インポッシブルのレビュー・感想・評価
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何度も喉の奥がぎゅーっと締め付けられるかんじ。 かわいいトムホラン...
何度も喉の奥がぎゅーっと締め付けられるかんじ。 かわいいトムホランドが見たかっただけなのにこんなに泣くなんて、、。 津波中の描写が痛々しくて何回も目を背けたくなった。 もう二度と1人にしないでと言ったルーカスがだんだんお母さんを守らないとっていう顔になっていくのが、もう! わたしは日本人だけと、阪神淡路大震災も中越地震も東日本大震災も熊本地震も大して経験してなくて だから観れた作品なのかもしれないけれど 難しいな〜〜
家族の絆
ディズニー映画、ラプンツェルでもあった灯籠を夜空にあげるシーン、幻想的できれいでした 11月にタイで行われる仏教のお祭り、コムローイ祭りだそうです。 ここであの記憶に新しいスマトラ島の震災があったのですね‥ 地震のあとに津波がきたのではなく、 津波が突然きたのですね 映画と言うより、ドキュメントを観ているようで、目を覆いたくなるシーンが多かったです。 家族全員助かったのは実話と聞いて本当に良かったと思いました。 夫婦の絆、親子の絆、兄弟の絆を感じれた良い映画だと思います。 地震の多い国日本、 やはり自分に置き換えてみて怖くなりました
津波の悲惨さだけじゃない!
津波の悲劇を描いた映画かと思ったが、人と人との助け合いや子供の成長を通して未来への希望を感じさせられる映画でした。最初の15分ぐらいに伏線がたくさんはられ、最後の長男の言葉には胸を打たれ、思わず涙しました。
津波の恐ろしさと家族の絆
起きた場所は違うけど、3.11当時を思い出させる映像に、正直目を覆いたくなる瞬間が多々ありました。 でも、この映画で見る映像は実際に起こったこと。 実際津波の被害にあった方々は映画では表しきれないくらい辛いものだったと思います。 地震当日、停電して不安でたまらなかったこととか、電気が復旧して初めて映像で見たときの恐怖とか、思い出しながら観ました。 絶望的な状況の中で、家族との繋がりだったり、友達の大切さだったりを染み染み感じて、大事にしようと心から思ったこと、日常の忙しさの中でまた忘れてしまいがちだけれど、大事なことを思い出させてくれる、心に残る1本になりました。
少年を成長させた悲劇
戦争や大きな災害など現実に起きた悲劇の渦中では、時に信じられないような奇跡や偶然が運命を左右する。 今作はそんな実話がベースになっている、スマトラ島沖地震に伴う津波の被害を生き延びた一家の物語。 映画はフィクションだが実話ベースなのでストーリーを脚色するといっても限界があっただろうが、これが一家の生還の物語であると同時に、長男ルーカスの成長譚になっているというのは、映画にする上で大きなポイントだったんじゃないかと思う。 この悲劇に見舞われる以前は、ルーカスは両親に守られる存在だった。 しかし、彼はこの災害で否応なく大怪我をした母親を守る存在にならなければならなくなる。 最初は母親に促され、そしてだんだんと自主的に傷付き混乱する周囲の人々の役に立とうと動き始め、それは彼の自信になり、少年を少し大人にする。このルーカスの姿は大きな悲劇の中でも微笑ましい。 もちろん、一家が生き延びたのは正に奇跡的であり、多くの人々に奇跡は訪れなかった。それは、東日本大震災を体験した日本人にとっても、それから生き延びた一家にとっても忘れるわけにはいかないし、忘れられない事実である。
津波に被災した一家の物語
自然の力を色濃く表現している映画。 その為に、観る人にとっては辛い映像も多々ある。実話を元にしているというので、なおさら印象深い。 クリスマスにリゾートに来た一家の、津波による離散。再度、家族が揃うまでの、親の苦悩と子供達の精神的成長。 主役一家以外の、周りの状況の描写が多く、津波の破壊力がよく伝わってくる。 とてもいい映画。
