真夏の方程式のレビュー・感想・評価
全62件中、21~40件目を表示
劇場版第1作『容疑者Xの献身』の続編
元々子供嫌いである湯川(福山)が泊まった旅館“緑岩荘”で、経営する川畑家の親戚の少年、恭平と仲良くなる。科学が嫌いだという恭平に沖合の海の美しさを見せてやろうとペットボトルロケットを作り、ケータイでのテレビ電話を埋め込み実験に成功させるのだ。出会いは電車の中で、ケータイをアルミホイルでくるんで受信させないというエピソードがあった・・・
そんな折、同じ旅館に泊まっていた元刑事、塚原(塩見三省)が海岸で変死体となって発見されていた。警視庁からもなじみの岸谷刑事(吉高)が出張ってきて、捜査に加わり、やがて塚原が一酸化炭素中毒で死んだ上に海岸に投げ捨てられたと判明する。
事件は塚原が16年前に逮捕した仙波(白龍)の解決済事件にまでさかのぼる。仙波は実際には犯人じゃなく、誰かの罪を被って自ら刑を受けたというのだ。川畑家の主人重治(前田吟)と節子(風吹ジュン)、それに娘の成実(杏)の三人がそれぞれ秘密を抱え、湯川の仮説が炸裂して事件は解決へと向かうはずだった・・・
仙波が誰の身代わりになったのか?普通なら節子だと考えるところだが、不自然な点が多いため、湯川は成実が真犯人だと推理する。実は成実の本当の父親が仙波だというところまで。
『容疑者X』の出来(内容)が良すぎたためか、今作品では凡庸なイメージが残る。ただ、少年が実は罪の一端を担っていたため、将来共犯者だったんじゃないかと悩む彼の人生が狂ってしまうことを怖れる湯川。人間らしいところもあるじゃん・・・。まぁ、全てを知っていた重治の人間臭さも捨てたモノじゃない。結局、殺人事件であるはずなのに業務上過失致死と死体遺棄だけの罪で終わってしまう展開。結審済の事件で成実は罪に問われることはないにしても、ずっと重い十字架を背負って残りの人生を歩むなんてのは・・・
全てを知った上で、進むべき道を決める
この言葉は誰でも言える言葉ではないと思う。
向き合う強さと覚悟がなければできない事。
都合の良いことも悪いことも全部受け入れた上で、進むべき道を決める。
合理的であると同時に人間的な部分を損なわない、素晴らしい言葉のように思う。
事件の内容は一切入ってこなかった。
湯川が終始貫いたスタイルにただただ魅了された。
子役はミスキャストかな…
原作をつい最近読みました。映画の方は2年位前に視聴。
さすがの東野圭吾作品というべきか、両方いいですが、強いて言うなら映画です。
映画にあった、湯川が少年に言うセリフ「名探偵だな」と終盤での「君は一人じゃない」というのがない。あと、取調室?面会室?でお父さん役の前田吟と湯川が対峙するシーンが原作にはない。ここで少年の事を憂いながら静かにお父さんに怒りをぶつけ、それを杏が聞いて嗚咽するシーンが非常に泣けるのだけども、これは映画だけ。脚本の福田靖氏が上手いのだろう。
で、順番として映画→原作だったんだけど、映画観てたときは、恭平役の子に対して印象がほとんどなくて、(どこにでもいる田舎の少年)境遇がツラいから可哀想に見えていただけ。
でも、原作を読みながら映画を思い返してたんだけど、この恭平くんというのが、家族の悩み事があったり、適度に生意気だったり、大人に対する憧れや失望といったものを抱えてるんだけど、映画に出てたこの子は表現できてなかったと思う。
