「曇りのち雨、ときどき霙。」晴れのち晴れ、ときどき晴れ ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
曇りのち雨、ときどき霙。
最近のEXILEはどこを目指したいのかが分からない。
先日も、とあるパフォーマーがドラマで棒読み主役をやって
話題になったが、彼は以前からすでに棒読み状態だった。
それでも映画に(主役級で)出るのが不思議でならなかったが、
いよいよドラマでも話題になってしまったのかーと、しかし
演技はヘタだが性格がいいのでスタッフが何も言えない、って
それこそ何の話だか?まったく意味が分からない(爆)
EXILEは(昔は)嫌いではなかったので、最近の俳優傾向は
何でもできる!ところを魅せたいという挑戦なんだろうけど、
う~ん…じゃあ、劇団EXILEっていうのは一体ナンなんだろ。
さて、今回の主役はドラマでも活躍中のMATSUこと松本利夫。
この人の演技はそれほど悪いとは思わないが、今回は脚本が
酷過ぎる。寅さんじゃあるまいし、何を描きたかったのだろう。
よく似たジャンルで「あさひるばん」もやっているが、アチラも
違わずベタな展開をする。が、感動率では圧倒的に軍配。
どこが違うのかは観比べると分かる。こちらはテーマが浅く、
ロクデナシの主人公がロクデナシのまんまで終わるという、
どこに成長があったのか(夢見るってことなのか)最後まで謎。
演技も性格もぴか一の娘役、宮崎香蓮や脇に救われて何とか
態勢を保っているような、かなり不安定な物語となっている。
不安定さでいえば(違う意味で)5時に夢中!の副島淳が出てる
とは知らなかった。おママ対抗歌合戦か?と一瞬見紛ったぞ^^;
瀬戸内海の牛窓を舞台に、「うらじゃ」という踊りもフィーチャー
された風情満載の物語だが、見せ場が魅せ場になっておらず、
後半の踊りのシーンなどは本当に勿体ない。MATSUのダンスも
特に目を惹くほどでもなく、微妙なヌンチャク捌きだけが
冒頭からずーっとしつこい。晴れを狙うなら故郷に錦を飾ろう。
(まさか違うと思いきや実娘だった!?という驚きだけは新鮮)