オブリビオンのレビュー・感想・評価
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普通のSFアクション作品
普通のSFアクション作品で,アイディアとしては目新しさはない トム・クルーズのアクションはいいけれど 敵となるもののデザインがいまいち過ぎてちょっとがっかり 映像は綺麗だけれど,見た目の美しさの他には微妙としか言いようがない展開 ただし「男女のめぐり合わせ」という点では面白い展開であった それぞれ別の方法で出会った二人の姿にはロマンを感じる ストーリーも演出も残念な感じだけれど映像とその展開は良かった
単純に楽しめるには最高のSF映画
トムクルーズならではの役柄だし相変わらず憎たらしいくらい格好良いですね(^_^)vストーリー展開のドンデン返しやら、最後の結末も、あれはあれで良かったかな~(^_-)(笑)
ストーリーの練り込みを解りやすく映像化
原作がありきたりのSFっぽいけれど 映像化したときにうまく表現している。 小道具でストーリーの複雑さを簡略に読み解かせている。 生と死を見つめようとしている点が共感できる。 水戸黄門 サザエさん が好きな人にはしんどいかも。
静か過ぎるSF
ストーリーが凝っている。人類の味方のはず、実は敵の手先になっていた。いつものセオリーが、逆説的な視点で描かれていてユニークだ。 ところが、肝心の映像で観たいところが、セリフで済まされていて、ストレスがたまる。全体的にこの手のSFにしては、静かな映像が続き、余白がありすぎ、ラストでさえも、クライマックス感がない。予算の関係だろうか?話の大きさの割には、地味すぎないだろうか?
2時間ちょっとで¨楽園¨を味わえる
もう5回見てきました。3回目以降はラストシーンで泣いてしまいました。我ながら幸せ者です。 ストーリー自体は目新しいモノではないのですが、とにかく楽しくカッコ良く素敵な要素がふんだんに詰め込まれています。上質なアクション、多くの伏線とその回収、そして刻を越えたラブストーリーを近未来のSFでやったらこうなったという最高クラスの作品です。 個人的にはここ数年で1番面白かったと言っても全く過言ではありません。かの傑作ティンカーベルやウォッチメン、ノーラン版バットマン3部作のような社会風刺はなく、タダタダひたすらに娯楽を追求した作品ですが、その興奮、感動どれもが超一級品でした。 ついでにトムさんも相変わらずのイケメンっぷり、モーガンフリーマンのラストシーンでの嬉しそうな顔も茶目っ気たっぷりで大変好印象。 アベンジャーズは5本もの作品を前菜として味わわなければ100%楽しめない仕様でしたがオブリビオンはこの作品だけでアベンジャーズと同等か、それ以上の至福の時間を味わえます。去年の映画がアベンジャーズなら今年の映画はオブリビオンで決まりでしょう。 どうかこの素晴らしい¨楽園¨のごとき傑作を1人でも多くの方に劇場で味わっていただきたいと思います。
話はいいけど語りがヘタ?
かわいいドローンくんなど緻密なガジェット・メカの魅力は絶大。 お話自体もかなり面白くて好み。 ただその語り方がなんだか上手くなくて勿体無く感じた。描写の足りなさとか淡々とした転換の故に感情移入が中途半端。もっとグッとくるものにできたのではないか?
なかなかだった
ほぼSFモノの王道と言った感じ。しかしながら王道だけに「普通に」楽しめる。当たり外れで「外れ」率が高い昨今。そこそこ貴重なのではないだろうか。 さすがに少し歳を感じるがトムは相変わらずカッコイイし、世界観もいい具合にバランスが取れていたと思う。もちろんアクションもいいし、出てくる近未来インターフェースやガジェットもいい。 ただ、どうしてもシーンが限定され過ぎるせいか、少し世界が狭く感じた。もっと世界が広い演出があれば星4つだったんですが。 近日、やはり近未来がテーマのアフターアースが封切られますが、どうしても時期的に比較対象に登るでしょうから楽しみです。
王道といえば王道
映像は最先端で華やかながらも、内容的にはありそうでなさそうな「古典的な」SF映画。『猿の惑星』や『未知との遭遇』なんかでドキドキさせられた知的好奇心をくすぐられる仕掛けがあって面白かったです。ただハリウッドの大物俳優を起用したCGバンバンだけのアクション映画ではありませんね。ちゃんとSFしてるところは好印象。
1200円が妥当か?
