「映像が◎/55点。」オブリビオン filmaddictさんの映画レビュー(感想・評価)
映像が◎/55点。
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この映画は、とにかく映像、情景が印象に残りました。
1000メートルの上空に浮かぶスカイタワーという居住空間が特に!
ただ、映像以外に真に迫ってくるものはあまりありませんでした。
記憶の改竄というモチーフが最初の方から現れていて、詩的な要素が強いSF作品になるのかな(ソラリスみたいだったらいいな…!)とも思ったけど、最終的に世界を救うヒーローの在り方が典型的な映画に収束していったようで残念。
特にとある人物の真実の告白がはじまったあたりから先(最後の30分か40分かそこら?)は「アメリカ映画だったらこうなるだろうな」と展開が読めてしまう感じでした。
ジュリアの代わりにモーガン・フリーマンが入ってるのもお約束だし、サリーがジャックを容易く自分のテリトリーに招き入れてしまうあたりも…???!
SFを観たときは過去の名作(『ブレードランナー』や『2001年宇宙の旅』など)とビジュアルや構想などを比較して「やっぱりあの作品はすごかった!」って思ったり話したりすることも多く、今回も機器(とくにヴェラがバブルシップ(ジャック・ハーバーが操縦する未来型パトロール機)を援護するときの制御パネルなど)が Mac 製品に影響されすぎじゃない??! などと観賞後の話に華が咲きましたが、『オブリビオン』の映像は年に何本も見れるようなクオリティのものではなく、充分に眼福でした。55点。
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