あと、他のコメにもありましたが、吉高某の出演シーンが少なかったのも高評価の理由のひとつです。
【湯川と、ある少年の夏休み成長物語。】
- 息子がこの作品好きだったなあ。少年の夏休み成長物語に惹かれたのだろうか?-
◆感想
・今までのガリレオシリーズには無いパターンの湯川と少年との交流。
・取り分け。海に向かって、ペットボトルロケットを二人が、シーンは良く覚えている。
<宿屋の夫婦が犯した過ちを、湯川が粋に処理するシーンも良かったなあ。>
物事の表裏、そして、愛
"土曜プレミアム" で鑑賞(地上波初放送)。
原作は読了済み。
原作は高校3年生の時に読んだ。発売日に購入して受験勉強そっちのけで読み、3日で読破した(当時の私にちゃんと勉強せんかいと言いたい)。
本作も前作と同様、テレビシリーズとは一味違う静謐さを漂わせながらストーリーが進行する。湯川が謎を解けた時に数式を書くシーンは無い。
玻璃ヶ浦の海を守ろうとする住民と、資源採掘を計画する企業との対立が縦軸として描かれる。科学技術の発展の陰で、自然が壊されてしまう。文明の発展と切り離せない問題に考えさせられた。この問題に対する湯川の意見が描かれていて、推理機械とは違う人間的な面を垣間見れて嬉しい。
また、こんな一面も。蕁麻疹が出るほど子供嫌いな湯川が少年と過ごす姿が微笑ましい。恭平といる時は何故か蕁麻疹が出ない。おそらく理論的な子供だからだろう。恭平に科学の面白さを教えようとペットボトル・ロケットを使った実験を提案したりもする。こんなにワクワクする自由研究なら、夏休みの宿題も楽しくやれただろうなと思った。
湯川は恭平に、科学が齎す光と影を教えた。それは、玻璃ヶ浦の海を巡る問題にも繋がり、果ては物事には裏と表があると観る者に気づかせ、事件の悲しい真相ともさりげなくリンクしていく。本作の主題は「表裏」なのかもしれないと感じた。
事件の裏に秘められた関係者たちの人生の秘密と罪と罰、計り知れない愛の物語が心に深く突き刺さる。大切なものを守るために罪を犯し、それを心の内に秘めて生きて来た人たちがいる。俳優陣の熱演が胸に染み渡るような切なさを齎す。庶民的な役が似合う前田吟と風吹ジュンをキャスティング出来た時点で、本作は成功したと言えるだろう。単なるミステリーのままでは終わらない重厚でエモーショナルな人間ドラマが「ガリレオ」の劇場版シリーズの持ち味であり、大きな魅力だと、改めて感じた。
[鑑賞記録]
2014/06/21:土曜プレミアム(地上波初放送)
2016/03/26:土曜プレミアム
2017/? ?/? ?:Blu-ray
2020/03/15:WOWOWシネマ
2020/09/19:WOWOWシネマ
2021/07/23:Blu-ray
2025/10/04:土曜プレミアム
*修正(2025/10/04)
みんな秘密を抱えている。
せつことせんばさんの秘密。
これを知ってしまった女が殺された。
殺害してしまったのは、2人の娘。
それを隠すために、せんばは罪をかぶる。
この時点で、えーーー?なんだよなー。
それ程までも、実の娘を愛していたのか。
せつこと成美の秘密を
実は、しげはるは知っている。
それを知らないふりをして、生活してきたのも
愛?なのか。
せつことしげはるの秘密。
なるみの殺人が元警官にバレるんじゃ…
それなら殺しちゃおう。
これも愛なの?
