劇場公開日 2012年11月3日

「【”ノックしてもノックしても・・、それでもノックする。”精神に異常を来した妻を、懸命に愛する男を描く。中川龍太郎監督の弱冠22歳のデビュー作。】」Calling NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0【”ノックしてもノックしても・・、それでもノックする。”精神に異常を来した妻を、懸命に愛する男を描く。中川龍太郎監督の弱冠22歳のデビュー作。】

2022年11月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■清掃員の収入で辛うじて生計を立てている男は、心を病んだ妻と暮らしている。
 そんな男を先輩は手助けし、義妹は気にかけてくれていた。
 画家になるという夢や妻と距離を置くことで新たな生活が生まれるのではないかという予感が脳裏によぎるが…。
 それでも、男は笑顔を忘れた無表情な妻を笑わせようとし、懸命に尽くす・・。

◆感想

・台詞は殆どない。男と妻の姿にフォーカスして、男が妻に尽くし、愛する姿を描いた作品。

<中川龍太郎監督作品は、「わたしは光をにぎっている」「静かな雨」「やがて海へと届く」を鑑賞したが、どれも好きな作品である。本作からは、その萌芽が感じ取れる。>

NOBU