「ゲロのタイミングにうるさいあの映画批評家さんがもっと早く推すべきです!」ピッチ・パーフェクト さぽしゃさんの映画レビュー(感想・評価)
ゲロのタイミングにうるさいあの映画批評家さんがもっと早く推すべきです!
2012年アメリカでヒットしたミュージカル映画です。
以前何かでお話したと思いますが、私は会話の途中で歌い出すパターンのミュージカルがちょっと苦手です。現実から非現実になる瞬間には、何かしらの理由が欲しい。
例えば「ヘアスプレー」「シカゴ」みたいに、歌って踊るシーンは全て主人公の妄想とか。本作は大学のアカペラグループがコンテストを目指して、女のプライドを戦わせ、ぶつかり合って、友情を育み、そしてやっぱり恋ありで、個性豊かなメンバー達が一つになる過程を描いた作品です。
その点、本作は違和感なしでした。
ダンスバトルならぬ、アカペラバトルのシーンでは「SEX」というテーマで、「Let's talk about sex(男子)」 →「I will make love to you(女子)」となり、最終的にアナのラップで始まる「No Diggity」に繋がるシーンは鳥肌が立ちます。アナのラップ!萌えます!また選曲がいい!
アメリカでは2012年に公開されてヒットしたのにも関わらず、日本では公開されませんでした。
劇中アナがカップを使って演奏しながら唄う「CUPS(Brook & Dunn/You're Gonna Miss Me When I'm Goneのカバー)」も話題になったのに!アナ出演作の中では、私的には一番だと思うのに。DVDさえ出てない。なぜか分かりません。
冒頭と終盤でなかなかなタイミングでゲロを吐く子がいるんですが、ゲロのタイミングにうるさい町山智浩さんが、日本での公開をもっと推してくれればいいのに!と思っていました。
あ、何かの映画で町山さんが、ゲロのタイミングがいい映画は面白い説を語ってらしたんですよ。ん?宇多丸さんだったかな?定かじゃないですけど、あの辺りの方達です(笑)
それが、満を持して5月29日に公開されました(10月にはピッチ・パーフェクト2公開予定です)。
きっとアナの「イントゥ・ザ・ウッズ」が公開され、「ラスト5イヤーズ」の公開も控えているからでしょうね。
あと私が注目している次世代?のコメディエンヌ、レベル・ウィルソンも出てます(「バチェロレッテ あの子が結婚するなんて!」で先に結婚しちゃう子役です)!
当時アメリカ人の友人から「glee/グリーが嫌いなキャリーが好きそうな映画があるよ」と紹介されました。いや glee/グリーが嫌いなわけではないです!観たことがないだけです(笑)
なのでどう対局にある作品なのか、分かりません。観た方、教えてください!