「ぼちぼちでんなぁ」オブリビオン ののむらんさんの映画レビュー(感想・評価)
ぼちぼちでんなぁ
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まずこの映画の良いところは映像が綺麗、そしてストーリーでいうと複数の転があるところですね。
しかし擦り合わせの甘い部分が多々あります。
少し上げると、地球でドローン修理をしてる主人公とビクトリアですが、冒頭の説明で地球に2人(真実は違いますが)と言われてなんでやねんとちょっと心が離れました。
異星人のいる地球の任務で危険で広範囲をカバーしている仕事で、テッドとかいう宇宙の管制センターには人が沢山居るはずなのに2人って…勿論これには理由があるのですが、冒頭で客を引っかからせない為に上手い「言い訳」を用意すべきでしたね。
あと異星人が実は地球人レジスタンスとわかる場面もあっさりしすぎですね、もっと美味しい演出があったはずです。
そしてまたマズイのが主人公がその驚天動地の事実に対して特にリアクションしないところ
普通だったらモーガンフリーマンを質問攻めにしますよ?物語の構造上ここで全て説明するわけにいかなかったのはわかりますが、最初から主人公が質問しないというのは絶対に駄目ですね。で、その場で真実を話さずに主人公を泳がせたフリーマンの「言い訳」があの時話しても信じなかったからというのはちょっと苦しいですぜ。異星人が地球人だったという厳然たる事実があるんだから信じないでしょうか?
あと主人公がテッドに爆弾持って行く時の入り口の問答で嘘を見抜ける事を逆手にとって主人公がテッドをやり込めるのですが、やはり雑ですね。
ラストもうーんって感じかな全然ハッピーじゃないハッピーエンドだし、52号以外のクローンもいるのがわかってるのでなんかモヤモヤします。
まあ文句も書きましたが概ね楽しめました。
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