トムクルーズぽい。 ストーリーは途中から読めるタイプ。 THE・トムクルーズ主演映画の未来物って感じ ガラスのモニターだったり、乗り物だったの近未来感は見慣れたけど やっぱりかっこいーとは思う。 dvdでても見ないだろうなー。
それなりです。
評価サイトでストーリーに謎が多く難解という意見がありましたがそれほどでもなく予想の範囲内でした。構えて見る必要はなく普通に見れます。全部見ると無理や理的なところはありますがマシンや映像は奇麗でアクションの迫力もあり楽しめます。最後はなんかそれでいいのという感じだし他多数はどこ行ったって感じです。
登場する近未来の乗り物がかっこいい!
面白かったです。 地球外生物に侵略された日本と、その核戦争で住めなくなってしまった地球を監視する任務を持つトムクルーズのお話。 登場する近未来の乗り物は全部カッコイイ! けど、登場する種類が少なくて残念。 種類も少ないから、バトルの見どころはこのバブルシップとドローンの攻防だけにほぼ限定されてしまうのでした…。 ドローンは‘ファンタズム’の血を吸う球体物質みたい。なかなか動きはかっこよかったですけどね。 終盤でクローン人間が出てくるあたりから結末がしれてしまうのは悲しいところ…。アメリカ的な結末でした。
一度は劇場で、何度かDVDでじっくり観なおしします。
どこかで観たような映像、シナリオの寄せ集めのような映画です。良いとこ取りのせいもありますが、全体としてよく出来ていて楽しめました。映像を楽しむために一度は劇場で見ることをお勧めします。考えさせられる複数のテーマを含んでいますし、見落とした伏線のようなものが多々ありそうなので、DVDでじっくり観なおしして楽しめそうにも思います。
キュリレンコよりライズブロー
「そうきたか」と身を乗り出すほどの結末ではなく、ストーリー的には物足りないが、それなりに見どころがあり楽しめる作品だ。 “技師49”として無人探査攻撃機“ドローン”のメンテを主な任務とするジャック・ハーパー。相変わらずトム・クルーズがサマになる。この人が出ると言ったら、恐らくもう他の俳優でのキャスティングは考えられないのではないか。そういうスター性、オーラを持っている。 ハーパーとともに地球最後の監視を行うクルー、ビクトリアにアンドレア・ライズブローとなれば正に絵になる美男美女。二人が寝食を共にする地上数千メートルのワークタワーのロケーションやコンピュータなど設備の機能美とともに前半を十分に楽しめる。 ジャックがパトロールに使う小型機“バブルシップ”も最近のSF映画の中ではなかなかのグッドデザイン。 ヘリコプターのような機動性と、戦闘機並みの攻撃力を併せ持つ。「スター・ウォーズ」のXウィングを思わせる飛びっぷりと、全方位の敵に対してコクピットが思わぬ動きを見せるギミックが面白い。一度乗ってみたいと思わせるVFXはILMがやったのかと思わせるようなスピードと重量感、そして質感がある。 ジャックをずっと監視していたというビーチ(モーガン・フリーマン)と、宇宙船の乗組員ジュリア(オルガ・キュリレンコ)の登場によって、物語は核心へと迫るのだが、前述した通り衝撃的といえるほどの暴露はない。 だが、あることをするために生まれてきた、運命を背負った人間が自身の出自の意義を悟るというところはSFの王道ではある。 墜落する宇宙船の船名“オデッセイ”は「2001年宇宙の旅(2001: A Space Odyssey)」へのオマージュか? 1967年のヒット曲、プロコル・ハルムの「青い影」のレコードが擦り切れた音で心を癒すシーンは、宝物のように集められたほかの小道具とも相まって青々とした地球を偲ばせる。 ほとんどの衣装や小道具も含めて白を基調としたデザインは、終わってみれば目に心地いい残像となる。
偉大なる秀作である。
と言うのも、過去に大ヒットした映画の良いところを集めてしかも、この映画のために、それを昇華させている点ですね。 ストーリーはあくまで、過去の大ヒット映画のお約束を集めて作られているんだけど、キチンと自分の料理をしている、と思います。 ビックリしたのは、ラストシーン。話の展開としては、想像通りだったんだけど、演出でそれを上手くこなしている。いや、こなしているなんて表現は失礼だと思う。完全にオリジナルに昇華してます。 また、SF映画にも関わらず「人間性」をあの短時間で訴えたのはBiiiiiigJooooob!!!! んで、秀作だ、てのはつまり過去のお約束を利用してキチンと料理したって事で、もしこれを傑作にしたかったら、もう一つ何かをいれるだけだったんでしょうね。そこでそう言う賭けに出てないってのも気に入りました。 今回は、小さなスクリーンで観ましたが、機会があればもっと良い環境で観てみたいですね。
