「大嫌いなタイプの映画」ぼっちゃん ひなひこさんの映画レビュー(感想・評価)
大嫌いなタイプの映画
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大嫌いなタイプの映画だ。
「現代の甘えた孤独な若者」とか「あなたにも似てる部分がある」とか言わせたいんだろうけど、何をどう見ても共感できないし、っていうか、これ監督も主人公の性格の悪さと社会性の欠如を軽蔑してるよね。
軽蔑してるなら、ちゃんと突き放した演出をすべきなのに、社会に媚びたのか、実際の事件なんで配慮したのかわからんが、ところどころ変なフォローが入る。それも「本当はフォローなんて入れたくないんだけどね」みたいな妙なスタンスで(笑)
最後の絶叫も、主人公の理解不能さよりも、「さぁ、この絶叫の意味を観客みんなで考えてくれ」的なあざとさや小賢しさが見えて不愉快。
社会の不満とか自我と現実の差異とかそんな小理屈じゃなく、単にバカだから大声出しただけだろ(笑)
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