「誰も悪くないけど。」くちづけ ときソラさんの映画レビュー(感想・評価)
誰も悪くないけど。
誰が悪いわけでもないけど、
何となく心にざらざらしたものが残った。
登場する「健常者」はそれぞれ大きな悩みを抱え、
ただそれを分かち合い共有するだけの余裕がなく、
たまたま運よく協力者が現れる家族と、
その手段を選ばざるを得なかった家族には、
一体何の「差」があったのだろう。
つらい結末なのに、
映画のタイトルは「くちづけ」。
果たしてこの父と娘の幸せは、
何処にあったのかと、今でもやはり考えている。
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