なるみはみんなに守られているけど、
きょうへいが可哀想でならない。
あの子は勘が鋭いし、頭がいいから
自分が関係しているのでは?とわかっていた。
せつない。
子ども嫌いな湯川がなぜか平気な映画。
泣ける。。
前回の容疑者Xの献身は原作読んでから見たけど
今回は原作読んでない=話知らないまま映画みました。
前回に引き続き、今回もすごく切なかった。
トリックや犯人の動機には前作ほどインパクトはなかったけど、
少年と博士の絡みがひとつひとつとてもよかった。
海での実験シーンはすごくっときました。
この方程式を解けば、ある人物の人生が大きくねじ曲がる。
杏ちゃんの演技をまともに見たのは初めてで
杏ちゃんのことは好きでも嫌いでもないけど演技上手いなあ…と思った。
取調室の鏡の向こう側とこっち側での親子愛のシーンは胸がいたくてしょうがなかったです。
「僕花火をしちゃいけなかったの?」
そして一番印象に残ったシーンは
湯川先生が最後少年の言葉にかぶせて「楽しかったな」と言ったとき。
一番泣いた。
最後の最後電車の中で少年が湯川先生からもらったデータを真剣に見るシーンもよかった。
DVDが出たらまた見たいです。そして原作も読みたい。
やはり・・・
原作を読んだことがある僕としてはある程度予想がついていたがやはり作品のテーマが重く暗くなりがちであった。原作では子供嫌いの湯川が偏屈な理科嫌いの少年と触れあうのが唯一のほっこりする場面である。それはこの作品でも同じで明るさのみで言うならペットボトルロケットの場面が最高潮であとは終始暗いままだった。また始まり方も少し不満であの殺人事件の現場を本人目線で撮影したのはすごいいい始まり方だとおもうがそのあとになるみたちを登場させるのはよくないと思う。なぜならこの作品では田舎でおんぼろ旅館を営んでいる人の良さそうな一家にだんだん得たいの知れない何か無気味な謎が出てきてそれを湯川が解き明かしていくのがみそだとおもうからだ。なのでここはその傘視点から電車の火花を見せて恭平との場面に繋げるのが良いのでは無いだろうか?後演出面で言うのなら湯川が宿に泊まる経緯を省くのは感心しない。省くなら「塚原さんはなぜうちに泊まったの?」という台詞もやめるべきだなぜならそれでは湯川もどうして泊まったのかとなるからだ。最後の湯川の台詞は原作通りにやってほしかった。
俳優の演技は可もなく不可もなくだった。ただ湯川の演技がいつもよりも感情を表に出さないようにしてるように思えた。子役の演技はダメダメ。この作品はテーマがテーマだけに子役が重要だがあの子役では無理だったようだ。また、さっきも書いたように湯川と恭平のやりとりがこの作品での唯一のオアシスになるのだが彼には荷重だったようだ。このため作品のくらさがさらに増してしまった。子役の選定はもっと慎重に行うべきだったように思う。また杏の演技も欲を言えばもう少し子供っぽさの残った偏屈な感じを出してほしかった。なぜならこの作品はなるみが湯川とであって成長していく物語でもあるからだ。ただ最後の方は感動できたので高評価。
可もなく不可もなく
なんとなく東野圭吾は読まないというのが一種のこだわりみたいなものになっている私は、「子供嫌いで有名な湯川」の時点で押し寄せる「いや知らねーし」感。湯川ファン多そうだもんね。
とは言え、ずいぶん前に「容疑者Xの献身」を映画館で観て、ストーリーとか福山雅治とかじゃなくとにかく堤真一の演技が神がかっていて、ちょっと泣いたりした記憶があって。数年?のタイムラグを経て、第二弾を鑑賞。
恭平くんが実にかわいそうだった。何も知らずに殺人事件の片棒を担わされてしまった少年。しかも彼は聡明なので、周りの大人たちの表情や言動から自分の状況をすぐに察してしまう。でもなんで?どうして?と混乱する彼に、ラストで湯川がもっともらしいことを言って煙に巻いていた。でも心にしこりは残るだろうし、成長すればするほど事の重大さに気付いていくに違いない。無邪気な彼にこんな重い運命を背負わせて、まったく大人は勝手だよ。
全体的に可もなく不可もなくって感じだった。退屈ではないけど特別面白くもない。あ、でもロケットのシーンは突き抜けた清々しさがあって観ていて心地よかった。
実に面白い
子供嫌いな湯川と少年の少しギクシャクした、やり取りが面白かったです。
杏ちゃんの水着姿も良かった。
物語の展開は、おおよそこうなるだろうというところでしたが今作も「容疑者Xの献身」と同じく深い愛情が詰まってましたね。
推理物というよりは人の心を強く描いているのが、この作品の好きなところです。
