劇場公開日 2013年6月1日

  • 予告編を見る

はじまりのみちのレビュー・感想・評価

全35件中、21~35件目を表示

3.0戦争中の出来事を学ぶ

2013年11月24日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

昔は戦争のために制限されていたものが多く、今の時代のように、言論の自由・表現の自由なんて、声をあげることができない、生きにくさを感じました。
内容に共感はもてましたが、観るのに正直つかれたのでこの評価にしました。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ajun

4.0緑の中、歩みに寄り添って

2013年7月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

木下惠介監督生誕100周年記念作品。観て良かった、と思いました。
太平洋戦争末期、失意を抱いた若き日の木下監督は、体調の悪い母を疎開させるため、リヤカーをひいて峠越えします。

リヤカーをひく息子たちも大変でしょうが、ひかれる母もどれほど大変でしょう。緑の中を黙々と進める歩みに心が寄り添っていきました。
初対面で同行する、便利屋さんとの距離感がいいです。父と息子の会話にもジンときました。
ただ、あの雨傘はちょっと木下家にはそぐわない気がしました。

木下惠介監督作品から多くの映像が紹介されているのも、上手く物語とシンクロしているのと、「とにかく本物を一緒に観ようよ。初めての人も観てみてよ。」という気持ちがあふれているようで良かったです。

木下監督作で「喜びも悲しみも幾年月」は、我が家が転勤族なこともあって心に留まり続ける作品です。「楢山節考」の映像には驚きました。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
グッドラック

4.0いい映画です。だけど…

2013年7月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

木下監督の母が自分のおにぎりを便利屋と木下監督に分け与え、それを木下監督がしっかり食べる場面とか、母と息子ってこうなんだなぁと泣かせる。映画、「陸軍」の場面の母は、よく言われる、女々しくはなかった。むしろ母も戦っている印象がある。出征する子供の武運長久を祈る気持ちもあるだろうし、無事で居て欲しい気もあるだろう。しかし、それを越えての母の愛は力強く凛々しい。私はむしろ血湧き肉躍りぞくぞくした。この陸軍がこの映画の主題だとしたら、私達にぞくぞくする感動を与えて欲しかった。映画を作る上でいろいろ制約もあっただろうが、それは演出とか音楽でもう少し何とかなったのでは無いか?それよりもこの監督は主題に母の愛の力強さという物が考えつかなかったのではないか?また、エンディングの映画紹介場面では、野菊の墓の映画では主人公とたみさんの分かれのシーンがチョイスされていたが、ここは、たみさんが泣く泣く好きでも無い人と結婚するときに、キッと覚悟を決めて上を向くシーンがあるのだが、その女性の凛々しさこそがこの映画の一番素晴らしいところだった。その場面こそチョイスして欲しかった。この映画は女性の凛々しさ、母の強さを考えに入れてなかったため、薄い印象の映画になってしまった。こんなこと言っては失礼は重々承知しているが、山田洋次監督だったらもっと、人間くさく、恥ずかしく、醜く、笑わせて泣かせてくれただろうなぁと思う。いい映画には違いないので見て良かった。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ちゃとら

3.5母を大切にしたい

2013年6月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
吉泉知彦

5.0映画演出として完璧に近い。

2013年6月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

10年に一度の作品に出逢うことがある。非の打ち所がない。映写終了後に立ち上がることができなかった。1週間たった今も、感情がフラッシュバックしてくる。着想、プロット、シナリオ、カメラワーク、芝居、音楽、全て一体となって完成している。一瞬も無駄がない。これがアニメという100%虚構の中で人を感動させてきた監督ならではの力量なのか、実写初監督作品だなんて奇跡のようだ。昨今の「映画」監督たちの顔色なからしめる作品。
 愛情、悩み、戸惑い、励まし、決断、反戦、平和、希望・・・つまりは「生きていくことの切なさ」のを全てをしずかに込めてそっとさしだす。アクションや爆発などの「劇的な」事件など、そうそう私たちの周りのに起きるわけじゃない。淡々とした日常の中に人生の真実を描くことこそ真の演出力であり、映画が芸術であることを世に認めさせる立脚点だ。この演出技法は今後長く語り継がれるだろう。どんなに賛辞を送っても惜しくない。
 木下作品の引用部も抑制が効いて「お見事!」に尽きる。ラストのたった一言の引用ですべてのパズルのピースがピタリとはまって見事に全体像が完結する。何という構成力。その天才に嫉妬してしまう。
 ただし観客に人生経験が必要な作品であり、誰が見ても「泣ける」映画ではないとも思う。説明的な部分は極少なく、行間を読む力量がなければ「?」となりかねない。若い映画ファンには、是非「木下恵介」とその周辺の映画の歴史について知ってから、足を運んでほしい。そうすれば人生にとっての珠玉の一本となるだろう。全ての人の人生にそれぞれの「はじまりのみち」があることに気づくだろう。

 原恵一監督、ありがとう。何十年も映画ファンをやってきて幸せです

コメントする (0件)
共感した! 2件)
kawasaki乗り

2.5名作のようで名作でない

2013年6月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

寝られる

途中はともかく、最後にまとめて作品紹介を入れてしまったのはどうなんだろう。
あぁ、そういや『喜びも悲しみも幾歳月』を見たことがあるが、木下恵介だったのか、とか
自分が見た『楢山節考』は今村昌平版だったんだなぁ、とか。
何を見たのかわからなくなって、映画本体の印象がかなり薄れてしまったような。
結局、自分がやりたいことができないヨヨヨ、と泣いてただけの話じゃねぇのか、という印象しか残らないんじゃ?

