「【”目には目を、歯には歯を!” 子供を”溺愛しすぎる”父親同士の仁義なき闘い。】」96時間 リベンジ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”目には目を、歯には歯を!” 子供を”溺愛しすぎる”父親同士の仁義なき闘い。】
<前作の面白さ>
・分かり易いストーリー
・テンポの良さ
・皆が驚いた名優リーアム・ニーソンのアクション
を維持しつつ、(接近戦アクションはスケールアップしたかな・・)
<今作の面白き点>
・前作でブライアン・ミルズ(リーアム・ニーソン)に散々にヤラレタ、アルバニアの人身売買組織を率いていた故マルコの父親、ムラドVS”愛娘依存症”(としか思えない序盤のストーカー行為に呆れる・・)ブライアンの闘い。
内心、”どっちもどっちだよなあ・・”と思いながら、鑑賞。
・イスタンブールのバザールを主にした、激しいカーチェイス&アクションシーン
(この頃から、市街でのカーチェイスを盛り込んだアクション映画が多数公開・・)
・ブライアンがレノーアと共に囚われ、目隠しされた車中から”距離をカウントしながら”拉致場所を推測し、娘キムに指示を出し(手榴弾などを使用させながら)脱出する早いテンポのシークエンス。及びイスタンブールの建物の屋根を走るキムの姿。
(この頃から、屋根を疾走するアクション映画が多数公開・・)
そして、キムが運転するタクシー(強奪)にブライアンは同乗し、レノーアを救出しに・・。
(心の中で、”キム、運転凄いじゃん!仮免中じゃないのかい!”と激しく突っ込みながら、ハラハラしながら鑑賞続行・・)
・ブライアンとムラドが対峙するシーン
一応、相手の”意向”を確かめてからね・・・。言ったからね、”おとなしく余生を過ごせと・・” 確信犯、ブライアン・・。
<前作、今作で”可哀そう”と思った人々>
1.フランスの工作員(で、今は管理職?) ジャン=クロード君。
・前作では、ブライアンに情報を提供しろ!と奥さんの腕を撃たれ・・
・今作では、前作でブライアンが使用した名刺のお陰で、ムラドの手下に散々な目に逢い・・。
ホント、散々な目に合う人である・・
2.ムラドの部下達
・前作でブライアンに”親族がヤラレタ人”は別にしても、ちょっと人数的にヤラレ過ぎな気が・・(ここは、突っ込んではいけないね・・)
あと、アルバニアの人達はこの映画を観て、(観れないか・・)どう思ったのかなあ。私だったら、不愉快である・・。
<ラスト、キムは目出度く”満点”で免許を取り(そりゃそうだろう!と楽しく突っ込む。)、ボーイフレンドのジェイミー君も同席し、”家族で楽しくランチ”
ブライアンは笑顔で愛娘のボーイフレンドを見ているが、”眼が笑っていない・・・”と感じたのは娘を”溺愛”している私だけだろうか?>
<2013年1月 劇場にて鑑賞>
<2020年5月 別媒体にて再鑑賞>