少し残念だったのは「実に面白い」というセリフがなかったとこですね。
少年の行く末が気になりますが、いい人間ドラマだったと思います。
よかった
夏の感じがとてもよかった。
ただ、子供に殺人の手伝いをさせるのはあまりにひどいし、中学生の女の子がいきなり包丁で刺し殺すのもどうかなと思った。子供に殺人を手伝わせるおじさんがまともな人格なわけがないし、あんな物騒な性格の女がその後まともに生活できるものだろうか。しかし魔が差すというのはそういうことなのだろうか。
子供のお父さんが、しょっちゅう携帯に電話を掛けてくる設定だったのだが、実際現れたお父さんはそんな感じが全然しなかった。
福山が子供嫌い設定の割にけっこう優しくて、もうちょっと仲良くなるための何か仕掛けがあってもよかったのではないだろうか。
子供とまったく会ったことがないけど彼女を守るために人生を捨てる実の父親にはグッと来た。
ダイビングもペットボトルロケットも、海も青空も気持ちがよかった。魚もたくさん釣れそうで行ってみたい。
机上の空論ではない愛情の方程式。
湯川シリーズは残念ながら未読。
容疑者Xの献身(映画)を少し見た程度です。
1+1=常に2になると思い込んでいる文系頭の私にとって、実験を繰り返す湯川教授のペットボトルロケット実験シーンはとても興味深く、映像も美しかったです。
何度も実験する、呆れるほど実験する、それでも毎回求めていた答えに辿り着くとは限らないのがこの世の理。
その”答え”もまた”完全な正解”などなく。
だから人間は間違えながら、時には犠牲を出しながら、選択を重ねて近づいていく。
今回の事件と、調査船のテーマがぴったりと収まっていました。
文章にすると安直ですが家族とは何か。心にのしかかりました。
登場人物の愛の形が歪んでいるとか異常ではないのです、ただただ深く。だからこそ余計に苦しい。
そして最初は楽しい夏休みを満喫していた普通の少年、恭平君の抱えきれない思いが痛かったです。
小さな体で頭の中では受け止められなくて泣きながら教授を探すシーン。駅で見つけて駆け寄る姿。
「一緒に悩み続ける、君は一人じゃない。」
教授の一言で眼差しにかすかな安堵が見えたのが救いでした。
前回の柴咲コウさん同様、吉高由里子さんを前面に出す事なく良いポジションに抑えてあるのが実に効果的。
杏さんの水着姿は何と美しい事か…最後に映るバックショットは哀しみを背負うだけではない覚悟を感じました。
TVの延長作品から完全に映画向けにシフトした今回。
良い所はそのままに、音楽、映像美も相まって素敵な一作品に完成しておりました。
お見事。
タイトルなし(ネタバレ)
原作も読んでいたが、大満足!前作の方が好きだが、こちらもいい仕上がり!静かな展開ながら、家族の秘密と愛の切なさ、最後の面会室のシーンはとても良かった。いい映画でした
予告編でおおよそ想像できる「秘密」
映画版だからと言って奇をてらったゲストスターで塗り固めるのではなく比較的地味なゲスト・事件なのは好感。
ただ、ミステリー慣れしてると、予告編の段階で何となく家族の抱える秘密が想像できる(笑)
死にかけの白竜が赤子の写真に手を伸ばすのがドラマのピークで、後がごっそり蛇足に感じられるのは演出か構成が下手なのかな。
個人的には「無償の愛」がなんのリスクもダークサイドもなく、無条件に、というか無邪気に礼賛されるのはなんか違和感を感じる。
70点(再)
映画再評価:70点
かなり胸くそでした。
作品としての完成度は相当高いです。
ストーリーや内容だけなら90点クラスの出来です。
かの有名な『容疑者Xの献身』をも越えるでしょう。
二人の父親がそれぞれの気持ち(形)で
娘を守ったという愛。
しっかり表現されていたし、
足が悪いとか、器量が良いとか、
意味ない設定などないくらい
全て推理に必要な要素でした。
推理と心理を両方追及されていて、
更に主人公である湯川の成長にも通じている。
作者は本当の天才なんだと、
改めて実感させられました。
でも胸くそです。
まだ右も左も分からない子どもを、
大人たちが自身の利益のために利用するのです。
1つ目は、湯川によって鍵を盗ませた事。
これによって親戚のおじさんが捕まるきっかけになる訳ですが、アレによって身内が捕まる(壊れる)なんて、考えただけでゾッとします。
しかも、利用しているのが湯川(主人公)とか終わってます。最後にフォローとか入れてもお前が言うなよ状態でした。
2つ目は、殺人の片棒を担がされた事。
こんなん作中でも言ってましたが、フォローとか意味ないです。誰に何と言われても心に傷を残しますよ?
