテンポも良い。
新規キャラも良い。
二人も箱庭で幸せに。
という観点で満足できる作品でした。
続編は無いのかなぁ。。。
アニメ史上かなりの…
ヤンデレさん。
まさかああなるとは…
絶望しかしませんでしたが、
作画、構成、ストーリーと共に私は五つ星です。
また元気に動く五人を観れたことだけで五つ星です。
Opの時点で泣いてしまいましたが、中盤になるともう涙腺崩壊でした…
ほむらちゃんがどんな気持ちで…と考えると、やるせませんね…
最終的にはほむら様、になりましたね。
次の映画ではどうなるんでしょうか…気になります。どうか幸せな結末に…
なるはずもないでしょうね!
視聴年齢は相変わらず
視聴年齢は序盤ではこのまま座っていて良いか戸惑うくらい低めですが、中盤以降からはかなり難易度があがってきます。
ですが、難易度的にはエヴァ程ではありませんので、比較的に分かり易く(脳内が)楽でした。
前回同様、街の風景描写は必要性が全くない作品なので、意味を持つ場所以外は描写されていないですね。そこら辺、拘りがある人は…期待しない方がよいでしょう。
相変わらず、やはりこのアニメの主人公はほむら?って感じでした。個人的にはマミさんが最後までマミらなくて何よりでした。
ちなみにマスケットであの様に連射も出来たんですね。魔弾ぽくホーミング機能付くのではないかと思いましたが、特にそんなことはありませんでした。
最後の感想としては、一言でいうと…
"その愛、とても重いです。"
愛する人の為なら魔にもなる
いよッ、待ってました!「まどマギ」完全新作映画!今年最も待ち望んでいた映画の一本。
TVシリーズは自分でも不思議なくらいハマった。タイトルやキャラデザインとは裏腹のハードでシリアスでダークな世界観と完璧なまでの物語に魅了され、何度見返したか分からない。
なので、続きとなる今回の映画は本当に今か今かと待っていた訳だが、ちょっぴり不安もあった。自分はTVシリーズが好きなだけなのではないか、「ヱヴァQ」の時のように戸惑ったりしないだろうか…?
そんな期待と不安が入り混じりながら、遂に鑑賞。
いきなりびっくり。
何故あの娘が居るの? どうしてあのキャラが居るの? どういう経緯でこうなったの? まるで「ヱヴァQ」の時のように呆然…。
某変身ヒロインアニメみたいな演出にはちょっとドン引きしたが、序盤はTVシリーズでは決して見る事が出来なかった彼女たちの姿や夢にまで見た幸せ。
…え? 夢?
中盤から物語はいよいよTVシリーズと繋がり、スリリングに動き始める。
深く触れるとネタバレになってしまうので詳しく書けないが、キーとなるのは、ほむら。
異空間の真実や○○の正体など何となく察しはついてしまうものの、流れをひっくり返す衝撃の展開は期待を裏切らない。
そして、まさかの最後!まさしく、“叛逆の物語”。ここからが本当の意味での新展開。
全てを引っ掻き回し、混乱させ、周りを巻き込み…今回、ほむらが取った行動は間違いなく意見が分かれる。
それは、純粋過ぎる愛ではあるが、狂気を孕んだ独り善がりの欲でもある。ほむらは本当にこれで良かったのか。
これまでキャラ人気も抜群だったが、アンチ派も出そう。
画のクオリティは高いし、異空間の独特の雰囲気はやっぱりいいし、音楽も素晴らしい。
まどか、ほむら、さやか、杏子、マミ、そして初登場のなぎさ(やっぱりあのキャラ!)、新しく動く彼女たちを見れただけで何より。勿論、キュゥべぇも。満足は出来た。
しかし、一度見ただけでは把握出来ず、某映画サイトでは既に激しく賛否両論。だからと言って、期待外れには感じなかった。
そもそも「エヴァ」同様、「まどマギ」に分かり易い展開を求めて無いし、難しい内容もTVシリーズの時のように何度も見返して、自分なりに解釈し、考えをまとめたい。
だけど、話はこれで終わりではあるまい。
もしこれで終わりだったら、「そんなのあたしが許さない」。
今年劇場で見た映画の記念すべき200本目です。
マミさん少し大きくなってたような気がする…
それは置いといて
前半の展開は押井守の名作『うる星やつら2ビューティフルドリーマー』そのものと言って良いでしょう。
賑やかで理想的な日常に潜む違和感。
その謎を解こうとして判るのは、そこが完結した作り物の世界であるということ。
その世界が何のために、誰のために存在するのか?
その謎が明らかになった時に怒涛の展開が押し寄せる。
幸せとは何なのか?
愛とは?
希望とは?
絶望とは?
そして覚悟とは?
愛とは、希望とは我欲に他ならない。
幸せとは我欲を満たす事。
絶望とは我欲を満たせず、且つ諦められない事。
だからこそ彼女は愛という名の我欲をを満たす為に覚悟を決めたのだろう。
愛のためならば悪魔にでもなろうと。
これは渇望と奈落の物語なのだ。
この映画を観る多くの観客が持っているであろう『愛は気高く尊い』という固定観念に対する叛逆の物語なのだ。
神や運命等でなく、視聴者の持つ概念や価値観に対する叛逆こそこの物語の主題であるというのは考え過ぎだろうか?
追記
だからこそ、この作品は賛否両論が分かれる。
自分の価値観を否定される事を受け入れられない者は、作品自体を否定して自己防衛をするからだ。
そしてそれは、ある意味人間として常識的な反応なのだろう。
後頭部を殴られたような衝撃
あまりにも予想通りの展開で些か拍子抜けしていたところ最後にガツンとやられました(笑)
なんというオチの付け方だろう……。
かと言って、突拍子もないオチかと言えばそうではなくて、しっかりと本編と対になっている辺りが本当にお見事です。
ほむらの理想=視聴者の理想を実現したという意味ではハッピーエンドに見えなくもないかも知れません……あまりにも歪な形ですけども。
あとファンサービスは多めです。
序盤はちとくどいかなーとすら思いました(笑)
個人的にほむらとさやかのすれ違いのせいで分かり合えない感じが切ないです。
わざわざ深夜の最速上映にまで行きましたが、興奮してそのまま眠れず徹夜してしまいました。精神的にも肉体的にもガタガタになりましたが大満足です。
全38件中、21~38件目を表示