劇場公開日 2013年1月11日

  • 予告編を見る

「ハードルは高った。。。」96時間 リベンジ Blueさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ハードルは高った。。。

2012年10月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

興奮

一作目を4.0と高く評価していたので、続編がでると聞いて期待しました。 がしかし、ハードルは高かった。。。
娘・キムを救ってその後、幸せに暮らしていたミルズは 出張先のトルコ(イスタンブール)にキムと元妻のレノアを招待する。 するとそこには 誘拐犯の父親による復讐のワナが待ち構えていた、というストーリー。

主役のダディ・ミルズを演じた リーアム・ニーソン。 無謀にどんどん突き進む・大胆な行動が売りのミルズは 以前と変わらず。 でも なんだか集中力がない、前作のような動きの良さが感じられませんでした。

元妻・レノアを演じた ファムケ・ヤンセン、続編なので採用。 ミュータントではない凡人、ただただ連れ去られるママ。 後半のシーンがちょっとわざとらしくて苦笑い。。。

そして娘のキムを演じた マギー・グレイス。 前作から確実に力がついたと思う彼女。「箱入り娘/Daddy's girl」のキャラは同じですが、あの時の恐怖を忘れず ダディへの信頼と愛情をしっかり表現する演技でした。 娘のしつけ、完璧です。

その他、敵としては役不足に思える 誘拐犯の父親を演じた ラデ・シェルベッジア。「デミトリ」と呼ぶあの声を思い出しました。

『ツーリスト(2011)』の時と同じく 撮影場所(イスタンブール)をアピールする観光ムービー。 こちらも又 イスタンブールがロケ地の『007 スカイフォール(2012)』がもうすぐ公開になりますが、時期がずれることで 日本での評価がどちらに軍配があがるのか気になります。 製作・脚本はタクシーが大好きな リュック・べッソン。 そして最後に、痛恨のミスと思える邦題。 最近は 言葉の選び方が安易すぎるものが多い気がします。 『96時間リベンジ』、今回は 時間制限ありませんので。

Blue