名作のようで名作でない。
でも自然はきれいだ。戦っているのは人間だけだ。
加瀬亮のはなみずと、田中裕子のよだれに +0.5。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ホリファー

2.5なんとも?!

2013年6月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

寝られる

萌える

なにこれって感じで特に感動もなく。
見にきてる観客は、婆さんばかり。
しかも、ペチャクチャうるさいし。
こら!そこのおばはん! あぁ しんどかったなぁ とか ようしてもろた。 とか いちいちうるさいんじゃ。

コメントする 2件)
共感した! 1件)
ダブル(^-^)/

4.5見事です。

2013年6月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

随所に木下監督の作品がインサートされますが、
とても自然で見事でした。

原恵一監督は木下監督を好きで好きでたまらないのだと思う。
実にまっすぐな、あえて個性を抑えたかのような演出に拍手。

悪い人が一人も出てこない、
戦時中なのに戦闘シーンが出てこない、
劇的な山場もどんでん返しもない映画。
でもね、退屈もしないで心にスーっと入ってくるんです。

子を思う母と母を思う子の物語。

いかにも松竹!な感じではあるけれども、
文句のつけようがない素晴らしい作品でした。

便利屋の濱田君、助演男優賞間違いなしでしょ!

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ノンビリ

2.0これだから、「アニメ屋」は…

2013年6月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

単純

幸せ

6月某日、錦糸町楽天地で鑑賞。

劇場版「クレヨンしんちゃん」シリーズでアニメ界というより、日本映画界に金字塔を打ち立てた原監督の、初の実写映画。

筆者は、原監督のクレしんは大好きだったし、すばらしい作品を残した、と思っている。その監督の初の実写だから、それなりに期待したが…。

木下作品への尊敬、敬愛の念は筆者も十分に持った映画ファンではある。
本作も、原監督の木下恵介への尊敬と、作品への愛情にあふれていて好感が持てる。
主演の加瀬、母親役の田中もいい味を出している。予想以上によかったのが兄役のユースケ。
浜田岳もこれくらいはできて当然だが、いい役をもらった、と思った。最後までいい気持ちで見られた作品である。

だが、しかし!

本作は味わい深い、いい映画だ、と評価したいし、木下作品などほとんど見たことのない若い映画ファンに関心を持ってもらうためにも、「見てもらいたい」映画だ、と薦めたい。
しかし、あのクレしんで発揮した、原監督の才気煥発の演出力というか、表現力が影を潜めているのはどうしたことか。

もちろん、テーマがテーマなんだから、クレしんのような作品に仕立てられるわけはないのわかる。
それでも、作品のかなりの部分を木下監督のオリジナル作の名シーンをちりばめるのに終わっているのはどうしたことか。
こんなのなら、NHKスペシャルあたりでやってくれればいい話だ。

これを劇場作品として捕らえるなら、やはり点数は激辛にしておく。

監督は撮りたい作品を撮ればいい、というものではない。
千数百円払ったことに満足できる作品を撮らなければいけないのだ。

たまたま、訪れた楽天地。原ちゃんの舞台あいさつもあった。
悪いけど、そのしゃべりにも魅力はなかった。
「パンフレットご購入で監督のサインが…」と劇場スタッフは声をかけていたが、僕はその足で、同じビルで上映している「クロユリ団地」を見に急いだのだった。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
町谷東光

5.0親子の情を描くこと。

2013年6月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

幸せ

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
ハチコ

5.0よかった!

2013年6月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

題名のとおり、若き日の木下恵介がワンス・アゲインに至る数日間のロード・ムービーでした。

その素朴なロード・ムービーは登場人物も含め無駄なことがなく、木下恵介作品のテーマの源流の一つに辿りつくことができたように思いました。

「病気の母親をリヤカーで運ぶ」だけの映画にここまで心は揺さぶられるとは!

コメントする (0件)
共感した! 0件)
サマーサマー

3.5木下監督に捧げるオマージュ

2013年6月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

萌える

最初はロードムービーかと思いました。疎開するためリヤカーで母を運ぶなんて、本当にあった事なんですね。加瀬君の表情が良くて見に行きました。確かに木下監督ファンにはとても懐かしい作品が再映されているのですから。私は子供の時に、二十四の瞳、喜びも悲しみも行く年月、楢山節考を見ています。監督の作品には家族の愛があふれているものが多いと思います。観客も少ない中、7~80代と思われるお爺さんが終わってから。俺全部見たじゃと涙ぐんでいました。こんな映画もあって良いのでは思いました。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
未散

3.5ドキュメンタリーだった

2013年6月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

単純

寝られる

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
ばんつぁん

3.0可もなく不可も無くサラっと路線の出来上がり。

2013年6月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

可もなく不可も無く…。
木下恵介監督の半生のドラマです。
母の愛情、子の愛情はわかりました。
けど、描き方が浅い…事実だからこんなこんなものなのか。
それとも描写の仕方が弱いのか…。
それに、木下恵介の昔の作品をはさみすぎ。
90分位の作品の随所に恵介監督自身の作品差し込んでいたらこの映画作った監督の描きたいことが描ききれないんじゃない?と思っちゃう。
正味1時間強くらいしかこの作品自体はないんじゃないだろか。
出ている役者さんがいい人ばかりなので残念…。
特に、濱田岳は相変わらず存在感あり。
いい感じです。
サラっと見ましょう。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
peanuts

2.0自分は心が腐ってるのか。

2013年6月3日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

寝られる

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
Mitsuru