劇場公開日 1958年12月28日

「黒澤映画の冒険活劇の最右翼」隠し砦の三悪人 Kenkuさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5 黒澤映画の冒険活劇の最右翼

2025年8月23日
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鑑賞方法:その他、映画館

笑える

楽しい

興奮

黒澤映画全作クリアを目指した時期があり、その中であまり名作として位置付けられておらず後回しにした作品ですが、実際観たら娯楽性(いまならエンタメ性)高く楽しめました。
いまやスターウォーズ製作時に影響を受けたというのは定説です。私は微妙にこちらを先に見てました。
スターウォーズの第一作は公開時に観たが、この黒澤作品はその1、2年前に見た。スターウォーズを観ている最中になんか似てるぞと思って最後に確信に変わった。
よくできた作品でご都合主義は黒澤の娯楽作品では当たり前なので気にならない。アメリカ映画はかなり影響を受けてます。アラはありますが、映像のダイナミズムは黒澤さん特有です。
一番の見どころは姫の後ろ姿。セリフは下手ですが、旅籠屋での輝くシーンとかラストの優美な姿が映える。
俳優は結局セリフは下手でもいいと思います。三船もセリフは下手です。存在感が全てです。
こんな映画はなかなかできない。

Kenku
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