劇場公開日 2013年10月19日

「『そして父になる』に似た話だが…」もうひとりの息子 harukitaさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0『そして父になる』に似た話だが…

2014年10月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

WOWOW放送分を録画視聴。

本作は邦画の『そして父になる』と良くにた話である。
出産時に取り違えられてしまった子供と、その家族の苦悩や葛藤を描いている。

ただ本作の場合は異国間、しかもイスラエルとパレスチナという敵対する国の間でのことであるということと、子供が18才になっていることがより複雑にしている。

18年生きてきた自分の存在が間違いだと言われても、そう簡単に言葉や宗教など変えられるものではないだろう。

『そして父になる』は何らかの答えを用意していない開かれたラストになっていたと思うが、本作では若干ではあるが取り違えられてしまった子供の答えみたいなものは垣間見える。

あってはならないことが起きてしまう。
そう言う人生もあるのかと映画を通して改めて考えてしまいました。

harukita