「ニッポ~ンの観光ビデオ」ウルヴァリン:SAMURAI 13番目の猿さんの映画レビュー(感想・評価)
ニッポ~ンの観光ビデオ
ミュータントとという異端の立場に苦しみながらも人類のために闘い続ける戦士たちを描いたXーメンシリーズ期待の最新作は、なんとウルヴァリンことローガンおじさんの日本観光記となっております。侍女に檜風呂で体を洗ってもらったら新幹線の速さを満喫しながら秋葉原へ、そこでパチンコ屋を見学してラブホテルに宿泊し長崎へ訪れて被爆地を観光、山海の珍味に舌鼓を打った後には黒髪美女に浴衣の帯を直してもらって(これ向こうの男にはたまらんシチュなんでしょうかね?)その勢いで最後にはベッドインです。
いやーこんなニッポン是非自分も観光してみたいですね~。つーかなんでしょうね、ハリウッドの日本観はまだこんな感じなんですかね。こういう刺し箸で周りをびっくりさせるところだとか、『ミスターベースボール』以来変わってないところを考えると、日本以外であってもハリウッドがアジアを描く際にはかなり穿った目で見る必要がありそうです。少し前に『007スカイフォール』で上海が描かれていましたが、絶対現地がみたらアレも噴飯物なのでしょう。まぁ、ガイジンが戯画化した「ニッポン」をローガンおじさんと観光してみるのも、なかなか一興かもしれないので、そういうファンタジーな観光を息抜きにしたい場合には是非どうぞ。
P.S
出てくる日本人男性は全て悪人か馬鹿か馬鹿で悪人かのいずれかです。
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