ダイアナ・ヴリーランド 伝説のファッショニスタのレビュー・感想・評価
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ファッション黄金時代を作り上げた人
この時代のハーパース、VOGUEは今見ても斬新で美しくてファッションをひとつのアートに持っていっていると思う。
彼女がいなければ、アヴェドンのカッコいい写真たちは生まれなかった。
彼女の美意識、遊び心、ファッションに対しての強い気持ちが全ての誌面に現れていると思う。
今の商業的になってしまったファッション誌では、この世界観は作れないことが残念。
もんのすごい引き込み力あるダイアナさん
今日の今日までこのおばちゃんのことを存じ上げませんでしたが、「ファッショニスタ」なんてチンケな言葉でくくってしまっては失礼にあたるほど、キョーレツな影響をファッション史上に与えた、偉大なるおばちゃんです。
ぶっちゃけ学力にも美貌にも恵まれなかったけれども、型にはまらない想像力と度胸、確固たる自信が彼女をファッション界唯一無二の存在に至らしめ、数々の著名人を惹きつけ、数々の著名人を生み出した。
映画としてはフツーの作りだけど、こんなにすごいおばちゃんの存在を知れたということで、貴重な一作です。
頭が重くなる色の洪水
ファッションに興味がある人、『流行する』という事がどういうものか知りたい人にとって
とても興味深い映画。
私はドキュメンタリーが好きなのと、あとファッション写真が好きなのでみました。満足です。
映画の内容は
生存時に出演したTVの映像や、本を出す際に録音された彼女のインタビュー音声、今なお彼女を知る人々へのインタビューなど、で構成されています。
そこまでが普通のドキュメンタリーです。
しかし彼女はファッション誌の編集長です。
彼女のドキュメンタリーもそれにならって奇抜。画面いっぱいにたくさんの記事が映されます。
彼女が編纂した過去の雑誌や、彼女が作り出したと言ってもいいスタイルの流行を物語る新聞記事
そしてたくさんの写真(モデル・映画スター・写真家・バレエダンサー)に目が回る。
情報量が非常に多い映画です。一つ一つは見切れないのでDVDでじっくり見たい。
『プラダを着た悪魔』『ファッションが教えてくれるもの』に名を連ねるファッション映画だと思います。
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