「タイトルなし(ネタバレ)」セブン・サイコパス マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし(ネタバレ)
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『ゃくぅ~ザ。日本語は言いにくいな』
暴力表現満載の映画なのだが、暴力表現満載な現代の映画に対するアイロニーを表現したいのだと思った。
初頭の引用は、日本の芸人が作った『ヤ〇ザ映画』が背後で流れる際に出てくる台詞。
役者が女性を拳固で容赦なく殴るシーンが映される。
そんな表現を否定的にこの映画は捉えて、アイロニーとして描いているのだろうと思った。
しかし
相関関係が複雑過ぎて、どこからどこまでが現実かがわからない。
そして、何よりもデフォルメさせすぎて、この映画自体も、暴力を挿入させる意味が失わせていると感じた。
そして、反感を抱いてしまった場面。
へと続く
最後のベトナムの僧侶の悲劇は、アメリカのベトナム侵略戦争に対する抗議ではない。この監督も含めてそれを知らない。アングロサクソン系(含む脱亜入欧国)の人達のリテラシー無い部分。
この悲劇はゴ・ジン・ジェムが取った仏教徒への弾圧が理由で、ベトナム戦争はその後更に激化する。彼の死は残念ながら反ベトナム戦争にはなっていない。
微妙な違いだが、僕は大事な事であると思う。
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