「イスタンブールはいいところだなと思いました」96時間 リベンジ よねさんの映画レビュー(感想・評価)
イスタンブールはいいところだなと思いました
リーアム・ニーソン主演のB級アクションという一般的に食いつき悪そうな前作がウケた理由は、友人が紹介してくれる護衛のバイトで細々と食いつないでる失業中のダメ親父が豪邸でリッチに暮らす元嫁と娘との格差に散々ヒイヒイ言わされ元嫁の再婚相手にドヤ顔も決められてボコ凹みの目に遭った後、うっかり人身売買組織に拉致された娘を救う為に単身パリに乗り込んで悪党どもを皆殺しにして娘を元嫁夫婦に返す、というウルっとくる話だったから。しかし今回は元嫁が旦那と別居中で主人公のダメ親父感が大幅に削がれており、それじゃあただベラボーに強いお父さん。今回の敵は前作で瞬殺されたザコキャラのお父さんが率いる組織。息子がザコキャラだということはお父さんも認識していて、リーアムさんを拉致後息子の写真を見せて「憶えてるか?」と詰め寄るんですが「全然」とあっさり言われて悶絶するところはちょっとだけグッときました。
ということで当然リーアムさんが勝つわけですが、全然圧勝でイマイチ昂揚感に欠けます。それでも街の美しさとカーアクションの流麗さのバランスが丁度いいイスタンブールのロケ映像はよかったです。
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