「景色が美しいどんでん返し映画」オブリビオン かちかち映画速報さんの映画レビュー(感想・評価)
景色が美しいどんでん返し映画
絶景かな絶景かな。景色が美しいどんでん返し映画。面白かったポイントは3つ。
1つめは、景色がキレイ!映像美を堪能!
とにかく景色が美しいので、どのシーンでも絵的に映える。広大な大地をバイクで疾走したら気持ちいだろうな。
撮影地が気になって調べたら、アイスランドで撮影したらしい。アイスランドは色んなSF映画の撮影地に使われてるみたいだから、それだけSFの世界観には合ってる地形なんだね。あまりの地形の美しさに、CGも使われてるだろうと思っていたから驚きだ。まさか実際に存在する地球の景色だったなんて。
アイスランドの地形を見せて「荒廃した地球です」と言われても分からなそう。死ぬ前に一度でいいから、アイスランドに行ってSF映画の世界に入りたい。この映像美を映画館で浴びたかったなー。こういう景色がキレイな作品は映画館で観たいよね。
2つめは、敵味方が逆転するどんでん返し!
観る前はよくある荒廃した地球のSFモノと思っていた。でも、実際に観てみると、徐々に衝撃の事実が浮かび上がるどんでん返しが面白い映画だった。
スカブ=生き残りの地球人。敵だと思ってた宇宙人スカブが、実は地球人の生き残りという展開に驚く。プレデターみたいなステルス仮面のせいで、余計に宇宙人だと思い込んでたわ。サリーが黒幕だと判明してからは、サリーが悪役に見えてくる不思議。序盤は愛想のよい女上司だと思ってたのに。
3つめは、「くたばれサリー」最後が爽快!
ジャックがマルコムと共に爆破するシーンは爽快!ジュリアが入ってると思ってたからマルコムが出てきたビックリ。マルコムはドローンとの戦闘で死んだかと思ってたからね。たぶん瀕死状態のマルコムがジャックに頼んだんだろうな。マルコムは「テッドが爆破するのを間近に見たい」って言ってたし。ラスボスはやっぱり分かりやすくぶっ倒すのがいい。
いやーほんとクールで後味のいい終わり方だったわ。最後モヤモヤしたり、後味悪かったりする映画も多いから、久々にスッキリ。ファイトクラブの最後でビルを爆破するシーンに通ずるものがある。どうやら俺は爆破して幕を閉じる映画が好きのようだ。
最近私は隣人の騒音問題に悩まされている。汚い話し声がするたび「くたばれ隣人」とボヤいている。隣の部屋にボムを仕込んで爆破して黙らせたいな。
それはさておき、映画はストーリーが面白いのも大事だけど、景色も重要な要素、そんなことを気付かせてくれた。今ままではストーリーや俳優のみに注目し、ロケーションに注目することはあまり無かった。だけど色んな映画で「撮影地はどこだろう?」と考えてみるのも新しい楽しみ方になるかもしれない。