くちづけのレビュー・感想・評価
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マコちゃんの演技すごい。映画としては悪くはないけど好きじゃない。ほ...
マコちゃんの演技すごい。映画としては悪くはないけど好きじゃない。ほのぼのもあったけど全体的に心を落ち着けて見れなかった。
これから先に起こる事、娘に待ち受けている困難、娘の人生を想像しての決断なのだろうけど。当事者にしかわからない苦しみ。観ていてつらかった。
ミヤネ屋若かった。
せつない
最後が切ないと思った
もう少し映画なんだから救いがあってもいいんじゃない?
舞台が原作なだけあって、なんだか舞台をみてるような気がした。
話の掛け合いが面白い。
うーたんがすごくいい味でてる。
俳優陣がみんな本物の知的障害者にみえてきて鳥肌たつ。
ラストの終わり方だけがあまり好きになれないが、そこ以外は好きです
2回目、テレビにて久々鑑賞
2020年
内容をほとんど忘れてしまっていたが、俳優陣の演技力の高さだけは記憶の通りでした。
少し歳を重ねて大人になった今、改めて見た感想としては、親としての葛藤に涙が溢れて止まらなかった。
昔見た時はラストが悲しくて号泣した記憶はあったけど、こんなよいしょよいしょで泣かせてくるとは…
当時は、この人性格悪い〜ひどい〜
なんて感想しか持たなかった登場人物に関しても、色々葛藤があったり、頭では分かってるけど…ってやつよねって気付けたり。
嫌な人だと思ってたけど、ここで働いてるって事は、最初から嫌な人ではないよねって気付けたり。
成長してから見ると、また感じ方が変わるのが映画の面白いところ。
またもっと歳をとってから見たら、別の見方になるのかなー
現実に全然ありえる話ですよね。
綺麗事だとなんやかんや言えるのかなとは思うけど、実際全然ありえる話だなと。実話がもとらしいですし。
障害と向き合ったことがあるかどうかが大事なのではなく、こういう現実もあるのかもしれないと考えること。頭の中に置いておくことも大切なのではと感じます。
他人に優しくできるかどうかは、色々なことを見て考えることなのかもしれませんね。
ひとりでも多くの方に
私は重度知的障がい児の親です。
障がい者とその家族にとって「差別・偏見」に匹敵する障壁は「無関心」。
この映画が障がい者に関心を持っていただくきっかけになるといいなぁ…と感じました。
重いテーマの中に笑いあり、涙あり。
ストーリー展開のテンポもよく、飽きずに観られます。
映画としても良い作品だと思います。
ひとりでも多くの方に観て欲しいです。
問題と可哀想だけを強調した映画
この映画を観るくらいならば、、
映画『海洋天堂』や『ギルバートブレイク』、『誰もが愛しいチャンピオン』、
漫画『ひまわり』、
児童文学『ぼくのお姉さん』、
専門書『発達障害の豊かな世界』
を見てほしい、読んでほしい。。
この映画で問題だ、可哀想と感じた方は、その後何をしている?
宅間氏は、監督は何をしている?
ボランティアの受け入れ先はたくさんあるけれど、行動したのだろうか?
劇場で、映画館で、自宅で、「可哀想」「問題だ」と言って、さも、意思高い系で優越感に浸るには良い映画。
でも、それで、感想述べて、他者を批判して終わり?
貴方は何をする?