私は子ども自身が考え悪事をするなら、
生きていく為とか、興味本位とか、色々あるでしょうが自分が選んだ道なので、特に何も思いませんが。
自分の知らないうちに、
誰かを傷つけていたなんて
させて良い訳がない!
ましてや純粋な子ども相手に。
素晴らしい作品だったからこそ、
配慮が足りてなくて余計に苛立ちました。
10年前には感じなかった感情です。
たぶん、自分が子供側から大人側へと
目線が変わったのかもしれませんね。
【2025.6.16Netflixにて観賞】
----------------------
《下記は2014.6.30に鑑賞した感想です↓》
映画評価:50点
全体を通して良く出来ていますが
容疑者Xの献身より複雑で分かりにくい、その割りにはインパクトが薄いです
この作品自体は悪くないのですが、前作と比べると普通でした。
タネもビックリする所が無かったですし、殺しの動機も微妙、犯人も予想通りだし、相方が柴咲コウじゃないのも不満。
この作品がドラマや映画の続編ではなく、新作だとしたら60点にはなっていたかもしれない
そんな内容でした
【2014.6.21に地上波にて鑑賞】
やっぱり福山さんがかっこいい
見た後に、心があったかくなる映画。相変わらず福山さんがかっこいい。
「真実を全て知った上で、自分の進むべき道を選択しろ」というセリフがとても心に残った。真実を探究するのが科学者だというが、私たちも常に真実を見極めることが大切だと改めて感じさせられた。
また、恭平くんがすごくいい味を出していた。本当にかわいい。純粋でいて、何も疑わないが故に事件に巻き込まれてしまう。本人はいつかそれに気づくだろう。その時になったら「真実を全て受け止めて、自分の進むべき道を選択しろ」と諭す湯川教授。好きなシーンだ。きっと、大人になることは、多くの真実を知り、それが故に多くの選択に迫られることなんだと思う。
恭平くんは、素敵な大人になるといいなあとほっこり思いました。
全てを知ったうえで、自分の進むべき道を決めるべきだ
映画「真夏の方程式」(西谷弘監督)から。
推理小説の映画化は、犯人がわかっているし、
あまり面白くないだろう、と思っていたけれど、
やはり、脚本がしっかりしていると、違った意味で楽しめた。
東野圭吾さんの原作を意識せず、耳に残った台詞をメモしていたら、
「全てを知ったうえで、自分の進むべき道を決めるべきだ」が
3回も使われていた。
「相手の言い分に耳を貸そうとせず、自分たちの主張を繰り返すだけだ。
今の日本にとって資源の問題は避けられない。
選択すると言っても、ゼロや100を選べと言っているんじゃない。
お互いをよく理解し合って、ベストな方法を探す。そのための議論だろ。
全てを知ったうえで、自分の進むべき道を決めるべきだ」
この台詞は、いろいろな場面で使えるな、とメモをした。
会議・討論だけの台詞ではない。
人間関係、コミュニケーションの話題でも使えるし、
生きかた、人生などを真剣に考えた時にも、使えるフレーズだ。
中途半端な知識と情報で判断するから、ベストな選択ができない、
そんな意味にも取れるからだ。
もう一度、原作を読み返してみうかな、と思える映画作品であった。
全62件中、21~40件目を表示













