オール・ユー・ニード・イズ・キルのレビュー・感想・評価
全328件中、61~80件目を表示
前半が良かった
日本のライトノベルというあまり世界的に日の目を浴びそうにないものがこうして成功したことが嬉しい。ラノベが海外で出版されるなんてことも初めて知った。それで偶然アメリカのプロデューサーの目にとまったそうだ。
このネタは日本では非常に有名な作品があり、実写とアニメと2作もあるので今さら・・・という感じがあるがハリウッドでは珍しかったのだろう。もっと上手く売り込めば日本の作品がたくさんハリウッドで映画化されると思う。ハリウッドの脚色が得意なシナリオライターはどんどんやればいいと思う。
この映画のいいところは何と言っても前半だ。特に導入部が非常に見事に決まっている。スケールが大きなことが起こっている中で非常にちっぽけな人間のちっぽけなこだわりだけを描くというコントラストが決まっていた.またトムクルーズの演技が光った。トムクルーズは強くてクールなキャラだけでなくこのようなへっぽこキャラもうまく演じられるのだと知った。本当に腰抜けのボンボンに見えた。 脚本には主人公がどうして頑張らなきゃいけないのかということが書かれていない。こいつは実はすごいやつなんだということも書かれていない。だから導入部のトムクルーズの演技力が非常に重要なのだ。単なるぼんくらなのに後で何かやりそうな気がする・・・そういう雰囲気を醸し出していた。それがフックになって見るものは釣られて作品にのめり込んでしまうのである。さすが!!
また戦闘用のモビルスーツも魅力的だった。こういうものが一つでも入っていると随分と映画というものは面白くなるものである。このモビルスーツは漫画GANTZに出てくるものにそっくりのような気がするのだが、やはりハリウッドは日本の漫画をよくチェックしているのかもしれないな。
作品のネタからして途中から飽きてくるのは仕方がないと思う。最後は何というか単なるドンパチでセオリー通りにまとめてしまった感じすらある。もうちょっと意外な結末が欲しかったような気もする。でも全体にエンターテイメントとして中の上ぐらいのレベになっていてよかった。
久々にトム・クルーズで楽しんだ。
劇場で観るべき作品でした。
[過去鑑賞]
適度に笑いも恋愛要素も含めながら、きっちりアクションも決め、終わり方も悪くなかったですし、安心して楽しめる作品でした。
原作はどうなのかわかりませんが、死ぬ(殺されるw)時は痛みや苦しみを感じないのでしょうか?
いくら本当に死なないとしても辛そう(。>д<)
そしてそれ以上に、僕だったらあのループには間違いなく耐えられそうもないかなぁ。心が折れそうです( ;∀;)
そんな訳で今度は原作も読んでみようかと思います。
それにしてもトム・クルーズさん、いつまでも若いですし、最初と最後では全く別人になってたのも凄いですが、それ以上に、演出のお蔭もあるかと思いますが、少しずつ逞しくなっていく様をしっかり感じさせてくれる辺り、さすがですね。
同じバイク好きとして親しみのあるトム・クルーズさんですが、今回はあまり意味無く バイクに乗られていたような気がします。
車種は違いますが、MIP Ⅱと同じくトライアンフでしたね。
ゲームをやっているかのような感覚になった
無限地獄(笑)
前半は、かなり良かった!
タイムループモノに外れなし。そんな定説があるんですね。確かにこの映画もアタリだったと思います。
最初は全く役立たずだったケイジが戦い方を覚え、敵の戦略を覚え、徐々に物語が進展していく過程がおもしろかった。また、スチームパンク的な戦闘スーツももさカッコいい 笑
ただ、前半〜中盤の盛り上がりに比べると、後半〜終盤が尻すぼみだったかな。時間の関係仕方ないんだろうけど、タイムループで元の時間に戻ってリスタートする流れを丸々カットしちゃってることで、そもそもタイムループ感がなくなってしまったからかな。タイムループの起点が複数あるとか工夫があってもよかったかな。パリへ向かう当たりからは、結構あっさり終わってしまった印象。
あと、最後のタイムループは何だったんだろう?オメガ側の力の暴走?実はにタイムループ能力がよこってた?若干消化不良・・。
へなちょこ戦士トム・クルーズがタイムリープを繰り返すうちにどんどん...