リサーチは良くしてある。言いたいことも明確。
でも、この映画の企画者・脚本家・監督は、実際に知的障碍者や保護者・関係者と生活レベルで喜怒哀楽を共にしたことはないんだろうな。
”問題”のリサーチとして、彼らを対象者として”観察”・”調査”したことはあるのだろうが。
貫地谷さんも、自分の演技の参考に、施設を訪問したというが、演技の為だけなんだろうな。
親亡き後も、障害を持つ子が生きていけるように頑張っている方々を知っているだけに、いっぽんの気持ちはわかるものの、怒りがわいてくる。
知的障碍者と関わって、日々頭を悩ませているけれど、彼らの生きる力にはっとさせられている身には、受け入れ難く…。
ホームレスはダメだって。ホームレスだって、彼らなりに生きているとホームレスとつきあって思った。しかも”派遣村”とか、ホームレスを支援する人もたくさんいて、そういう中で、その人なりの生き方見つける人だっているし。親としたらホームレスとなった子を見たくないのはわかるけど。山下画伯だって、ある意味ホームレス。
確かに現実は厳しい。彼らが暮らせる施設を作ったって、逃げ出しちゃえばね。年金を充実させたって、キャッチセールス等彼らを餌食にしようとしている輩はたくさんいるし。簡単なことではない。制度を作れば済む問題ではなく、施設を作れば済む問題ではない。やっぱり人が生きていくには人が大事。
学歴社会を信じている人は、せめて高校を卒業しなければ、いい就職先に就けないと信じている。
でも、学歴よりも、技能よりも、大切なのは、自分が役に立っていると思える有能館。無理させて、その命の灯を消している保護者がなんて多いことか。
就労支援のスタッフが、「学歴があっても、職場のマナーができていない方が、学歴がなくとも、職場でのマナー(ごめんなさいと、ありがとうや、毎日職場に通うこととか)ができている方が、就労困難」とおっしゃっていたっけ。
彼らなりの自立を考えて、頑張っている人はたくさんいるんだよ。
誰かの負担になると決めつける前に、相談してほしかった。三人寄れば文殊の知恵と言うじゃない。袖すりあうも他生の縁。支援しているつもりでたくさんのものを貰っていると言うのは皆が言うセリフ。なにより、いっぽんがマコからもらったものは限りないんじゃないかなあ。負担と考えるのもわかるけど、いっぽんがマコからもらった幸せをおすそ分けするってかんがえてもいいのじゃないかな?
まあ、そんな綺麗事で済む問題ではないけれど。皆自分のことで一杯だし。
なんて、自分が、そういう方々と関わって、直球勝負の知的障害者の批判にへこみながらも、貰ったものもたくさんあるから、やはりいっぽんの思いには賛同しがたい。
まあ、知的障害者を取り巻く環境をわかりやすく、インパクトを与える方法で示したという点では価値ある作品です。(年金使い込む親は確かにいる。でも障害者の親だけじゃない。子どもの給食費や教材費、児童扶養手当を使い込む親はたくさんいる)
とはいえ、貫地谷さんと宅間さんの演技はちょっとね。よく特徴をとらえていらっしゃるけど、時々素に戻る。長い台詞やアップが多かったから仕方ないけど。
『海洋天堂』のタ―フ-を演じたウェン・ジャン氏や『ギルバート・グレイプ』のアーニ―を演じたディカプリオ様には及ばなかった。
島田さんともうひと方は凄かったけど。
演技的に良かったのは、田畑さん。親族としての苦しさと愛おしさがとても伝わってきた。
親が子に残さなきゃいけないものって何だろう。障害児を抱えられる親御さんだけでなく、すべての親に考えていただきたいです。
その切り口としては、価値のある映画です。
伝えていく使命感覚える作品
舞台は「ひまわり荘」のみのセット。
始まりはクリスマス。そこから遡って描かれていくドラマ。
竹中直人初登場シーンでの勘違いネタは如何にも舞台作といった感じ。
春・夏・秋と断片的なシーンは、
もうちょっと説明付けないと成立しないでしょ、とか、
橋本愛の友達役のがさつな所、
宮根のニュースでのおふざけネタとか、
岡本麗の役が説明なさ過ぎとか、突っ込むところはたくさんある。
でも、終始ひたすら顔中濡れました。
序盤は田畑智子の破談話、そこに兄(宅間)の一言に嗚咽。
後半は竹中直人(と他の保護者)と自分の立場が重なって辛い辛い。
ラストも、確かに救いは無かったけど、
約束は果たせた(と思いたい)、悲惨では無かった。
そこにまた号泣と、忙しい話でした。
単純なお涙ちょうだいモノだけでなく、
当事者にしか分からない現実問題も突きつけ、
ただそれには具体的な解決策など無いのだけれど、
