「ボンクラは、所詮ボンクラだ」96時間 リベンジ カネコさんの映画レビュー(感想・評価)
ボンクラは、所詮ボンクラだ
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「奴ら」の覚悟が足りない。
ボンクラが集まっても、所詮ボンクラだ。
前作「96時間」でメッタメタにされたアルバニア系マフィア。
そもそも彼らは弱かった。しかし、正体が掴めぬベールに包まれていた。
それを分け入って、突き進むリーアム・ニーソンの無双ぶり。
そこが最大の魅力だと思っていた。
しかし、そのベールは剥がされた。
故郷に残る身内らが結束してこようが、
ただただ弱いので、結末が読めてしまう。
今回のボス役ラデ・シェルベッジアの「顔力」は別として。
悪役の魅力が高まる程に、映画は引き立っていく。
まさにその反面教師のような、ルーティンなアクション映画。
こんなもん見せられるなら、いっそのこと人質の母娘ともに死んでくれ!
と、主人公の鬼神のごとき暴走を期待するあまり、そんな風に思ってしまった。
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