≪疑問が残るラスト。≫
たまたま時間があったので映画館で見ました。 SFはあまり見ないので新鮮な気持ちでした。 そのためか映像の綺麗さに驚き! 地球の未来とのことですが、現実離れしていないスタイリッシュな機械とタワーの姿にこれだけでも映画館で見てよかったと思いました。 戦闘シーンも個人的には良かったけれど、他のSFをよく見る方にとってはありきたりとのこと。。なるほど。。 さて内容ですが、まず最初からカタカナワードばかりで少し混乱しました; (これはおそらく私があまりSFに慣れていないからかも。) でも見ているうちにどのカタカナが何のことを言っているのか分かってきます。 また途中から正直ストーリーが見えてきて、あーやっぱりな。。というシーンが多々。 そのまま見終わって、あとから湧き上がる疑問の数々。 なんだか最後はあわてて終わらせた感が拭えませんでした。 映像はとにかく綺麗だし途中で出てくる森の中の家も住みたくなるほど素敵でした。 なので映像メインだと映画館で見ることをオススメしますが、そうでもなければDVDで十分な映画です。
ファジー・コスモス
オブリビオンを和訳すれば「意識が薄れ過去を忘れかけた状態」である。 ロールプレイングゲーム「オブリビオン」は、別次元の世界からの地球世界を破滅へ導く陰謀と侵略を阻止する戦闘コンピュータゲームであり、この映画の引用元だと思った。 鑑賞後、最も印象に残ったのは、「曖昧なプロット」であった。60年前の戦争は、 ・スカブ(エイリアン)が水を求めて地球を侵略したのか? ・あるいは、地球人同士の戦争で地球が壊滅状態になったのか? ・あるいは、意志を持つロボット(コンピュータ)が人間に勝利したのか? それさえ曖昧であることに気付く。 いくつかのテーマも中途半端にちりばめられている。 1つには、愛情の問題がある。 ・クローンの愛とは、「現実」の中か「記憶(記録)」の呼び戻しや共有か? ・クローンの愛が生じ成立する世界は、「現実世界」か「仮想空間」か? ・クローンの愛の喜びは、「肉体の感覚」か「精神の高揚」か? このような欧米的二者択一の問い掛けが随所に見られる。 僅かに記憶の備わったクローンであるジャック(トムクルーズ)49号、52号は、その記憶の量や質に応じて人間ジュリア(オルガキュリレンコ)と深い愛情を交歓できるのか? では、残り1,000体近い修理屋ジャックがジュリアと会えばどうなるのかという疑問が残る。 その愛の可能性と到達点は、三角関係どころではない。マルチコンプレックスが果てしなく生じていくことになる。 2つには、人間がどこで終末を迎え、どのように消え去るかという尊厳の問題。 例えばカプセルに「ピーチ(モーガンフリーマン)」を格納した理由は、何だったのか? 3つには、タイムトラベルの可能性。 4つには、ネット社会(コンピュータ)でのパラダイムシフト、等々。 鑑賞後、もう一つ印象に残ったのは、空気感溢れる風景描写であった。 ・近未来のスカイタワーやバブルシップの無機質な静謐感 ・夕日に輝く別荘や廃墟と化したエンパイアビルやスタジアムの美しさ これらの対比は、見事である。 ドローンとバブルシップの戦闘シーン、荒廃したモニュメント、ラストシーンなどから連想される映画は、スターウォーズ、猿の惑星、インデペンデンス、デジャヴ、2001年宇宙の旅 等である。 これらを集約したようなアクションとロマンスを楽しめる娯楽性の高い秀作であった。 すべてが中断して終焉を迎える諸体験の本質は、遂に顕在化されず、黄昏時の廃墟の中にばらばらに放置されたまま、やがては過ぎ去った郷愁と共に忘却の中に埋没していく。 映画「オブリビオン」のテーマ、「ファジー(曖昧)な魅力」の所以であろう。
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