「頭にこびり付く洗脳作品。」スプリング・ブレイカーズ Opportunity Costさんの映画レビュー(感想・評価)
頭にこびり付く洗脳作品。
本作は『頭がおかしい』映画でした。
…良い意味で。
冒頭からフロリダの「スプリング・ブレイク」シーン。
乳を放り出した若い娘共がマッチョな若い男と腰を振りながら踊り狂うシーン。
良い乳してやが…いや、実にケシカラン。
一転、田舎の女子大生の閉塞感を描いたかと思ったら主人公四人の頭が悪過ぎる選択を目の当たりにする。
そして再びフロリダの「スプリング・ブレイク」シーンへ。
観客に頭が正常に戻る隙を与えません。
話の流れ全体が頭が悪いです。
更に素晴らしいのが映像のフラッシュバック。
上述の冒頭シーンに代表される幾つかのシーンが劇中、何度も何度も差し込まれます。
意味もなく。
極めつけは謎のナレーション。
「Spring Break. Forever.」
低い呻き声で、この台詞を繰り返す。
この台詞が何度も差し込まれる。
登場人物の誰の声でもないので作り手側の切なる願望なのか何なのか訳が分からない。
展開は頭が悪いですが誰もが通る大人への「通過儀礼」をキチンと描いている点は好感が持てました。
また全体的に明るくPOPな雰囲気は観ていてテンションが上がります。
後の祭りも含めて、お祭り騒ぎが好きな方。
あと横になっても垂れないおっぱいが観たい方。
オススメです。
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