くちづけのレビュー・感想・評価
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死んで花実が咲くものか
いくら愛していても、殺しちゃならない。
美化したところで嫌なもの見ちゃった感が消えない。
なんというか、心中物なら最初から教えてほしかった。
文楽の心中物みたいな追いつめられまではきちんと描いてなくて、安易に死んだ感が満載。
これじゃ納得できない。
確かに障害者を巡っていろんな問題はあるし、知っている者なら事情は察することができる。
でも、一般の人が見るのにこういうのはすごく後味悪い。イメージが下がるだけ。
後半は星が一つの価値もない。
あ、俳優陣はかなりよかったです。
実際にああいう揉め事、たくさん起こります。
途中までは凄く凄くよかったのに。
伝えたいメッセージはわかる
作り手が伝えたいメッセージは分かる。
貫地谷しほちゃんの演技も素晴らしい!
シナリオも良かった。途中までは。
ズバリ後半の泣ける部分が冗長。
あえて映像化しないで、視聴者の想像力をもっと信頼しても良かったのでは?
ちょっと残念。
後味はそれぞれ、重い内容も軽い切り口
劇団「東京セレソンデラックス」の劇作品の映画化。
なので空間のそこここに舞台がみえる。
主役は舞台・脚本の宅間さん演じる“う~やん”
舞台で加藤貴子が演じたまこちゃんを
やっぱり上手だった貫地谷しほり
そして堤監督の信頼通りの演技であろう竹中直人が父役。
脇もそのまま舞台でOKな配役の安心感。
何より1作ごとに綺麗女優から太く素敵になってきた
麻生祐未が良かった。
重い内容ながら、所々の薄い作りが
「う~~ん」と浸れない方もあるかもですが
親である我が身に切なく泣けてしまった。
誰も悪くないけど。
誰が悪いわけでもないけど、
何となく心にざらざらしたものが残った。
登場する「健常者」はそれぞれ大きな悩みを抱え、
ただそれを分かち合い共有するだけの余裕がなく、
たまたま運よく協力者が現れる家族と、
その手段を選ばざるを得なかった家族には、
一体何の「差」があったのだろう。
つらい結末なのに、
映画のタイトルは「くちづけ」。
果たしてこの父と娘の幸せは、
何処にあったのかと、今でもやはり考えている。
愛車で映画鑑賞好き…
キャスティングで観る作品を決める人間の意見で… 竹中直人と貫地谷しほりの演技にはやられた。 此れから書く文章を書く人間は、1ヵ月意識不明で生死を彷徨った正真正銘の身体障害者?の一つの意見として聴いて戴きたい… 障害者を馬鹿にしていないかい?!とか… 今現在、障害者として使っちゃって貰っちゃって働いている自分としては、かな~り&ソートー感動させられた事は声を“大”にして云いたい所…
かなしい。
知的障害の弟がいますが、すべて母親が面倒を見ており(施設入所ですが)日常の生活がどのようなのかは知りませんが、結末のようになる不安感はいつもあります(現実感がありすぎます)。お金がない、実際問題選挙の票にならない彼らに対しての、生きていく意味をより感じれるよう扶助が得られるような運動につながる映画であってほしく感じます。鑑賞後の印象では私には忘れていた現実の悲しみのみ残りました。
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