劇場公開日 2013年6月28日

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「そろそろ限界」ハングオーバー!!! 最後の反省会 マスター@だんだんさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5そろそろ限界

2013年7月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

単純

動物愛護団体が黙ってないだろうという「ハングオーバー」ならではのブラックなオープニング、さらに1作目のコールガール、ジェイドやベイビー・カルロスも登場してシリーズの終宴に華を添えるが、フィル、ステュ、アランの三人組がシラフのままで、いったいいつになったら呑むんだろうと気を揉む。
アランの上をいくお馬鹿キャラ、ミスター・チャウをただただ追っかけるだけで、100分が無駄に長く感じる。
「ハングオーバー」の面白さは、アルコールとドラッグによって自分たちが何をしたか解らないほどのバカ騒ぎの挙句、事件に巻き込まれながらも、ぎりぎりのところで運良く処罰されないキワドさにある。
シラフのまま話を進められたのでは、エンドロールでの恒例・スライドショーによる種明かしにも期待できない。

予告篇にちらっと出ている質店の娘・キャシーがせめてもの慰め。メガトン級のインパクトは今作で唯一の収穫と言えそうだ。

けっきょく、1作目「消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」が一番面白い。あのエンドロールでの種明かしは場内を沸かせたが、回を重ねるごとにつまらなくなってきた。今回のエンドロールはまばらに笑いが聞こえるだけだった。

「もうしません」というより、そろそろ限界。

マスター@だんだん