「地味だった」東ベルリンから来た女 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
地味だった
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主人公の女医が一体なぜ田舎に赴任させられたのか、しょっちゅう家宅捜査されるのか不明なままだった。前から亡命しようとして疑われていたのだろうか。
彼女が「こんにちは」とか「ありがとう」「ごめんなさい」など一切言わない人で、当時の東欧ではそれが普通だったのだろうか。すごく気になった。
そんな身勝手な印象の女が、少女に亡命機会を譲るのはとても意外で胸を打たれた。
東欧が舞台の映画は大抵面白いのだが、全体的にはけっこう退屈だった。
WOWOWの番組で見たら解説で、小山薫堂が「ちょっと前はこんなことが現実にあったんですね」と言っていたが、今も北朝鮮じゃ現在進行形だし、多分もっとひどい地獄だよ!と思った。
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