【生と死のタイムループを繰り返しながら、徐々にサバイバル能力を高めていく男と女の姿を描く。】
軍の報道官ウィリアム・ケイジ少佐(トム・クルーズ)は、危険な任務を回避しようとするが、将軍から不興を買い歩兵として最前線に送られることに。
ケイジはその後、何度も死亡するが何故か出撃前日まで戻る。
徐々に学習していくケイジ。生き残る時間も徐々に伸びていく。
そんな中、「ヴェルダンの女神」「戦場の牝犬」と呼ばれる女兵士リタ・ヴラタスキ(エミリー・ブラント)との関係性が増していく。
彼女も、ケイジと同じタイムループを経験している事が徐々に分かり・・。
ラストシーンのほろ苦さも印象的な、日本のライトノベルを原作にした新しき視点で描かれたSF映画。
<今作をきっかけに、ダグ・リーマン監督とトム・クルーズとの関係性が出来、ミッション・インポッシブルシリーズにダグ監督が起用され、シリーズの中でも秀作と呼ばれる2作品が出来上がった・・。>
<2014年7月5日 劇場にて鑑賞>
この設定で、たっぷりの人間ドラマとは!
ループを繰り返す。自分の死を何度も繰り返す。そしていつの間にか守りたいと思うようになった人の死を体験することを何度も繰り返す。なんて切ない、やりきれない。
ケイジにとっては知っている人も、相手にとっては初めての自分…。なんて切ない。
こんなに命かけて頑張っているのに、周りは知らない。信用もない。なんて切ない、やりきれない。
よく自暴自棄にならないものだ(途中でやけくそになっていますが)。
リセットしてやり直そうと立ち上がることも必要だけど、記憶は、感情は蓄積されていく。
悪夢の世界。
唯一心が折れないでいられるのは、次こそ守れるはずだ、守ると己に誓う心。愛する人の心には別の恋人がいて、自分のことは”兵器”としてしか見ていないけれど、でもそんなことは関係ない。守ると決めたんだから。ああ、切ない。
その悪夢の世界が終わった時…あのラスト。心が満たされる。どんな感情で?それは観てのお楽しみ。
そんな感傷的なストーリーが、小気味良い展開、唸ってしまうアクション、ユーモアに彩られて魅せてくれます。
一つ一つのエピソードも「えっ?!それだけ?」の短いショットで綴られていく。それで話を繋いでいくので、展開早すぎて、もっとじっくり見せてほしいとも思うけれど、へたするとだれる。そのぎりぎりのところで展開していく。そのエピソードが出てきた状況については観る人の空想に任せられる。そんな演出・編集の妙。そしてその短い場面の演技で魅せて下さるトム様はじめとする役者さん達の演技の妙。それらが絶妙に絡み合って、あっという間に終盤に。
女性教官と言えば、『トップガン』を思い出してしまうが、テイストはかなり違う。若かったトム様も良かったけれど、今のトム様の方が魅力倍増!!!役者としての幅も人間的魅力も拡がったと思います。
タイムリープ作品の名作
バトルスーツ着て、戦って死んだらまた生き返るから、ゲームみたい、との批評から、少し敬遠していたが、トム氏ファンとしては観なければ、と決意の視聴。
ところがこれが、あの大好きな「時をかける少女」の様な甘酸っぱさと、「バタフライエフェクト」の様な刹那さを合わせた、タイムリープ作品の名作!いやぁ、流石トム氏だ。
タイムリープ作品は、同じシーンを何回も流す所が楽しいし、更にそこからどう話が変わるのかというドキドキもある、ある種「卑怯な」合わせ技で面白いのは間違いない。その上で設定が無理ないかとか、役者は適材適所かとかも加味されるが、これはホントによく出来た作品。貶すところが無い。
スタッフの中にはトム氏お気に入りのクリストファーマッカリー(「アウトロー」「MIローグネーション」の監督)がいるのは流石だなあ、トム氏。
エミリーの新境地
傑作ループものSFアクション
全328件中、61~80件目を表示












