「全く別な話として観た」ぼっちゃん 小二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
全く別な話として観た
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作品の作りが可成りフィクションなので、現実にあった事件と結びつける事に、抵抗を感じてしまった。
なので秋葉原無差別殺傷事件とは無関係の、全く別物の映画として観た。
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この映画の主人公の梶は、本当に非リア充なのかな…。孤独なのかな…。
友達らしき者(田中)も居るし。喫茶店で話したりドライブ行ったり彼女取り合ったり。
映画の前半では、ガラケーから何かのサイトにことあるごとに心の叫びを書き込んでいたけど、後半は忙しくてそれどころじゃなくガラケーから書き込む事も少なくなっていたような。
梶、なかなかの充実ぶりじゃないか?と思ってしまった。
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梶と田中は不細工という共通項があったが、
梶と岡田(かなりイケメン)は、「強烈な自意識にとらわれた狂気」という共通項があった。
梶と田中の友情物語というより、梶と岡田との友情物語に見えてしまったのだが、それは私の勘違いだろうか…。
エルロイの「キラー・オン・ザ・ロード」を思い出した。
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