観た人全てがどーしたらいいか考える切っ掛けになりうる、
そういった意味で素晴らしい作品だと思います。
竹中と貫地谷の結末に納得いかない人も多いと思うが、
当事者はそこで悩んでます。絶対に。
お巡りさんの話に食って掛かった竹中も、しみじみ観てしまった。
演者も良かった。
特に田畑智子。幸薄い女が似合う女優1位。
麻生祐未。昔より色っぽく見えて寛容なお母さんが素晴らしい。
橋本愛も良かったが、最近いろいろ出すぎで(働き過ぎで)かわいそう。
しみじみ
良い意味で東映っぽさが全開で、それがこの作品に合っていて良かった☆
とても心打たれる良い作品だった。
でも、なんだろなぁ〜こういう人達が身近過ぎるからかなぁ〜涙よりも深く同情というか…なんだろなぁ…改めて考えさせられてしまったょ…
うーやんも、まこちゃんも、いっぽんもみんな良い役してた☆★
レビュー
知的障害者の親子を描いた映画。中盤までは暖かく柔らかい雰囲気で、少し退屈するくらい。しかし、徐々に会話などから現実的な厳しさが見え始め、物語が終わりに進むほど引き込まれた。難しい演技ゆえにかなり技量が試されていた。
コメディ風で観やすいながらも
脚本を手掛けながらも作中の中心人物を演じ、心温まる世界観を作られた宅間孝行に拍手。
宅間孝行演技うま過ぎと言うか自伝なのかな、これはってぐらいのレベル。もう、虜になりました。
作品の9.9割がひまわり荘という知的障害者たちの自立支援のためのグループホームでの撮影。
最初から最後まで同じ雰囲気のひまわり荘に愛しさを覚える。日付が出てくるので時系列が分かりやすい。
役者がどれも浮いてなくて少し癖があって良かった。
この映画で1番伝えたかったことは多分、知的障害者が介護されず犯罪や冤罪で刑務所に入ったり、ホームレスになったりしている現状を世の健常者に知ってもらうということだと思う。そして、その悲惨な事実がある上で考えて欲しいと言うことだと思う。同じ人間として何も思わないということは無いと思う。自分が健康に日常を送っているのは普通では無いということ、何か自分にできることが無いか?など。何か行動するにしても、しないにしても、この映画は心に残り続けるだろう。そして障害を持った人たちを見た時、この映画を思い出し以前より対応が変わるだろう。ただ可哀想だの気持ち悪いだの思うことは無いだろう。
こうした作品が少しずつ差別だの偏見だのを矯正していくのだろう。そのために活動してくれる人たちが増え、世界が変わっていくようにこういう作品は必要だと思う。重いテーマではあったが、コメディ調にし観やすくした堤幸彦監督、宅間孝行に改めて拍手。
これは見るべき映画。ただただ号泣。忘れられない1本になった。 障害...
これは見るべき映画。ただただ号泣。忘れられない1本になった。
障害者自立施設で面白おかしく繰り広げられる日常の一コマかと思いきや、全然違っていた。
これは障害者の親が亡くなった後の生活について、現実を真正面から切り込んでいる。
ありのままでは暮らしていけないこの社会への警鐘でもあろう。
だからと言って悲壮感だけでもない。
冒頭でうーやんが結婚したくてもできない。それを結論まで導いていくが、想像以上にヘビーな結末だった。
いっぽんさんの愛情が深ければ深いほど、この結論になってしまうのか。でもその結論に至った社会の住みにくさや、その社会の一員である自分は何をするべきことを考えさせられた。
貫地谷しほりさんが圧巻!
何の前知識もなく、簡単な気持ちで録画したんですが、何これ!?重い!!重すぎる!!
知的障害者の役は、ドラマでは香里奈さんとか、
山Pが演じてたことありましたが、宅間孝之さんって舞台俳優さんでしょうか??
こちらはオーバーすぎて、ちょっと感情移入できませんでした。
が!! それに対し、貫地谷しほりさん!!
比較にならないほどうまかったです。
役作りの研究かなりされたんだろうな。
哀しすぎる愛
最初の導入部分の感じから
笑いあり涙ありの
ほっこりムービーかと思いきや、
テーマがずっしりと重い人間ドラマでした
障害を持つ人々と、
周囲の人々の愛と苦しみ、葛藤、社会の目、など色々な感情が交錯して
見ていながらとても考えさせられました。
現実というものは
見る人の立場によってこんなにも異なります。
とても哀しくて苦しいけれど、
これも一つの愛の形なのだ、と思います。
愛情いっぱい
堤幸彦監督で貫地谷しほり主演で知的障害の娘と父の話というのは分かってたけど、何となくスルーしていたこの作品。
機会があって見てみたら、今までスルーしていた事をメチャメチャ後悔するほど良かった!!