不可能ではない、希望を持つ事は可能なのだ
2004年、スマトラ島沖で起きた大地震。そして周辺地域を襲った大津波。 もし、この映画が数年早く製作されていたら、日本で公開される事は無かっただろう。 何せ、津波のシーンは余りにもショッキング。 津波によって負った怪我やアザは生々しく、痛ましい。 リゾート地の惨状は地獄絵図。 人によっては、見て気が滅入り、辛いかもしれない。 僕は東日本大震災の被災地・福島の者だが、この映画を見て、むしろ良かったと思った。 何故なら、この映画は、某監督作品のような見世物ディザスター・ムービーではないからだ。 作品で描かれているのは、家族の絆。 津波で離れ離れになりながらも、再会を信じた家族の姿が胸を打つ。 人と人の助け合いも心に染み入る。 天災の前では、人間は何と無力。 しかし、その後の行動で人間の真価が決まる。 諦めない、くじけない、立ち上がる、前に向かって新たな一歩を踏み出す。 その逞しい、力強い意志こそ、人間の本当の真価だ。 ナオミ・ワッツが熱演。体力的にも精神的にも厳しい役柄だった事だろう。オスカーノミネートも納得。 今年の「ダイアナ」の方が期待されて、本作でのノミネートはギリギリラインだったそうだが、ノミネートされて良かった良かった。 ユアン・マクレガーも、自らも負傷しながらも家族を懸命に探す父親を好演。 特筆すべきは、長男ルーカスを演じたトム・ホランド。序盤、弟たちにも優しく出来なかった彼が混乱の中で成長、奔走する姿は本作もう一つのハイライト。 本作は実話。 実話ならではの重みで、少なからず希望を与えてくれる。 題材が題材なので、今の日本には非常にデリケート。しかし、作品の本質は今の日本にきっと響く。 見るべき価値のある映画。 ラストは切ないものもある。 被害者の命運の現実も忘れずに描く。 話は変わるが… 2011年3月、中国映画「唐山大地震 想い続けた32年」が公開予定だったが、今も公開のメドは立っていない。 本作も、見世物ディザスター映画ではなく、家族の絆を描いた作品らしい。 見た人の評判も良く、期待していた。 この作品の公開を、今も待ち続けている。
ルーカス少年の成長物語
2004年12月26日のスマトラ島沖地震による大津波で離散した家族を描く。 タイのリゾート地ではスマトラの地震を知らなかったのか、たくさんの人がビーチで遊ぶ。津波の警報もない。そこに突如として轟音とともに大津波が襲う。3.11を思い出して嫌だが、水の力がもつ恐ろしさを改めて感じる。 映画は、たまたまバカンスでこの地を訪れていた5人家族を描く。実話に沿っているそうだが、全員が無事だったのか予備知識を持たずに観た。そのため、けっこうハラハラする場面が多い。 母親を演じるナオミ・ワッツが痛々しさを出して巧いが、 全篇を通して中心的存在になるのは長男のルーカスだ。演じたのはトム・ホランド。初めて見る顔だが、極限の中、人に感謝される喜びを知り、人のために尽くすことの大切さを学んで成長していく少年を気張らずに表現している。物語が進むにつれて、逞しく、そして人の痛みを知る優しさを身に着けていく。さすがのユアン・マクレガーも主演男優の座を譲らざるを得ない。 そして、助かる家族、再会が叶わぬ家族、明暗を分けたラストが切ない。 だが、特定の保険会社がしゃしゃり出て厭らしい。せっかく家族の強い絆を描いたところに水を差す。 災害は突如として起こり、日常の何もかもを奪っていく。 人は幾度と災害を乗り越えるたび、強く賢くなってきたのだと思う。犠牲者のためにも、新たな町づくりや原発運用等を含めて、さらに強く賢くならなければいけない。 p.s.1 タイトル(「不可能」)と最初のチラシのデザインからは、どういう内容の映画なのかまったく掴めなかった。 p.s.2 タイではこの「大きな波」をきっかけに「津波」の呼称を用いるようになったそうだ。(現地の発音では「スナーミ」らしい)
ナオミ・ワッツ の演技がすごい!
