体脂肪計タニタの社員食堂のレビュー・感想・評価
全4件を表示
優香さん、えぇなぁ。
学生時代からひとつのことをやり遂げたことのない、ダメダメな二世社員が谷田幸之助 - 浜野謙太(在日ファンクのヒト)が、挫折しそうになって、でも一念発起してやり遂げるという、わりとありがちなストーリーです。
ただまぁ、適度にほんわかしていて、適度に緊張感があって、っていうそんな優香さんや浜野さんの頑張りっぷりがとっても好印象。
深く考えずに楽しめる映画やと思う。
人生で一度くらい、最後までやり遂げたことあんの?
映画「体脂肪計タニタの社員食堂」(李闘士男監督)から。
優香さん扮する主人公の栄養士、菜々子が大きな声で睨むシーン。
「あんた、人生で一度くらい、最後までやり遂げたことあんの?」
インパクトのある台詞であるが、実は、冒頭に
父親役の阿部寛さんが、息子を叱るシーンがあり、こう言い放つ。
「おまえ、人生で1つでも、やり遂げたことがあるのか?」
場面を変えて2度も登場するフレーズなので、この一言にした。
仕事でも、ダイエットでも、「遣り遂げる」ことに意義がある。
この「遣り遂げる」とは辞書によると、
「終わりまでする。完全にやる。やりぬく。しおおす」。
だから「最後まで遣り遂げる」という使い方はあまりしないが、
それほど「大事なこと」として強調したのだろう。
興味・好奇心で始めるのは、誰にでもある。
しかし、成果が出ない前に、勝手に自分で限界を決めて、
投げ出してしまうから、なにも得るものがなくなってしまう。
そして、自分に都合のいいような言い訳を考えるから、
何をやっても続かないし、自信も持てずに終わる。
阿部寛さんが、途中でまた投げ出そうとしている、
息子に吐き捨てる台詞は、強烈であった。
「一度、逃げた人間は、肝心なところで、どうせまた逃げるもんだ」
この逃げない姿勢こそ、仕事やダイエットの大切な基本である。
成果をあげたければ、弱い自分から逃げずに、諦めず続けること。
辛いからこそ、大きな成果が手に入るのかもしれない。
意外とミュージカル風
ミュージカルのように本編の間と間で出演俳優さんや女優さん達の歌が入るその切り替えが2本映画観た様な満足さえ与えてくれたダイエットをきっかけ最高までやり遂げる社員の頑張りのモチベーションが上がっていくうちに一体感と会社としても何かを追えてたと私は想いました!考えさせられるし人間は諦めないでファイトすれば叶うのもこの映画に教わったパンフレットも料理レシピ付きで毎日アレンジして愛用しています!
ストーリーの肉付けが。
大手メーカーであるタニタの快進撃は確かにすごい。
NHKのサラメシなどでも社員食堂が紹介されていたが、
そのヘルシーさに着目したレシピ本がバカ売れして、
ついにはそれを映画化してしまった!…ということ
なんだけど、さすがに観るまで内容を勘違いしていた。
これ、
単にダイエットコメディとして観ればそれなりに面白い。
社員が全員太っているだの、栄養士も昔はポッチャリ
してただの、様々な面白ネタには事欠かないのだが、
おそらくタニタ食堂のリアルを求めて観に来た人には
大いに肩透かしを食わせる作品である。
確かにダイエットは一大イベントである。
かくいう私も、まったくもって痩せられない(涙)
もしも健康的で美味しい料理が毎日食べられるなら、
まぁそれだけでダイエット気分にも弾みがつくものだv
どうせやるなら楽しくダイエットしたい。
食べられない辛さは、食べること大好き♪人間には
武者修行より辛い。目の前をほっそい美人ギャルが、
長い長~いお御足を魅せながらモデル歩きする街角。
いや~あんな風になれたらなぁ、って思いますもんね。
そういう気持ちはダイエット成功者(努力達成者)には
分かるのだろうが、いかんせん太った連中が(ゴメンね)
ただ右往左往して笑わせて挫折して最後は痩せちゃう!
っていう、アニメでいいんじゃないか?というくだらなさを
よくぞこれだけの面子を揃えて撮りましたよね~監督!
という感じがする。発行元のタニタからも是非コメディで♪
と頼まれたそうだが、悪いけど観客はドタバタコメディを
観たかったワケじゃないと思う。
そんなに売れて、有名になった会社の、リアルな実践を
(ドキュメンタリーだとそんなにつまらないもの?)
会社の成功劇と絡めて作っても良かったんじゃないかと
主演の優香はともかく、
浜野謙太の頑張りぶりを観て、ますます感じてしまった。
…ストーリーの肉付けまで省いてどうすんの!
社員たちの頑張りが披露されるはずのラスト。もぼんやり、
レシピに関してはサラッと見せるだけで、あとは本の方を
買ってね!と流される。なんだ、そういう映画だったとは。
(人物にも料理にもストーリーがないのは致命的。勿体ない)
全4件を表示