「珠玉、としか言い様がない」光にふれる つきさんの映画レビュー(感想・評価)
珠玉、としか言い様がない
ユィシアン役を本人が演じているその説得力は言うまでもないが、彼にとっての世界や物の感じ方の映像表現が素晴らしすぎる。障害というテーマを扱う映画は、繊細な扱いをしようと極端になり過ぎる傾向があるがこの映画には押し付けがましさ、憐れみを誘うような表現、特別視を強要するような表現も皆無で、終始爽やかで温かい空気が流れている。
音楽も秀逸。画にも音にも、ユィシアンの人柄が滲み出ているようでとても素直な気持ちで鑑賞出来る。
扱いの難しいジャンルながらも、無理なくとても綺麗に全てがまとめあげられている作品。
生涯の一本になり得る名作だと思います。
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