劇場公開日 2013年6月1日

  • 予告編を見る

「なんとも?!」はじまりのみち ダブル(^-^)/さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5なんとも?!

2013年6月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

寝られる

萌える

なにこれって感じで特に感動もなく。
見にきてる観客は、婆さんばかり。
しかも、ペチャクチャうるさいし。
こら!そこのおばはん! あぁ しんどかったなぁ とか ようしてもろた。 とか いちいちうるさいんじゃ。

ダブル(^-^)/
kawasaki乗りさんのコメント
2013年6月16日

ごめんなさい!!!書き込み場所を間違えました!ネット書き込みが初めてで
不慣れなもので、大変失礼いたしました。

kawasaki乗り
kawasaki乗りさんのコメント
2013年6月16日

 10年に一度の作品に出逢うことがある。非の打ち所がない。映写終了後に立ち上がることができなかった。1週間たった今も、感情がフラッシュバックしてくる。着想、プロット、シナリオ、カメラワーク、芝居、音楽、全て一体となって完成している。一瞬も無駄がない。これがアニメという100%虚構の中で人を感動させてきた監督ならではの力量なのか、実写初監督作品だなんて奇跡のようだ。昨今の「映画」監督たちの顔色なからしめる作品。
 愛情、悩み、戸惑い、励まし、決断、反戦、平和、希望・・・つまりは「生きていくことの切なさ」のを全てをしずかに込めてそっとさしだす。アクションや爆発などの「劇的な」事件など、そうそう私たちの周りのに起きるわけじゃない。淡々とした日常の中に人生の真実を描くことこそ真の演出力であり、映画が芸術であることを世に認めさせる立脚点だ。この演出技法は今後長く語り継がれるだろう。どんなに賛辞を送っても惜しくない。
 木下作品の引用部も抑制が効いて「お見事!」に尽きる。ラストのたった一言の引用ですべてのパズルのピースがピタリとはまって見事に全体像が完結する。何という構成力。その天才に嫉妬してしまう。
 ただし観客に人生経験が必要な作品であり、誰が見ても「泣ける」映画ではないとも思う。説明的な部分は極少なく、行間を読む力量がなければ「?」となりかねない。若い映画ファンには、是非「木下恵介」とその周辺の映画の歴史について知ってから、足を運んでほしい。そうすれば人生にとっての珠玉の一本となるだろう。全ての人の人生にそれぞれの「はじまりのみち」があることに気づくだろう。

 原恵一監督、ありがとう。何十年も映画ファンをやってきて幸せです。

kawasaki乗り