劇場公開日 2014年7月4日

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「日本はアイデアの宝庫!」オール・ユー・ニード・イズ・キル 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0日本はアイデアの宝庫!

2014年7月9日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

日本のライトノベル小説をトム・クルーズ主演で映画化した話題作。
長ったらしい邦題は、“殺す事が任務”“やる事は殺す事”という意味だとか。物騒な…。
原作は未読、なのでいつも通り一本の映画として鑑賞。

迫力満点のVFX、臨場感たっぷりのアクション。
タフなヒーローとヒロインが活躍する。
サマーシーズンに相応しいハリウッド・エンターテイメント!

トム・クルーズが生死を繰り返しながら謎の侵略エイリアンと戦う。
ループ物もなかなか外さない。
「バタフライ・エフェクト」は根強い人気あるし、「ルーパー」も出色、アニメだが「まどかマギカ」なんて鳥肌が立つほど見事だった。

実は最初はあんまり面白くなかった。
始まり方もよくある感じだし、トム演じる主人公も唐突に最前線へ送られ、訳も分からず戦場の渦中に。
しかし、ループが始まり、俄然面白くなってきた。
臆病者だった主人公がループを繰り返す度にタフな戦士になっていく。
ループを繰り返しながら徐々に判明していく敵の目的、戦い方。
ループ出来る理由も納得いくもので、いつの間にか結構引き込まれていた。

ループは武器である一方、見方によってはユーモアポイント。
トムくん、一体何回死んだんだ?(笑)

上手くいかなかったら何度でもリセット。
ゲームならまだしも、生死のリセットはたまったもんじゃない。

トム・クルーズは多彩なジャンルに出演しているが、やっぱりアクション派だね。
そんなイメージ無かったエミリー・ブラントのタフな女戦士ぶりも様になってた。
ビル・パクストン、久し振りに見たな〜!(笑)

原作のライトノベル小説は、知らない人の方が圧倒的に多いだろう。
ハリウッドで超大作映画へ。
地で行くシンデレラストーリー。
今回たまたまこの作品が映画化されたが、他にも面白い題材は沢山あるだろう。
ハリウッドよ、日本はアイデアの宝庫だ!

近大
asicaさんのコメント
2019年12月31日

面白くなるポイントは 正にそこでしたね。最初のスーツ姿は後で見たら、ユーモア以外何物でもないくらいでした。

asica