スマトラ島沖地震を描いた実話です。アカデミー賞この作品で主演女優賞にアカデミー賞にノミネートされていましたが、この作品でのナオミ・ワッツはスゴイです。私的には、オスカーは彼女です! (ジョニファー・ローレンスはまだ早いよね!?) ワッツ以外にユアン・マクレガーが出ていたりして一見ハリウッド映画に感じるかも知れませんが、これはスペイン映画です。監督もJ・A・ヨバナと言って、5年前に『永遠のこどもたち』というミステリーホラーを撮ったスペインの人です。この作品、かなり怖かった。途中で観るのやめたくなったの初めて!傑作です。 ・・・なので、ハリウッド映画とはテイストが違います。いい意味で。 映画が始まって直ぐに津波のシーンになるのですが、ここは流されてく主人公の主観映像を多様し、かなりの迫力です。水の力の怖さが伝わってきます。 ケガの描写もかなりリアルです。 災害映画ではありますが、これは家族の映画でした。泣けますねえ、これは。 相手がいるから生きようとする。生きようとする力って大事だと痛感しました。 2度観るのはつらいけど、1度は観ておきたい映画
‘助け合い’って全世界共通なんだな〜
スマトラ島沖地震で発生した大津波で被害を受けた家族の物語。 日本人は当然津波の悲惨さを十分知っているわけで…けど、この作品、実際の家族の実話だそうです。 5人家族がこれだけの被災に合われていながら、全員助かったことも奇跡、津波でバラバラにさればがら巡り合えたのも奇跡、けど、被災されたあとは人が皆お互い助け合いながら、支え合いながら、勇気ずけ合いながら生き延びれたことを描いてくれています。 ‘助け合う’とにかくこのことがいかに大切か、必要かということを一番に描いてくれていることにすごく好感を受けました。 実話だから、変に美化された感もないし…。 いい映画でした。
ナオミ・ワッツ、オバハンの体当たり見もの
5月某日、都内の試写室で鑑賞。 東日本大震災から2年ちょっとの日本および、日本人にはこの作品はどう受け止めていいのか、とちょっと思ってしまう。 津波の恐ろしさ、そしてそれによって死んだり、けがを負ったり、散り散りになったり…という困難に直面する人たちがよく描けている。 先の大震災で被害を受けた人には見るのはたいへん苦しく、つらい作品だろう。 日本で、この作品を宣伝する人たちも大変だろうな、と思う。 しかし、作品の映像的迫力と、困難と不運にもかかわらず、人間が愛でつながっている-ここでは散り散りになった家族が再会する-という姿を丁寧に、よく描いていると思う。 ややオマケして★4つ。
見てよかった。
僕は東北に10回、ボランティアに行きました。 それでも、被災者の人の身に立つことなんかはできません。 そして、この映画を複雑な感情をもって試写を見に行きました。 見終わったとき、 僕は観てよかったと思いました。 確かに津波シーンはすごくて、目を背けたいほどでした。 ひとによっては、お涙頂戴だろうという見方もできるでしょう。 でも、僕には、この映画に誠実さを感じることができたのです。 どんなに実話といったって、監督や役者、スタッフの想像の部分はあります。事実というものも思い出してつくるというところが多い。 例えば、ナオミ・ワッツが自身が重症なのに、その場でみつけた子供を助けるシーンがある。置き去りにしてもしかたないとき、あの子が兄弟だったら、どうすると問いかえす場面があった。 夫のユアン・マグレガーが、実家に電話をかけたとき「どうすればいいのか、わからない」と泣き叫ぶ。そのとき、このまま終わってはいけないと携帯を再度、貸してくれた被災者がいた。そして「もちろん、探し出してみせるから大丈夫」とかけ直す場面があった。 両方とも、とてもリアルなシーンだった。人はどんなときも、自分のことだけでなく、人を助けたいと思っている。そんな風に思うことができたのです。 俳優たちも心底、そう思ってやった演技だと思えたのです。 最後に監督のコメントがテロップで流れていました。 「どういう映画になるか、わからなったが、作者の考えに即したつもりだ」 (正確ではないが)。映画というものは、エンターティメントではあるとともに、真実に迫ろうとする力もあるんだ ということを認識したいと思いました。 僕はこの映画を支持します。
感動、感喜の涙が溢れて来る!
不甲斐なく涙が溢れて止まりませんでした。 災害の映像や、津波のシーンばかりが話題となって 観る人によってはつらい記憶を呼び起こすかも しれません。配給会社はかなりデリケートに 事を運んだそうです。 実はこの作品の主人公の方は映画化にあたり、 ストーリーやセリフ、その体験を変えないという 条件で、承諾したそうです。 そのリアリティという最高の脚本がベースで あるが故に観る側をぐいぐいと映像の中に引き込みます。 この作品の見所は映像やテーマではありません。 5人の家族を演じた素晴らしい俳優、女優が この作品を映画ではなく、そこにある現実を 私達に感じさせてくれます。 スペイン作品なのにナオミ・ワッツがアカデミーに ノミネートされたのも頷けます。 感動的な涙を流したい方、 前向きな活力が、欲しい方、 お薦めです。 それにしても、個人的に、子供絡みの作品には 弱い私ですが、この作品はずるすぎます。 そりゃあ泣きますわ、! もう一つ、この作品は観た後で人に優しくなります。 何故かは観てのお楽しみです。
TSUNSMI = 壮絶
迫力ある津波シーンで実体験したかのような恐怖を感じた。 生々しいシーンが、親、子供がそれぞれ感じる泣けてくるような恐ろしさをまざまざと感じさせ、2時間があっという間に過ぎました。 この映画を観ることは、バケーションに出かけるのと同じ位価値があるかも。でも、これほど現実的な映画は日本人にはなじまないのかも、とも思いました。 自分に小中学生の子供がいれば、きっと見せたいと思うでしょう・・・
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