意味深な導入部。
知的障害者たちが共同で暮らすグループホーム“ひまわり荘”で、マコという女の子との結婚を待ち望む知的障害者のうーやん。
その直後のニュースで、マコが死亡したという…。
知的障害の娘マコを持つ漫画家の父・愛情いっぽんがひまわり荘を訪ねてくる所から始まる。
折しもひまわり荘は、うーやんの妹が結婚する事になって、てんやわんやの大騒ぎ。
挙げ句の果てにいっぽんがその婚約者に間違われ…。
元は舞台劇。
まるで舞台を見ているような演者たちの軽快なやり取りが楽しい。
住み込みで働く事になったいっぽん。
マコはすぐここの生活に馴染み、うーやんとも仲良くなる。
皆で助け合って、触れ合って、笑い合って、毎日楽しく。
知的障害の娘を抱え、新作漫画も書けないほど苦労してきたいっぽんにとって、ここでの生活は娘共々幸せの時だった…。
知的障害者への偏見。
お金の問題。
ホームレスになるか、冤罪で犯罪者になるか…行き場を失った知的障害者の顛末。
幾つもの厳しい現実。
ある秘密を抱えるいっぽんに、それらが重くのしかかり、苦しめる。
一人また一人、ひまわり荘を去っていく。灯火が消えていくように…。
ある理由から、娘を施設へ入れるいっぽん。
施設での生活に馴染めず、度々脱走するマコ。
もう行き場も帰る場所も無く、たった二人の父と娘。
これから娘は一人で生きていかなくてはならない。が、降りかかる現実問題…。
娘を想い、娘の為に、父は…。
実際にあった“小さな”事件が元ネタ。
貫地谷しほりが難役を見事に演じきっている。
愛らしく、また泣き叫ぶ発作は悲痛になるほど迫真。
この年の国内映画賞で、「さよなら渓谷」の真木よう子が主演女優賞をほぼ独占、ブルーリボン賞のみ貫地谷しほりを選出して意外な感じもしたが、確かに賞の一つをあげたくなる。
竹中直人もいつもの笑いを封印。ちょっとオーバー気味ではあるが、その分父親の愛情深さを体現。
平田満、麻生祐未、橋本愛、田畑智子、嶋田久作ら実力派が好演。
本作の立役者でうーやん役の宅間孝行も熱演しているが、ちょっと温度が違う…。
知的障害者を抱える厳しさ。
あの選択しかなかったのか。
きっと、誰か手を差し伸べてくれる人は居た筈。
でもそれは、誰にも迷惑をかけさせたくないという思いから。
それが分かっているから、あの末路には胸が締め付けられる。
が、父の事が大好きで、娘の事を何よりも愛していた父娘愛の姿は誰も忘れたりしない。
遺した新作漫画、スライド写真から溢れる。
心が苦しい
知的障害者の抱える つらい問題を 障害者の娘とその父親を通じて描いています
親は子どもよりは先に亡くなります
障害者を抱える親にはこのことはとても深刻で
私たちの想像以上につらく 苦しいものでしょう
後半は 観ていて とてもつらかったですが
これも現実に起こりうることなのでしょう
ラストは あまりに悲しみを引っ張りすぎて
ああいう 描き方は 私は苦手でした
現代社会の問題を投げかけている作品だと思いました
現実に起こり得る結末
殺さなくても…他に手はあったはず…と思ったりしたけど、最終シーンの「もっと踏ん張れたんじゃねえか」というセリフで、他に手はあったけれど、その上でこの結果があるんだと気付いた。
一人きりじゃ生きていけない娘をもって、他に頼れる人もいず(本当に居なかったわけではないけれど)、トラウマもあるし、その上自分がもうすぐに死ぬという現実を突然突きつけられる。
その極限状態で、このような結論に至ることは不思議なことではないと思う。
娘を殺したのは身勝手なのか…
でも…
マコが生きていた場合、ひまわり荘の先生方に頼ってなんとか人生を全うできたのか…うーやんと結婚したら、完全に自立できるわけではないし結局うーやんの妹さんの負担がふえるのではないか…
障害者の人生を知らない私が考えてもわからないけど、考えさせられることは沢山ある。
手で絞殺されたのに事故、自殺の疑いってどんな状況?あとはミヤネさんのシーンいらない笑
俳優陣の熱演に胸を打たれる。
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